伝える言葉伝わる言葉
ものづくりの現場でも、言葉はとても大切です。わたしたちの建築設計という仕事も、
ものがたりを紡ぐために、言葉を選ぶように、形を考えていきます。
ご存知のように、設計という答えは、作り手によって無数あります。ただ、その答えが
正解であるかどうか。敷地を読む。光りや風、雨の降り方や廻りの大きな環境を、
どう読み込んで、どう解釈するか。そこに、自然の摂理のようなものを、的確に受け取ること
が出来たかどうか。で、よい解答かが決まるように思います。
もうひとつは、実際の作り手である職人さんたちに、選んだ「伝える言葉」を
「伝わる言葉」に置き換えることが必要です。この場合、伝える言葉を、材料やかたちと
するなら、伝わる言葉は図面です。設計図を、的確に過不足無く描くことが、ものがたりを
書くために、言葉を選ぶことにたとえられるように思います。
言葉を、叫ばず、ぞんざいにせずに、丁寧に話す。伝わるためには、伝える言葉の
話し方がとても大事なのは、日々のはなし言葉と同じですね。
海へ向かう道の途中、小さなお店で、夏向きのシャツを見つけました。
作り手の言葉が、聞こえてくるような、涼しげなデザインでした。
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