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身に付く仕事

そぼ降る雨の中、待ちかねた犬と海へ向かいました。水煙をあげて、タンクローリーが

追い抜いていきます。霧雨も段々と強くなって、帰りは濡れて帰ってきました。

Img_3401

 仕事は、誠実に向かったぶん、こちらに返ってくるもののようです。

熱中している時は、自分の目の前の対象しか、見えてません。

仕事の結果も、自分では、自分の目でしか見えません。が、かたちにすると

どこかで誰かが見てくれます。他人が見て「こういう風に思った」と言ってくれることほど、

こちらの力になるものはありません。かけがえのない、人の評価。

 ひとりよがりの、コンセプトや見映えだけの仕事とは違う、地味に見えても忠実な仕事。

設計という「サービス業」のおもしろさ。やっとすこしずつ、わかってきました。

まだ、入り口ですけど。

Img_3402

雲の切れ間に、蒼い空がありました。

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