誠実と充実の間

少々痛飲明けの今日、すこしゆっくりと海へ向かいました。

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ゆったりとひろがる波、心地よい風が吹き抜けていきます。

 昨日は、早めに現場仕事が終わり、久しぶりに打ち上げをしに藤沢へ。

夕方まで、すこし時間があり、ビックカメラの中を散策。いろいろと「欲しいもの」を

見つけてきました。次の仕事が一段落したら、と買う楽しみをこしらえてます。

 久しぶりに「久昇」へ。土曜日で、予約でいっぱい。しかたなく、一軒目は近くのお店へ。

冷えたbeerと串揚げにお刺身。「労働の対価」として、カラダに染み渡っていきました。

 その後、再び「久昇」へ。無理を言って、カウンターに席を用意していただきました。

何度目かのbeerから鯨など。幸せな土曜日を過ごしました。(お酒も、過ごし)

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 今の季節、蓮の花がそこここに開いています。街中の路地の水鉢のピンク。

ちょうど今朝、つぼみが開いてくれました。

誠実に働いたあとには、充実した時間のご褒美がやってきます。

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現場に向かう日

世の中、早めの夏休みモードのようで、海にほど近い駐車場は半分ほどうまっていました。

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 今日は、これから現場に出かけてきます。デスクワークと違って、肩のこらない

体仕事。気楽に、元気に行って来ます。

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 鎌倉の谷戸、今の季節は湿気ています。緑が濃いという場所は、

湿度もあります。杉の床板や漆喰の壁、木の建具のお陰で結露とは無縁ですが、

それでもサラっとはしていません。潤っているととれば、体にもいいと解釈しています。

 外に出かけると、自分のいつもの居場所とは、違う風景が待っています。

ここ一週間はsunマークがちらほら。うっとうしい季節も、終わりに近づき、

次の季節へ、扉が開くのも、もうすぐでしょう。よい、週末を。

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嵐の金曜日を穏やかに

海からの強い南風。砂つぶてによたよたのおじさん二匹でした。typhoon

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なかなか目も開けられずに、砂浜までたどり着かず、踵を返す有様です。

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 昨日から、以前の仕事のまとめを少しずつ始めました。

設計という作業は、たくさんの条件をまとめて、ある一つのかたちにする仕事です。

自問自答を繰り返し、次々に現れる問題を解決する。その中で、見過ごしたり、

おろそかにしたり、掘り下げなかったりしたことの数々。

自分の足跡を少しばかり振り返り、再評価するなかで、得られるものは少なくありません。

特に、個人の事務所の財産は、考え抜いた過程の積み重ねによる、ストックしか

ありません。機会あるごとに、まとめる設計という仕事の答えの数々。

社会的なストックである、街並みや環境の中で、残る建物の存在を支える、考え。

その考えを、積み上げて自分のストックにしていくことが、今後のストック社会に

繋がっていくように思います。

 出来上がった建築のかたち、在り様で評価は決まりますが、与えられた条件を

きちんと使い切ったか?を自分に問いかける時間を持つことによって、

出来上がるかたちを変えていく。「上げて」いくこと。変わり続けること。

 明日を、よりよいものにしていく努力だけは、忘れないでいこうと思う、

嵐の金曜日でした。穏やかなココロとともに。

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光りを相手に

梅雨只中、青空や陽射しがほしい今日この頃です。

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 住まいを設計する時には、たくさんの相手がいます。

そこに住む建て主さん、建てる職人さんはもちろん、役所の人まで。

が、本当に相手として考えるのは、建つ場所の光りや風かもしれませんね。

 窓の位置、一つとっても、つける位置で、見える景色や入ってくる光りや風が

違ってきます。今の世の中では、廻りに家が建っていて、その中にすっぽりと

建てることが多いもの。その限られた、周辺の環境をよく見据えて、窓を考えます。

 見える景色は、直接私たちの目に入ってきますが、光りそのものは、

反射して廻ってきたり、床に伸びてきたり、さまざまです。

 想定したより、家の奥まで入ったり。一所懸命考えると、よい方向に裏切られて、

「いい感じ」の光りになってくれます。悪条件の都市住宅でも、朝日や夕陽のことを、

丁寧に想像して、よい光りや風がうまく入ってきてくれる家ができますように。

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ココロのありかた 向かう姿勢

今朝は、昨日にも増して濃霧の中です。我が家の谷戸は墨絵になっていました。

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 昨日の七夕、願い事の多くは「無病息災」でした。私も、そう願いました。

丈夫な体、健やかな心さえあれば、多くは望まないものです。

 健康な体があっても、心を病んでいる人が、毎日のニュースになっていて、

おもわずため息が続く世の中です。どうあるべきか、よりも、

どうしてそうなるのか、自分なりに考えておくことが、これからは大切ですね。

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 ココロにかたちはなくても、あるべき姿はあると思います。

体の姿勢が大切なように、なにかに向かう気持ちのかたち。

ハートにもすこし前のめりぐらいの、姿勢を持ち続けること。

 理想論者と人が言っても、人それぞれ、自分が信じていることが、

一番強いと思います。あるべき姿というものは、毎日自然が教えてくれました。

どんなささいなことにも「ありがとう」を忘れずに。

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時は 時なり

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 七夕の今日、満月と重なり、暦の上では小暑。暑さが本番を迎えます。

海からの南風が、潮の香りを八幡様の七夕飾りに届けていました。

 流れる雲は低く垂れ込めて、ゆっくりと静かに流れていきます。

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 ここ数日、ゆったりとした時間がとれたので、身の周りのことを、

すこしずつですが見直し始めています。今年の後半の予定から、

三年ぐらい先まで、おぼろげながら、こうありたいと願うこと。

大人だからこそ、夢を見据えて、素直に願うことを忘れずにありたいものです。

 先日、ネットのパスワード、初期の頃のものを入力する機会がありました。

今から10年前のその案内は、パソコン通信の時代。十年一昔、思えば設計の図面も

手書きからCADに移り変わる時代でした。今では、スケッチも画面の中だったりして。

 先のことを考えると、時間はみんなに平等に与えられています。

時は時として、誰にでも、自分の持ち時間を、等しく、くださいます。

 時を、お金に換算する前に、時間のことを考える「時間」こそ持ちたいと思いました。

 恋愛でも仕事でも、与えられた時間の中に「待つ」ことがあります。

「きもち」や「かたち」をつくる、熟成の時間。毎日、過ぎ去る、なにげない時の中に、

残るものがあります。その一つ一つが、思い出やら実感やら確信となって、

かたちつくられるのが、私たちの人生という時間なんですね。

 よい、一日を。sun

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何もしない かまえない

早朝に開く蓮の花、極楽のイメージで遠くへ連れていってくれます。

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咲く花の足元には、アメンボがすいすいと、蓮の葉の間を滑っていきました。

 ひさしぶりに、何もしない週末をゆっくりと過ごしました。

肩の力を抜いて、過ごしていると、普段とは違う景色が目に入ってきます。

ロフトのベットにゴロゴロしながら、好きな建築の本を眺めていると、

今度はこういうイメージで設計してみようとか、いつか訪ねてみたいと

思いを馳せていたり。結局、仕事方面へとアタマは動いていきますが、

リラックスして構えない姿勢でいると、ココロの栄養になる気もしたり。

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 犬は、目にしたものに素直に反応します。遠くを歩く犬仲間に、伏せをして

待ちサインをしてみたり。

 自然体で物事に向かえたら、きっといい答えが見つかると思えます。

くだらない「こだわり」を持たず、身の丈に合った、穏やかな日々を。

 また、よい一週間でありますように。七夕もやってきます。

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空間のビート

西洋の建築は、石やレンガを積んだ厚い壁で出来ています。

日本の伝統建築は、木の柱、梁のフレームに屋根。壁は薄く、障子や襖などの

軽く、動く建具で仕切られています。

 現在でも、木造の家には、木のフレームがつくるリズムがありました。

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 人が歩くとき、それぞれの歩幅に応じて、歩くリズムが生まれてきます。

同じように、建築にも、材料の大きさに応じて、一定の間隔、ビートがあります。

畳の大きさが、「座って半畳、寝て一畳」と言われて、人の体の大きさから、

決まってきたように、経済的に、運びやすい長さ、人が機械を使わずに、

運べる大きさから、ある寸法を持った規格のようなものが出来上がりました。

 伝統的な日本の建築の根底には、その経済性があります。

民家の構造のように、出来るだけ少ない材料で、能率よく、必要な空間を創る。

無駄のでない使い方や、無理のこない使い方。そこには、一定の間隔を持った

繰り返しのリズムが、自然と生まれてきます。

 たくさんのモノがある現代にも、今の時代に合ったビート、鼓動する空間を

シンプルに、力強く、現していきたいものですね。

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 私の家の仕事場。入り口の戸は、以前祖父が建てた家の、納戸の戸です。

ハンガーレールでカーテンのように動きます。

昔の家は、どこも大抵同じような大きさ、高さの建具でした。

 ある規格サイズで作られた、シンプルな「豊かさ」。

受け継いで、潔い建築を、創りたいものです。

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無為と有為

スローダウンしてのんびりしていて、ふと「無為の日々」という言葉が浮かびました。

「なにもしないでぶらぶらしていること」という意味です。が、本来は

「自然のままなこと」とありました。対して、「有為」は「常に変化していくもの」で

現世とかこの世のこと。「有為転変」この世の中は常に変わっていくもの。

人が、無為「自然のままなこと」でいても有為「常に変わっていくもの」である。

 今日という日は今日かぎり。なにもしないでいても、移り変わる人の世。

変わらなきゃ、よりは自然のままに、すこしずつ変わっていくほうが、

性に合っているようです。

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 グレイッシュな景色にも、淡い光りが垣間見え、昨日とは違う風向きで、

雲が流れていく。無為有為は、ひとりひとり、世界中のひとの数だけそこにありました。

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問題意識を持てる

時間が出来た時、みなさんは何をしたいと思いますか?

 私の場合は、たいてい身の周りの整理と、資料の読み直しでしょうか。

自営業者は、いつも自転車をこいで倒れないよう、生活しています。

自転車操業とは、よく言ったものだと思っています。

 普段は、立ち止まって考えるにしても、次の日には忘れていたり、

掘り下げることをしていません。インプットしたものは、咀嚼する時間がいります。

 気づきを得るためには、考えた時間の長さが必要でした。

いい答えは、いい質問から。身の周りにある問題を、自分に対して、どう問うか?

問い続けることが出来るか?日ごろから「思う」のではなく「考える」習慣を持ち、

時間をまとめてとる、努力はしたいと心がけています。

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 仕事は「いっぺんにする」ことを続けていると、時間が出来る、ご褒美がもらえます。

結局、毎日の、たくさんの事柄すべてが、その人の生活に結びついて、かたちになる。

どんなやり方であれ、続けていく意識を持っていたいと思います。

 養老先生は、みんなずーっと意識があると思っているけれど、

寝ている間は無いのだから、人生は点線である。ということを言われていました。

曲がりくねった点線でも、つながっていることには違いないから。

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 犬と歩く時間は、歩くリズムによって、「考える」時間にもなります。

その日その日によりますが。よい、週末を。

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