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2009年7月

ごほうび休み

七月の終わりに、お休みをもらいました。といっても、自由業。自分で決めた訳です。

いつもより、二時間くらい遅く出かけた海は、静かに涼しい風が吹き抜けていました。

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 先日、サプリメントの話を聞いたなかで、心と体の栄養は違うというお話がありました。

カラダに効くサプリメントは、わかり易く、みんなとっているけれど、ココロに効くサプリは

おろそかになって、不足して、バランスを欠いている。というような内容でした。

 独立して、一番変わったことは、ストレスが無くなったことでしょうか。

全て自分で決められる自由。もちろん、相手先の都合に合わせたり、設計をする上で

様々な制約があります。が、地球の上で暮らしているのですから、たくさんの制約の中から

なるべく省資源や少ない時間で出来るだけ自由に、と考えるほうが、より自然に思えます。

 適度なストレス、それも自分の決めた範囲のストレスは、モチベーションになりこそすれ、

決してフラストレーションにはなりません。よく「自己責任」といわれて久しいですが、

そも自分の生き方ですから、人に言われなくても、責任持っていきます。

 ココロに効く栄養の素は、音楽だったり、風景だったり、本の中にあったり、

一杯のグラスの中にあったり(それはカラダの栄養)、身の周りにあります。

 明日から八月。晴れたら、暑くなりそうです。その前に、一足先に、

晴れたココロを用意して。

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こちら側の公約

潮の引いた海の先、帯のように朝霧がかかっていました。

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今日は、より蒸し暑いそうで、早めに仕事をまとめてリラックスの海へ

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 選挙を控え、マニフェストが掲げられています。

自営業の日々では、約束の納期を守り、実行することが当たり前です。

ことさらに、掲げない公約と言えると思います。

 仕事の相手先のために、誠意を尽くす。たくさんの人々がそうであるように、

まっとうに働いてこその、幸せの約束だと思います。日々是好日。

イタリアの風景1

谷戸は朝霧で真っ白。明け方、日暮の合唱で目覚めました。

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しばらく行けてませんが、イタリアは住みたいくらい性にあっていると思っています。

食べ物が、口に合うし、街中が建築やデザインの宝庫ですし。

そのイタリア、塔の国といってもいいくらいに、そこここ町ごと、曲がり角ごとにあります。

写真は、有名なシエナのカンポ広場の塔です。貝殻のかたちにひろがる広場の、

扇の要に位置します。上まで階段で上れるのですが、まだ行けてません。

杖をつく年になる前に、ぜひチャレンジしたいものです。

 日ごろ、使っているベロールの色鉛筆にSIENNA BROWNという色があって、

ちょうど塔のレンガ色に近いのでした。スケッチでその色を手にするたびに旅、

行きたくなります。

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 起伏のあるイタリア。広場もけっこう傾斜があって、人が集まり易くもあったりして。

魅力は、女性と同じで尽きないものです。

仕事日和

お祭りも無事終えて、現場へ出て、今日はデスクワークとなりました。

明日も現場に出るので、今日は集中して片付けます。

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 面白いもので、朝すこし遅く始めても、終わらせると思っていると

出来上がってしまうもののようです。「仕事も気から」言えると思います。

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 今年も、懐かしい「夏のクラクション」が聴こえてきました。

「夏への扉」聴きながら、仕事日和を楽しみつつ過ごします。

まだですか?

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 今日の散歩はまだですか?もうすぐ行けますか?どうですか?

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 わたくしのほうは、別に行かなくても、ご飯があればよろしいのです。

ことほどさように、意見はまとまりません。古だぬきの集まりのような、人間社会の「政治」

よりは、人に迷惑かけるでもなし。とは、意見の食い違う、犬の言い分でした。

 週末の、八月を良い月に。

日常の、はてな?を持つ

すこしひんやりとした南風、連日の朝霧で海は霞んでいました。

今日は、これから暑くなりそうですが、お祭りがて良かったです。

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 お祭りの準備で、幟をたてたり、ぼんぼりの杭をうったり、しめ縄をゆったりしていると

どうしたらやり易いか、楽か?など、はてなと思うことが多いです。

 昔の人は、もっと暮らしの中での、?はてなが身近にたくさんあったと思います。

もののない時代、身の周りのものを、自分たちで手作りしていた時代、今のように既製品が

当たり前でなかった時には、もっとこうしたら?と考える機会がたくさんあったことでしょう。

 いかに少ない労力と資源で、まかなうか。が、昔の人の知恵だったと思います。

 情報の時代にも、成る丈日々の暮らしのなかで?を忘れずにいることで、

よりよい明日を迎えられるような気がします。

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朝霧 陽射し ぼんぼり祭り

夜中の暴風雨が過ぎ去って、鎌倉の朝は霧の中ではじまりました。

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すこしひんやりとした、強めの南風が吹き抜けていきます。

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霞んだモノトーンの景色の中から戻ると、薄日がさしてきました。

今日、明日、うちの坂では、八幡宮より一足早くぼんぼり祭りをします。

天気にちらほらとマークが現れて、まずは一安心です。

 子供たちに準備を委ねて、すこしのんびりとした週末を過ごします。

八月の暑さに備えて、ココロにも栄養を。

たびたびの旅へ

前線が居坐る、梅雨のような只中、現場に出かけてきます。

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 今は亡き、旅する建築家、宮脇檀さんの「度々の旅」を読み返していました。

近場ですが、現場も旅には違いありません。懐かしいヨーロッパの旅の写真も

乗っけてみようと思います。商売が同じだと、旅行へ行った先で撮る写真も

有名な建築を、同じようなアングルから撮っていたりします。

 設計屋のフィルターというか、バイアスがかかっているのかもしれません。

建物や風景ばっかりで、いわゆる自分の記念写真はなかったりして。

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 ところは、ローマのコロッセオの近く。発掘しているのに、

陽気でとても楽しそうです。お国柄です。お兄さんのトレーナーは「ルパン3世」だし。

イタリアの地面の下は、全部が遺跡なのかもしれません。

 生まれ変われるならイタリア人がいいなあ。

やること少なめの日

大暑の今日、最高に暑い時期なはずが、梅雨に戻ったような朝です。

23日でふみの日でもありますが、季節は明日から残暑見舞いに移っていきます。

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 明日の現場に備えて、いい具合に午前中で仕事を切り上げて、午後は休憩の日。

気になる本など、読み始めて、楽しい午後にしようと思います。

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 面白いもので、今日はゆっくりなどと思っていると、仕事の依頼が来たりします。

沈思黙考 実行 犬の散歩も済まし、自分をねぎらいつつ、静かな木曜日をよろしくです。

心地よさへの準備をする

生まれた季節以来の、折角の皆既日食も、雨降りとなりました。

雲の切れ間も、生まれてはくれないのかな。

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 デザインの仕事の上でも「つくりおき」をすることがあります。

右から左へ、取ってだしをしなければならない設計もあります。

芸人さんのネタ帳のように、いつか使おうと思って、置いておくこと。

 何かを生み出すには、ある時間がどうしても要ります。

そのために、する「つくりおき」。完全なかたちでなくても、下ごしらえぐらいで、

いくつも、手元に置いておく。時間を相手にする商売は、すこしずつ先を見て、

こしらえる、気長な仕事です。「熟成」させるには、時間を味方にして、

助けてもらう準備期間がどうしても要りますね。どんな仕事でも、もとになる

大きな考えは、日々の小さな考えを、引き出しに置いておくようなことから

生まれるように思っています。

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仲良しのかたち

二人の距離は、つかず離れず、同じ方向を見ています。

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 時を同じくする、二人の生活には、心地よいパターンがあると思います。

いいリズムで、オンの時オフの時それぞれに、寄り添うビート。

 パートナーのさりげない仕草は、日々の暮らしのアクセントやスパイスにもなる。

移ろう季節、みなさんの廻りには、どんなかたちがありますか?

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ささやかに すこやかに

海の日の海、海に近いパーキング、満車で入り口にもう並んでいました。

人も車も、海へと向かう、暑い週明けとなりました。

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 夏の日差しに、波しぶきが白い霧になって、遠くがかすんでいます。

今日は、午前中、週末のぼんぼり祭りの準備をします。

いい汗かいて、夜は一日早い誕生祝。両親たちと、ささやかながら、

みんな健やかに迎えられることに感謝して、おいしい夜をおくります。

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 海のように、ひろがるココロで、よい夏休みを過ごせますように。

海の日を前に

朝の散歩、出会うのは、カラスとゴミの山。夏の海はその頻度が上がります。

エコがどこでも目に付くのと同じで、鎌倉の町なかにはゴミが落ちています。

世界遺産に登録を目指しているのに、足元を見れば、お寒いようです。

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 美しい心は、目に見えません。同じように、醜い心も。

でも、身の周りを見れば、醜さはゴミに変わって散らばっているのかもしれません。

風に吹かれて、犬の足元に飛んでくる、コンビニのレジ袋。拾うくらいしか出来ませんが、

どこへいっても、自分の歩いたあとの後始末ぐらいは、してこようと思います。

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人の居場所

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 設計の仕事は、人の居場所を創ることです。

場所という縦糸と、時間という横糸を紡いでいく仕事。

 人と人との関係が、希薄になって、「居場所」がない、と言われて久しいですが、

自分ひとりでも、掘り下げることは出来ると思います。

 作り手の人の寿命より、永い間、残る場所をつくること。

たかが人間、されど人間。すべてを肯定した上で、何をつくるか、考えることは、

終わりのない旅のようなものでしょう。人生と同じかな。

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 光りや風を追いかけていくうちに、かたちが出来たら、本望ですね。

しかめっ面より笑顔

現場に出た日の、一日の終わり。が染み渡っていきました。

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犬を連れて歩いていると、微笑みかけるのは女性です。

 男性、それも定年後と見受けられる方々は、一概に不機嫌そうです。

苦虫をかみつぶしたような。愛想笑いをしろとはいいませんが、少なくとも

普通のリラックスした表情で、歩けないものでしょうか。

 人は、作り笑いでも、ご機嫌よくなる生き物だそうです。

ボニーピンクの「しかめっ面ではゆがんで見えてしまう」は、当たっているなあ。

 ココロにも、しかめっ面する時が、たまにはあってもいいけれど、

出来るだけ上機嫌でいたほうが、いい気がします。

 自然の風景は、見方によって、いつも微笑んでくれているように見えるものです。

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 空の模様が波に映るように、気持ちにも光りや風を映して。

見る目を養いに

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カットガラスを透して差し込んだ光りは虹色でした。

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蓮の花の白も光りを浴びて微笑んでいるようです。

 今日は、現場に出ます。一気に夏になった景色に、夏の色を探しに行って来ます。

気づく感覚を持つ

梅雨明けのニュースを聞く前の日、朝の空気で真夏を感じることが出来ました。

明らかに日曜日の空気と違う、光りと風に満ちた朝。だてに、毎朝海の風に吹かれている

だけじゃなかった、と自分の感覚に、すこしうれしくなりました。

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 人の気持ちは微妙なもので、刻々と移り変わるものだと思います。

何かの変化に気づいたり、こうしようと思いついたりするきっかけは、意識してというより、

カラダを動かした結果であることが多いように感じています。

 アイデアを得たいとき、机の上でウンウンとうなってひねり出すことも、よくありますが、

現場に出たり、人と会いに出かけたりして、違うことをしてきた時に、ふと浮かぶアイデアも

確かに経験します。昨夜も、ひとつの考えが浮かびました。「数字」すうじについて。

 デジタルの社会や経済のお金の単位としての数字と、カラダに合った大きさや握りやすい

手摺の太さを表す、寸法としての数字。二つのベクトルがある数字を相手にするのが、

建築の設計にも当てはまります。懐が暖かいとよくなる気持ちをココロとすると、

カラダに馴染む服や靴の延長としてある「住処」。

 様々な数の寸法や、予算という数字を、今日も相手に心と体を鍛えます。

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 季節を前倒し。海の家とクリスマスツリーが一緒にありました。

時を切り取る時

「建築は残るものだから」社会や廻りの環境に対して責任があると、尊敬する

建築家吉村順三さんは言われていました。風景に対して責任を持つということは、

過ぎ去る時間の流れに耐えるものを創りなさい。と、言われていたと思っています。

 よく考え抜かれたデザインには、おおらかな全体と細やかな部分が品よく調和しています。

「品」を醸し出すには、ものや場所の本質を見抜く眼力と、時間をかけて練り上げる意志。

その両方が求められると思います。限られた予算や時間の制約の中でも、集中して

事にあたるちから。時代は移り変わっても、ものづくりの本質は、作り手の意志によって

時代を切り取ることにあると思います。

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 以前、友人が贈ってくれた写真。88年5月のオランダから届きました。

夏への扉を開く

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 今朝は、真夏の空気が満ちていました。昨日までとは、明らかに違う光りと風。

ドアを開けて、陽射しの中へ、飛び出す季節が始まります。

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 今年の後半、いいスタートがきれました。内実と充実、自分の進む方向を

見ていこうと思います。決断しないと、どこかの選挙結果みたいになるもの。

 市井の私たち、ひとりひとりは、毎日のちいさな選択が、暮らしに結びついています。

声高に言わなくても、自分たちの行き先ぐらい、みんな知っていると思う。

 夏の扉を開け放ち、よい夏を迎えましょう。よい一週間を

誠実と充実の間

少々痛飲明けの今日、すこしゆっくりと海へ向かいました。

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ゆったりとひろがる波、心地よい風が吹き抜けていきます。

 昨日は、早めに現場仕事が終わり、久しぶりに打ち上げをしに藤沢へ。

夕方まで、すこし時間があり、ビックカメラの中を散策。いろいろと「欲しいもの」を

見つけてきました。次の仕事が一段落したら、と買う楽しみをこしらえてます。

 久しぶりに「久昇」へ。土曜日で、予約でいっぱい。しかたなく、一軒目は近くのお店へ。

冷えたと串揚げにお刺身。「労働の対価」として、カラダに染み渡っていきました。

 その後、再び「久昇」へ。無理を言って、カウンターに席を用意していただきました。

何度目かのから鯨など。幸せな土曜日を過ごしました。(お酒も、過ごし)

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 今の季節、蓮の花がそこここに開いています。街中の路地の水鉢のピンク。

ちょうど今朝、つぼみが開いてくれました。

誠実に働いたあとには、充実した時間のご褒美がやってきます。

現場に向かう日

世の中、早めの夏休みモードのようで、海にほど近い駐車場は半分ほどうまっていました。

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 今日は、これから現場に出かけてきます。デスクワークと違って、肩のこらない

体仕事。気楽に、元気に行って来ます。

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 鎌倉の谷戸、今の季節は湿気ています。緑が濃いという場所は、

湿度もあります。杉の床板や漆喰の壁、木の建具のお陰で結露とは無縁ですが、

それでもサラっとはしていません。潤っているととれば、体にもいいと解釈しています。

 外に出かけると、自分のいつもの居場所とは、違う風景が待っています。

ここ一週間はマークがちらほら。うっとうしい季節も、終わりに近づき、

次の季節へ、扉が開くのも、もうすぐでしょう。よい、週末を。

嵐の金曜日を穏やかに

海からの強い南風。砂つぶてによたよたのおじさん二匹でした。

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なかなか目も開けられずに、砂浜までたどり着かず、踵を返す有様です。

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 昨日から、以前の仕事のまとめを少しずつ始めました。

設計という作業は、たくさんの条件をまとめて、ある一つのかたちにする仕事です。

自問自答を繰り返し、次々に現れる問題を解決する。その中で、見過ごしたり、

おろそかにしたり、掘り下げなかったりしたことの数々。

自分の足跡を少しばかり振り返り、再評価するなかで、得られるものは少なくありません。

特に、個人の事務所の財産は、考え抜いた過程の積み重ねによる、ストックしか

ありません。機会あるごとに、まとめる設計という仕事の答えの数々。

社会的なストックである、街並みや環境の中で、残る建物の存在を支える、考え。

その考えを、積み上げて自分のストックにしていくことが、今後のストック社会に

繋がっていくように思います。

 出来上がった建築のかたち、在り様で評価は決まりますが、与えられた条件を

きちんと使い切ったか?を自分に問いかける時間を持つことによって、

出来上がるかたちを変えていく。「上げて」いくこと。変わり続けること。

 明日を、よりよいものにしていく努力だけは、忘れないでいこうと思う、

嵐の金曜日でした。穏やかなココロとともに。

光りを相手に

梅雨只中、青空や陽射しがほしい今日この頃です。

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 住まいを設計する時には、たくさんの相手がいます。

そこに住む建て主さん、建てる職人さんはもちろん、役所の人まで。

が、本当に相手として考えるのは、建つ場所の光りや風かもしれませんね。

 窓の位置、一つとっても、つける位置で、見える景色や入ってくる光りや風が

違ってきます。今の世の中では、廻りに家が建っていて、その中にすっぽりと

建てることが多いもの。その限られた、周辺の環境をよく見据えて、窓を考えます。

 見える景色は、直接私たちの目に入ってきますが、光りそのものは、

反射して廻ってきたり、床に伸びてきたり、さまざまです。

 想定したより、家の奥まで入ったり。一所懸命考えると、よい方向に裏切られて、

「いい感じ」の光りになってくれます。悪条件の都市住宅でも、朝日や夕陽のことを、

丁寧に想像して、よい光りや風がうまく入ってきてくれる家ができますように。

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ココロのありかた 向かう姿勢

今朝は、昨日にも増して濃霧の中です。我が家の谷戸は墨絵になっていました。

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 昨日の七夕、願い事の多くは「無病息災」でした。私も、そう願いました。

丈夫な体、健やかな心さえあれば、多くは望まないものです。

 健康な体があっても、心を病んでいる人が、毎日のニュースになっていて、

おもわずため息が続く世の中です。どうあるべきか、よりも、

どうしてそうなるのか、自分なりに考えておくことが、これからは大切ですね。

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 ココロにかたちはなくても、あるべき姿はあると思います。

体の姿勢が大切なように、なにかに向かう気持ちのかたち。

ハートにもすこし前のめりぐらいの、姿勢を持ち続けること。

 理想論者と人が言っても、人それぞれ、自分が信じていることが、

一番強いと思います。あるべき姿というものは、毎日自然が教えてくれました。

どんなささいなことにも「ありがとう」を忘れずに。

時は 時なり

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 七夕の今日、満月と重なり、暦の上では小暑。暑さが本番を迎えます。

海からの南風が、潮の香りを八幡様の七夕飾りに届けていました。

 流れる雲は低く垂れ込めて、ゆっくりと静かに流れていきます。

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 ここ数日、ゆったりとした時間がとれたので、身の周りのことを、

すこしずつですが見直し始めています。今年の後半の予定から、

三年ぐらい先まで、おぼろげながら、こうありたいと願うこと。

大人だからこそ、夢を見据えて、素直に願うことを忘れずにありたいものです。

 先日、ネットのパスワード、初期の頃のものを入力する機会がありました。

今から10年前のその案内は、パソコン通信の時代。十年一昔、思えば設計の図面も

手書きからCADに移り変わる時代でした。今では、スケッチも画面の中だったりして。

 先のことを考えると、時間はみんなに平等に与えられています。

時は時として、誰にでも、自分の持ち時間を、等しく、くださいます。

 時を、お金に換算する前に、時間のことを考える「時間」こそ持ちたいと思いました。

 恋愛でも仕事でも、与えられた時間の中に「待つ」ことがあります。

「きもち」や「かたち」をつくる、熟成の時間。毎日、過ぎ去る、なにげない時の中に、

残るものがあります。その一つ一つが、思い出やら実感やら確信となって、

かたちつくられるのが、私たちの人生という時間なんですね。

 よい、一日を。

何もしない かまえない

早朝に開く蓮の花、極楽のイメージで遠くへ連れていってくれます。

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咲く花の足元には、アメンボがすいすいと、蓮の葉の間を滑っていきました。

 ひさしぶりに、何もしない週末をゆっくりと過ごしました。

肩の力を抜いて、過ごしていると、普段とは違う景色が目に入ってきます。

ロフトのベットにゴロゴロしながら、好きな建築の本を眺めていると、

今度はこういうイメージで設計してみようとか、いつか訪ねてみたいと

思いを馳せていたり。結局、仕事方面へとアタマは動いていきますが、

リラックスして構えない姿勢でいると、ココロの栄養になる気もしたり。

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 犬は、目にしたものに素直に反応します。遠くを歩く犬仲間に、伏せをして

待ちサインをしてみたり。

 自然体で物事に向かえたら、きっといい答えが見つかると思えます。

くだらない「こだわり」を持たず、身の丈に合った、穏やかな日々を。

 また、よい一週間でありますように。七夕もやってきます。

空間のビート

西洋の建築は、石やレンガを積んだ厚い壁で出来ています。

日本の伝統建築は、木の柱、梁のフレームに屋根。壁は薄く、障子や襖などの

軽く、動く建具で仕切られています。

 現在でも、木造の家には、木のフレームがつくるリズムがありました。

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 人が歩くとき、それぞれの歩幅に応じて、歩くリズムが生まれてきます。

同じように、建築にも、材料の大きさに応じて、一定の間隔、ビートがあります。

畳の大きさが、「座って半畳、寝て一畳」と言われて、人の体の大きさから、

決まってきたように、経済的に、運びやすい長さ、人が機械を使わずに、

運べる大きさから、ある寸法を持った規格のようなものが出来上がりました。

 伝統的な日本の建築の根底には、その経済性があります。

民家の構造のように、出来るだけ少ない材料で、能率よく、必要な空間を創る。

無駄のでない使い方や、無理のこない使い方。そこには、一定の間隔を持った

繰り返しのリズムが、自然と生まれてきます。

 たくさんのモノがある現代にも、今の時代に合ったビート、鼓動する空間を

シンプルに、力強く、現していきたいものですね。

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 私の家の仕事場。入り口の戸は、以前祖父が建てた家の、納戸の戸です。

ハンガーレールでカーテンのように動きます。

昔の家は、どこも大抵同じような大きさ、高さの建具でした。

 ある規格サイズで作られた、シンプルな「豊かさ」。

受け継いで、潔い建築を、創りたいものです。

無為と有為

スローダウンしてのんびりしていて、ふと「無為の日々」という言葉が浮かびました。

「なにもしないでぶらぶらしていること」という意味です。が、本来は

「自然のままなこと」とありました。対して、「有為」は「常に変化していくもの」で

現世とかこの世のこと。「有為転変」この世の中は常に変わっていくもの。

人が、無為「自然のままなこと」でいても有為「常に変わっていくもの」である。

 今日という日は今日かぎり。なにもしないでいても、移り変わる人の世。

変わらなきゃ、よりは自然のままに、すこしずつ変わっていくほうが、

性に合っているようです。

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 グレイッシュな景色にも、淡い光りが垣間見え、昨日とは違う風向きで、

雲が流れていく。無為有為は、ひとりひとり、世界中のひとの数だけそこにありました。

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問題意識を持てる

時間が出来た時、みなさんは何をしたいと思いますか?

 私の場合は、たいてい身の周りの整理と、資料の読み直しでしょうか。

自営業者は、いつも自転車をこいで倒れないよう、生活しています。

自転車操業とは、よく言ったものだと思っています。

 普段は、立ち止まって考えるにしても、次の日には忘れていたり、

掘り下げることをしていません。インプットしたものは、咀嚼する時間がいります。

 気づきを得るためには、考えた時間の長さが必要でした。

いい答えは、いい質問から。身の周りにある問題を、自分に対して、どう問うか?

問い続けることが出来るか?日ごろから「思う」のではなく「考える」習慣を持ち、

時間をまとめてとる、努力はしたいと心がけています。

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 仕事は「いっぺんにする」ことを続けていると、時間が出来る、ご褒美がもらえます。

結局、毎日の、たくさんの事柄すべてが、その人の生活に結びついて、かたちになる。

どんなやり方であれ、続けていく意識を持っていたいと思います。

 養老先生は、みんなずーっと意識があると思っているけれど、

寝ている間は無いのだから、人生は点線である。ということを言われていました。

曲がりくねった点線でも、つながっていることには違いないから。

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 犬と歩く時間は、歩くリズムによって、「考える」時間にもなります。

その日その日によりますが。よい、週末を。

野暮用雑用

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 一級建築士事務所の管理建築士に講習会が義務化されました。

偽装事件の後、国家資格のはずが、信用のない業種の代表に成り下がったようです。

国が認定した資格を国が認めていないのが現状です。

 医師会や弁護士会と、建築士会の力の差は、ひとえに経済力。

発言力とお金の力は、どうやらイコールのようです。

 さて、その講習会。申込書に顔写真やら第三者証明やら一級建築士の免許証の

コピーやら講習会費用の支払い証明の添付がありました。

書いているだけで、長いので、面倒くさいのはお分かりかと思います。

 先日、一級建築士の事務所登録をしたばかり。その内容と同じようなことを

また繰り返します。講習会の振込先にある「財団法人建築技術教育普及センター」

長い名前のこちら、天下り先では?

 ITの時代、情報の一元化、やれば簡単なはず。きっと予算の使い方と同じで、

簡単にすると、役人のポストが減るからでしょう。議員の数が減らないのも一緒かな。

 政治のひどさも、私たちの責任なのでしょうか。日々の生活の中、

身の周りが遠のく、社会のようです。

 海を遠い目で眺めながら、となりの犬はお気楽でした。

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こころの休日

今日から七月。霧雨のなか静かな幕開けとなりました。

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 今年の前半は、充実していてやりたいことが出来ました。

主に仕事のことですが、注いだ分だけ、ちゃんと返ってくるもののようです。

「仕事はうそをつかない」のは、当たっているな、きっと。

 さて、今週は急ぐことがないので、お休みにします。

たまには、予定をなーんにもせず、充電。週の真ん中、幸せ曜日。

コピー通りの、一日でありました。

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