かたちのないものへのあこがれ
明け方、外に出かけると、粉雪。強い北風に、マフラー、手袋、ダウンの三点セットが
復活。肩をあげて、首をすくめていました。
形をつくる、設計という仕事。建物の形を寸法と材料をつかって決めるわけですが、
光りや風という、かたちのないものを、上手にとらえて、取り込む仕事です。
建物を使う人々の、気持ちに、かたちは、ありません。心地が良いという感覚自体にも、
かたちがない。その、きもちを、どうやって形にするのかが、生涯のテーマです。
WBCの選手たち。野球という世界で、体の型(かた)をひとりひとりが持っていました。
プレイスタイル、チームカラーというのも、実体はないけれども、
トレーナーやマネージャー、スコアラーといった裏方の方々を含めて、かたときもちを、
世界一というかたちにしました。夢を、確かなかたちにすること。出来るのですね。
それぞれが、自分のチームの持ち場に戻って、夢のつづきが始まります。
すこしでも、あやかることができますように。夢とともに。
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