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2009年6月

場所を思い描くこと

今年上半期の締めくくりとしていた設計コンペ。無事に提出しました!

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 今回は中庭を囲んだ、コートハウスのかたちになりました。

いつものように、敷地を訪ねてその場所に身を置くことから始めました。

「風が通り、光りを取り入れる家」という希望に、どう応えるか。

 廻りに建つ家や、公園の雰囲気。どう陽が射して、風がどう吹いていくか。

建つ場所に立ち、あれこれと思い巡らしました。

 スケッチをはじめて、手を動かしていくと、段々に中庭を囲むイメージが出来上がり、

おぼろげながら、一つの方向性が見えて、手ごたえが感じられました。

 その時点で、一度最初に戻って、もう一案こしらえることをします。

要望を読み直し、違う視点から、別の家を一軒考えるつもりで。

別の案が出来た段階で、最初の案と比較してみます。メリット、デメリットを考えて、

プランの上を歩いて見ます。たいていの場合、最初の案がよいことが多いのは、

敷地を見て、ある直感で方向性が見えているからだと思います。

 考え方の筋道が見つかれば、経験でかたちを見つけることが出来ます。

 日本の家の縁側にある、外と内の間のバッファーゾーンとしての役割。

そんなことも考えながら、水平にひろがっていくイメージを思い描きながら、

中庭を囲んで、光りや風の入り方、人の動き方を考えて、創っていきました。

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 住宅の場合、いつも自分がそこで暮らすつもりで、設計します。

朝起きて、夜寝るまで。夜中にトイレに起きることも考えながら(トイレは寝室の近くに)

 必ずしも、使い勝手だけで、プランが決まるわけではありません。

全体のバランスや周囲の環境、予算全てを考える中で、最適解を見つけること。

 そこには、人の暮らしを預かる、設計者の責任があります。

 「場所を思い描くこと」 の中には、ある家族の暮らしがすっぽりと入ります。

打ち上げる仕事

二日続けて天気予報がはずれ、今朝はいいお天気になりました。

土曜日も晴れたのに、随分と久しぶりの青空に感じられました。

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 今日は、設計コンペをまとめて仕上げ、ドーンと打ち上げます。

昨日、あらかた出来上がり、今日はすこしゆっくりと丁寧に仕上げます。

〆切りは明日ですが、本来の業務も目白押し。ありがたいことです。

 好きな仕事に没頭出来るだけ、本当に幸せなことです。

その恵まれた環境を、設計にも反映出来たら、なおの事。

 ひたすら、誠実な答えを探して、今日一日をよい日にしていきます。

今年前半の締めくくり。よい七月が迎えられますように。

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通じないひとたち

梅雨間の日曜日、橋の架かった境川から海を見ました。

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薄曇りの空、これから蒼くなってくれると、いい海開きになってくれます。

 昨日の鎌倉は、給料日あとの大混雑。現場帰りの疲れた体で、空いている裏道を

遠回りして帰宅。観光のひとたちには、マナーとかエチケットが通じないので、

近寄らず歩きます。

 今朝も、海で大型犬三匹が放されていました。こちらは、ひ弱な雑種一匹。

すごすごと、引き返して来ました。しつけが行き届いていても、所詮動物なので、

なにか起こることもあります。役人のような、物言いは趣味ではありませんが、

他人に対する気づきが、すこし足りないように思います。

 人のふり見て、とはよく言ったもの。目障りなひとだけには、なりたくないもんです。

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 路傍の花のように、さりげなく控えめで。

出先の楽園

七夕が近づいて、あちらこちらに、短冊やお飾りが見られる季節です。

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今年は晴れて迎えられるといいですね。

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 昨日の午後、暑い中伺ったお宅の前には「野鳥の森」がありました。

吹いてくる風が、涼しく、湧き水の小川にはホタルが棲むそうです。

散策に程よい大きさの楽園でした。いつまでも、このままで。

100年後の音

八幡様の弁天池には蓮の花が開きました。週末の海開きを控えて、

滑川には由比ガ浜と材木座を結ぶ木橋が架かりました。梅雨明けはまだまだですが、

早や真夏の気配です。

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 昨夜、BSで小澤征爾さんの100年インタビューを見ました。

西洋音楽の指揮者として、ヨーロッパに渡って50年。半世紀を経た「世界のオザワ」

印象的だったのは「個の重要性」です。

 アンサンブル、ハーモニーの音楽でも、演奏家個人の資質、フィルターを通した表現。

そこに、「個人」が現れるゆえの、ひとりひとりの大切さ。

 高いレベルの演奏力を持った人たちの集まりであるオーケストラを、ある方向に導く

指揮者の仕事。うなずくことのとても多いインタビューでした。

 ドラッカーさんも「100年後のことを考えての仕事」と言っていました。

わたしにとっては2063年。その時が来たら、世界にはどんな音楽が聴こえているのかな。

 よいハーモニーでありますように。

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屋根を見ながら

今日から週末まで現場に出ます。雨が降らなければ、曇りでもありがたい季節です。

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 自分の家の屋根が、家の中から見えるのは楽しい、と言われていたのは

誰だったか。谷戸の我が家も、敷地の段差のお陰で、屋根が見えます。

下は両親の屋根。階段を上がって、見下ろすところが私たちの居間です。

 梅雨の季節の、雨の流れや、冬の雪を屋根の上から見たりしています。

そういうことを含めての広がりが、家には必要かなとも思います。

狭くても、住まいに余白があれば、飽きの来ない家になるような気がしています。

 外に出ると、普段は考えない、身の周りのことを、振り返ったりするもの。

人様の家を考えるベースとして、改めて自分の家を物指しにしていきます。

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絵空の下で

湿った南風が、横須賀線の走る音を、遠くから運んできました。

 今朝の空は、映画の背景のように、広がって雲が走って行きます。

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海から湧き上がって、刻々と姿を変えていく絵空。

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下にいる私たちも、ダイナミックについていこうと思います。

 変わり映えのしない毎日に思えても、すこしずつ移り変わる季節のように。

いろいろな見方が出来ること

町全体が白く霞んでいます。幸いにも雨は上がって、ゆっくりと散歩してきました。

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 物の見方について、ことある毎に考えさせられます。

昨日「夢の扉」という番組で、義手のロボットを手がけられている方も、

見方を変えると、答えが見つかると言われていました。

 印象的だったのは、研究を進める中で、次々と問題が表れる時は、

課題の設定そのものが間違っているのだ、という言葉でした。

 設計でも、最初の方針の立て方がずれていると、うまくまとまりません。

「読み」間違うとでも言ったらいいでしょうか。

 時間を掛けたものを、白紙に戻して、また一から考えるには、勇気がいります。

決断する力がないと出来ないのは、日本のお役所の仕事をよく見ていれば、

わかりますね。方向が間違っているのに、そのまま進めて、どうにも手がなくなっても、

非を認めない。

 私たち、市井の人間は、せめて「相手目線」を携えて、ことにあたりたいものです。

謙虚に、時に頭を下げて。

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小さなヴァカンス

雨音に遅く起きた今朝、止み間を縫って海へと向かいました。

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強い南風、砂つぶてを受けて、足元の犬はクシャミを連発しています。

 商売繁盛のお陰で、なかなか旅にはいけません。いい機会を探して、

折角のことだから、充実させたい、と欲張っていると、なかなかチャンスが来ない。

 本当は、そんな風に自分を納得させて、日常にかまけているのかなとも思います。

本来の仕事をしながら、設計コンペをしていると、そのコンペをしている時は、

一つのヴァカンスになっているのかもしれません。同じ仕事でも、

違う夢を追いかけているような感じです。

 ワークライフバランスって言われていますが、ライフワークになっているので、

どこからが仕事で、ここからがお休みなんて線引き出来ません。

 喉がカラカラになるようなプレッシャーとは無縁の生活。

人それぞれ、仕事の持って行き方は違っていいはずです。

行き方は生き方。今日は、またちいさなヴァカンスへ出かけてきます。

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自分自信

今日はよいお天気で、現場日和。気分よく出かけられます

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 自分に自信が持てるようになったのは、いつの頃からでしょうか?

社会の中では、仕事に対する、他人の評価が得られることによって、

自信になるように思います。

 以前、まだ設計図が手書き(鉛筆で書く)だった頃のこと。

打合せの席で、相手先の秘書の方に「綺麗な図面ですね。」と言われました。

その頃は、出来るだけ丁寧に線を引くことを心がけていたので、

思わぬ方からの言葉に、うれしかったのを覚えています。

 今では、パソコンで図面を書くようになりましたが、同じソフトで同じ図面を書いても、

人によって出来上がりの印象が違います。絵画や新聞の紙面と同じで、

構図やレイアウトが関係します。余白も大事にしたいものです。

 「絵になる」建築は「絵になる」図面から、と思ってます。

 数年前、ある住宅の打合せで、住まわれるお嬢さんから「たくさんのことを、いっぺんに

考えているんですね。」と言われたことも印象に残っています。

こちらとしては、条件を一つずつ加味していって、こういうふうになります、と言っていただけ

なのですが、相手にとっては不思議に思えたようです。

 経験を積んでいくと「引き出し」が増えて、問題が起こっても、「答え」を出せるように

なってきます。あくまで、謙虚に相手側にプラスになるように、答えること。

 職種に関わらず、仕事に自信を持っている人は、「それは出来ません」とは言いません。

全ては出来なくても「こうならば、どうですか。」とその時点で可能なベストを提案することが

いい「仕事人」の評価だと、私は思ってます。

 人からの依頼を、かたちにして返すことを「信頼」と呼ぶのかもしれません。

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 一日の仕事を終えてのビール。格別な季節がやってきてます。(結局そこか)

自然にフォーカス

朝から気温が上がって、遠く霞んでいる金曜日となりました。

 相手先の都合で、打合せが午後からになって、すこしゆとりを持てる日です。

仕事は、相手があってこそのもの。そして、対等であるもの。相手に無理に合わせること

、へりくだることなく、自然な信頼関係を持つ。時間の積み重ねでもありますね。

 ものづくりも、物という相手との関係づくり。身の周りの、人と物の、よい関係づくりが、

仕事というものの基本と言えると思います。

 好き嫌いもありますが、まずは、人であれ、物であれ、目の前の対象に素直に会う。

これに尽きると思ってます。

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朝のマジックアワー

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梅雨間の朝焼けが今朝もきれいです。すこし蒸し暑い日になりそうです。

 夕方の黄昏、夜へと移り変わる時間を、マジックアワーと言いますが、

朝にも同じ時間があります。つかの間に現れては、消えてゆくグラデーション。

かけがえのないひとときです。

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 今日から、現場の日々。設計というものは、机にむかい自分で考える

いわば孤独な作業です。人と協働していても、物事を決めるのは、あくまで個人です。

が、ひとりでは作ることが出来ないのが建築。多くの職人さんたちが、汗をかいて

創ります。その意味でも、現場が第一。図面の上で勝負する設計屋は、

現場でよく学びます。時々、冷や汗かきながら。

素晴しきこの世界に

ゴロ!ピカ!ザァーの雷雨が過ぎ去って、鳥のさえずりが響いています。

 今朝は、なぜかルイ・アームストロングの歌が、アタマのなかでリフレイン。

有名な「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」永遠のスタンダード。スペースシャトルの

ウエイクアップコールで、地球の蒼さにぴったりの曲、覚えていますか?

 たくさんの曲の中で、スタンダードとして残るもの。単純なメロディーに普遍的な歌詞。

時を越えて残るものには、なにか共通するものがあると思います。

 建物にも、その国の民家にある普遍性。そこに暮らす人々の、生活を映す鏡のような。

移り変わる世界にも、活き続けるなにかを、現す仕事を、今日も考えていきます。

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伸びしろは、動いたぶんだけ

今朝は、北からの涼しい風に、蒸し暑さもやわらいで始まりました。

 これから、一級建築士事務所の登録更新手続きに出かけてきます。

受付が神奈川県から、社団法人の建築士事務所協会へ変わりました。

 役所の業務は、委託して、楽に、私たちは、書類の書式が変わるたび、

作り直して、業務増えて。。。。

 たかが、書類ですが、こちらは登録しないと、仕事が出来ません。

役所の人は、偽造しても、お給料が出ているようですが。

 さて、五年毎の三回目、十年一昔、また次の十年、一からスタートします。

 人の伸びしろは、年齢に関係なく、自分が行動したふり幅で拡がるように思います。

一級建築士の資格を取ったのは、平成2年。現在までに、社会環境は目まぐるしく変わり、

建築士は偽装の渦に。今後の二十年、より厳しくなるのは確実ですが、

伸びしろは増えていきます。動いた分だけ、かたちになるはずです。

平成の次の時代を、視野に入れながら、「向いているほうが、前。」の精神で。

 地に足つけて、今日から、また一歩ずつ、確かに。

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犬ペースの生活

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由比ガ浜では、海の家が建設中。あと二週間もすれば海開きを迎えます。

設計コンペの〆切りもちょうどその頃。いい案がまとまってきて、いい感じです。

 日々の暮らしは、犬の散歩のスケジュールに左右されます。現場に出る前も、

五時起きでこなし、夕方再び出かけたり、ワンペースの生活です。

 生き物を飼うことは、命を預かること。家の設計も、人々の暮らしを与ること。

いつの世も、ある覚悟がいることです。でも、筋を通す暮らし方の核になりますね。

 声高に言わず、淡々と受け入れる日々の中で、また新しい一週間がはじまりました。

よい一週間でありますように。お天道様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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昇る朝日と暮らす

二日続きで現場に出ると、足がくたびれている、おじさんです。トホホ。

毎朝の犬散歩とは、使う筋肉が違うようで、グターっとして犬のようでした。

 デスクワークをして、パソコンに向かっていても、日の具合で自然を感じることは、

私たちには大切です。やり始めないと、出ないやる気と同じに、光りを感じなければ、

身体は目覚めません。クリアーなアタマは、身体の上に乗っかっていますから。

 体が唯一の資本主義。目覚めてから、午前中が勝負の毎日です。

いい職人さんも、午前中にあらかた仕事の目安をつけてしまうと聴きました。

いい段取りと、仕事の密度。充実した、暮らしには、お日様と仲良く一緒に動くのが、

肝心のようですね。梅雨の季節だからこそ、陽射しと共に暮らしていきます。

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地に足つけて

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最近、ニュースのコメントで「落としどころ」という言葉がよく聞こえてきます。

「妥協」の産物である政治はそれでいいのでしょう。けれど、日々懸命に生活している

私たちは、毎日が「勘所」相手です。ソフトランディングなんて、甘ちゃんな言い方とは違う、

意志を持った居場所のことです。仕事を、誠実なものにするには、かんどころを押さえて、

次を目指さなければなりません。こころざしを確実なものにするには、自分で続けていくしか

ありません。時に流されず、不易なものを追い求めていく。

 蒼茫でありたいものです。

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現場で見る星

今日から、しばらく現場に出る日が多くなります。暑くなりそうです。

 シックハウスという言葉が、一般的になって久しいです。

いつの頃からか、住宅の現場で☆を見る機会がとても増えてきました。

使われている材料を、設計図の仕様通り入れてくれたかな?と確認します。

気心の知れた工務店さんの場合はいいのですが、初めてお手合わせ願う方々だと、

念のため、一つ一つ。既にメーカー側の自主規制で、少ないと思いますが、

監理報告書に添付して、建て主さんにお渡しします。でも、試験通りの品物でない

偽装も後を絶たないことへの対処。一個人事務所は、なすすべなく、丁寧な説明と

信頼関係しか確かなものはありません。

 誠実に仕事をしていても、工事代金だけ受け取って、破産するニュースが聞こえてくる。

いつになったら、いい設計環境になる日がくるのでしょう。希望の星だけは、胸にしまって

また☆を見に、現場に行ってきます。

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記憶の片隅に

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旧暦では、今日が入梅です。ふさわしく雨降りの朝です。せめて写真はよいお天気で

 ここしばらくは、現場に出たり、雨の止み間を探して、犬と右往左往する季節です。

街中で生活していると、今が田植えの時期であるということすら忘れて過ごしますが、

自然の中に身を置けば、感じるものは変わっていきます。

 夕立の後、雨上がりのアスファルトの匂いや、風が運んでくる雨の匂い。

ふいに、遠い昔の風景を思い出すことがあります。匂いは、記憶と結びついていると

聞いたことがありますが、私にとっては「音楽」もそうです。

 今でもカーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」の歌いだしを聴くと、

仙台の小さなレコード屋さん、雨降りの道路の光景がほのかに思い出されます。

 この季節、外に出るのが、すこし億劫になりますが、犬がいるとそうも言っていられない。

外に身を置くと、感覚が開かれる自然さを忘れずに、意識していくと、

毎日のこと、ささいなこと、いつの日にか、また雨の匂いとともに、思い出すのでしょう。

設計コンペの面白さ

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今日〆切りの設計コンペですが、先週に提出しました。

卒業設計が遅れ、大学の卒業式を欠席した自分とは、もはや別人です。

 ネット上の設計コンペは、建て主さんの顔は見えません。が、

具体的な要望はあり、その文面からは人柄が垣間見えるものです。

 敷地を実際に見て、よく考える。のは、どんな設計でも変わりません。

かえって先入観をもたず、素直に建つ場所と向き合えるようです。

 いつも、自分が暮らすように、プランの中を歩き回り、思い巡らし、

かたちをつくります。あーでもない、こうでもないと考えて、段々にかたちにしていく。

こしらえる、という感じでしょうか。居心地を具体的な形にするのは、面白く

時間を忘れることが、よくあります。自分が最初の住人になった気持ちにもなります。

 今回、10作目になりました。今までで、一番のお気に入りです。

実際建ったら、居心地いいことうけあいです。また、次も楽しく始まりました。

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見えないからこそ

「エースをねらえ!」の中で、コーチが気の入らない選手たちに、

「お前たちは、五体満足だろ!」と叱る場面があって、ずっと覚えています。

 人は状況が安定すると、そこに安住するものです。誰でも、好き好んで火の粉は

かぶりたくないもの。が、そこでひとつ考えることがいるように思います。

 わたしたちは、そもそも自然体で日々刻々と移り変わっています。

心身のバランスの上、不安定の上に安定しているとするなら、どんどん変わろうと

する方が、よりよく安定する条件のように思えます。理想論と言われても、

向上することは、変わったことに他ならないと思っています。

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 外からの問いかけがなくても、自分が動くことで、見えるものは変わります。

目にはみえなくても、普遍の真理は、そこにある。なにを目的とするかは、人それぞれ

ですが、何かに向かう歩みは、皆同じです。盲目のピアニストが、ピアノと一体になって

一緒に鳴っている状態のように、自分も近づきたいと思います。

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日常の風景

休みの日の鎌倉は、人通りがとても多いので、犬の散歩も一苦労です。

家人が買い物の間、足元の二匹をわき道へ。鎌倉に多い狭い路地を抜けると

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江ノ電の線路に出たりします。沿線にはたくさんの路地。一度藤沢までの

全路地を踏破したらおもしろそうです。老後の楽しみにして。

 ほぼ日で糸井さんが、11周年のメッセージの中で、なんでもない一年でも

根を生やすことは出来る。と言われていました。さっきのニュースで、

サッカーの三浦カズ選手も、本戦進出に「ワールドカップ代表を目指して」

毎日積み重ねていくとコメントしていました。

 普通の月曜日にも、続けていく日々のこと。誰もが、前を向く朝でありますように。

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そうかい爽快

今朝は、サッカーの余韻と暑さが迎えてくれました。

 水曜日〆切りの設計コンペ。また、満足のいく仕上がりになりました。

一週間ほど前から、ブラッシュアップ。自分が住みたいと思う家を提案出来ます。

早めにアップして午前中に提出しようと思います。いいお天気ですし。

 何かをかたちに出来ると、やり遂げた満足感があります。

仕事がうまく仕上がった時の爽快感は、季節によらず、心地よいものです。

この充実した心持、散歩のあとの犬たちには、わからないだろうなあ。

でも、満足した顔だけは、私と同じなのかもしれません。

よい、日曜日でありますように。

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同時代のクリエイション

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(地下鉄表参道A3出口の目の前↑)

原宿表参道のアートスペース・リビーナにて「ニホン画」展が明日まで開かれています。

阿佐ヶ谷美術専門学校の卒業生で、現在はプロの方々のイラスト展です。

作風は、様々ですが、受け手の私には「わかる」感じがしました。同世代の友人が

描くものは、当然そこに作者の個性が反映されています。が、その個人を超えた、

同時代の感覚、いままで見聞きしてきたものが、同じであること。そのことから

「わかる」ように思います。なにかをクリエイト、創造する土台には、今の空気感が

おのずとあるのでしょう。創造する仕事、分野は違っても、いい刺激をもらいました。

 さて、その足をすこし伸ばして、次の設計コンペの敷地を見に行きました。

おとなりに、忘れられたような公園がありました。遊び場の少ない鎌倉で、

遠い子供の遊び場に連れていったことから考えて、隣の公園はうらやましい。

 しばし、廻りを眺め、その場所の雰囲気に浸っておりました。

グーグルでは、画面上で見られるその場所。でも、そこの空気や身を置いて感じる

広さ、音、気配。自然に対して、創造するべき建築を考える上で、実際その場に行って

わかることは、とても多いです。クリエイトする、土台として、ありました。

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インプット多目の日

予報通りにパラパラと降り出しました。今日は、都内へ出かけてきます。

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 養老先生がよく、人間は入出力の繰り返し、だと言われています。

インプットしてアウトプットする、よく学ぶものはよく事を成す。

 よりよい設計をするため、吸収するものは山ほどあります。

限られた時間の中でも、自分の直感というアンテナの感度を上げていく。

人の頭は、関心のあることに目がいく能力を備えているそうです。

五感で感じる入力に、無意識に続いている入力。

見えない風が、今日も吹き抜けていく金曜日です。

ココロとアタマに栄養補給して、よい週末を迎えます。

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時に立ち止まる意味

すっきりしない季節が始まりました。グレイッシュな空、かえって光りが印象的な朝です。

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 仕事を一区切りつけて、今週はすこしゆっくり過ごします。この季節は、体にも湿気が

溜まるそうで、すこし余計に身体を動かして、代謝を上げつつのんびりツーウエイで。

 建築の設計は、ある時点で、時を止める仕事でもあると思います。建てる場所や

予算、建てる人の都合、条件をまとめて答えを出す。その時に、その時点で一回、

動かせない形の中に、合意という時間を閉じ込めます。移ろう時間を、ある時間に固定

しなければ、建築は出来上がりません。その建築が、時の試練にさらされるのは、

逆説的ですが、社会の中での経済行為の一つである建築、期限があるのは自明のことです

 建築を作り上げるには、半年、一年の時間がかかります。つくっている間にも、刻々と

時間は過ぎていきます。流れ去る時に、陳腐にならない建築には、作り手の込めた

時間が現れるものなのかもしれません。時に立ち止まり、作り手の立場を離れて、

建築に向き合う時間を持つ。時間は誰にでも、平等にありました。

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ココロを開く

海からの南風、湿気を含んでいて、梅雨入りが近いことを伝えています。

 八幡様の境内で、鴨がこっちへ近づいて来ました。足元の犬も気にせずに

「グワグワ」と挨拶をしながら。何か言いたげに。

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 この鴨のように、オープンな姿勢。見習いたいものですね。

人に対するとき、はなから、対していない姿勢。フレンドリーに自分から向かうこと。

 いつもいつも、心を開いて明るくいることは、とてもむずかしいけれど、

心がけることは出来ます。オープンマインドは、人生の基本のように思えます。

両手をひろげて会いに来てくれるひとに、人はココロを開くものだから。

 夏に向けて、由比ガ浜には電信柱が立ち、海の家の土台が作られはじめました。

なるたけ、心地よい六月でありますように。鳥の目線で見てみましょう。

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前向き写真の日

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昨日は、夕方の雷雨明け、綺麗な空が拡がっていました。

 今日は、よいお天気明日から曇り空が続くようなので、

コンペの模型写真を撮ります。昨日は、淡々と撮影しました。

今日は、すこし丁寧に時間を使って撮りたいと思います。

 気持ちというのは、空模様と同じで、日々刻々と変わっていきます。

背筋を伸ばして、肩のちからを抜いて、すっと自然体で立つ。

そのまま、一日過ごす中で、よい一枚が撮れたらいいなあ。

 人に何かを伝えるために、撮る写真。たとえ、模型写真であっても、

一つ一つなるたけおろそかにせず、丁寧に撮ろうと思います。

 お気に入りの出来上がり、ひとつでも多く。欲張っていきます。

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気抜けの月曜日

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日曜日は、一日順延の体育祭でした。天気予報がよい方にはずれ、陽射しのしたで

声援出来ました。彼方の海を見ながら、いい時間を過ごしました。

 土曜日に、パソコンのセキュリティーを更新したところ、メールもネットも繋がらなく

なりました。エラーメッセージを検索しようにも、ネットに接続出来ません。

解決の方法がわからないことほど、精神的にひっかかることはありませんね。

青空の日曜日、すこしうつむいて過ごしていました。

 一夜明け、先ほど出掛け前に、タメイキまじりに、設定をいじっていましたら、

なぜかつながりました。あまりのあっけなさに、拍子抜け。直ったら集中して仕事と

思っていた気持ちのほうが、しぼんでいきました。

 こういう週明けは、一日気を抜いて明日に備えたほうが得策と、よいほうに解釈して

「ほう」が多い月曜日です。よい、一週間を。

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