身に付く仕事
そぼ降る雨の中、待ちかねた犬と海へ向かいました。水煙をあげて、タンクローリーが
追い抜いていきます。霧雨も段々と強くなって、帰りは濡れて帰ってきました。
仕事は、誠実に向かったぶん、こちらに返ってくるもののようです。
熱中している時は、自分の目の前の対象しか、見えてません。
仕事の結果も、自分では、自分の目でしか見えません。が、かたちにすると
どこかで誰かが見てくれます。他人が見て「こういう風に思った」と言ってくれることほど、
こちらの力になるものはありません。かけがえのない、人の評価。
ひとりよがりの、コンセプトや見映えだけの仕事とは違う、地味に見えても忠実な仕事。
設計という「サービス業」のおもしろさ。やっとすこしずつ、わかってきました。
まだ、入り口ですけど。
雲の切れ間に、蒼い空がありました。
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