時に立ち止まる意味
すっきりしない季節が始まりました。グレイッシュな空、かえって光りが印象的な朝です。
仕事を一区切りつけて、今週はすこしゆっくり過ごします。この季節は、体にも湿気が
溜まるそうで、すこし余計に身体を動かして、代謝を上げつつのんびりツーウエイで。
建築の設計は、ある時点で、時を止める仕事でもあると思います。建てる場所や
予算、建てる人の都合、条件をまとめて答えを出す。その時に、その時点で一回、
動かせない形の中に、合意という時間を閉じ込めます。移ろう時間を、ある時間に固定
しなければ、建築は出来上がりません。その建築が、時の試練にさらされるのは、
逆説的ですが、社会の中での経済行為の一つである建築、期限があるのは自明のことです
建築を作り上げるには、半年、一年の時間がかかります。つくっている間にも、刻々と
時間は過ぎていきます。流れ去る時に、陳腐にならない建築には、作り手の込めた
時間が現れるものなのかもしれません。時に立ち止まり、作り手の立場を離れて、
建築に向き合う時間を持つ。時間は誰にでも、平等にありました。
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