時は 時なり
七夕の今日、満月と重なり、暦の上では小暑。暑さが本番を迎えます。
海からの南風が、潮の香りを八幡様の七夕飾りに届けていました。
流れる雲は低く垂れ込めて、ゆっくりと静かに流れていきます。
ここ数日、ゆったりとした時間がとれたので、身の周りのことを、
すこしずつですが見直し始めています。今年の後半の予定から、
三年ぐらい先まで、おぼろげながら、こうありたいと願うこと。
大人だからこそ、夢を見据えて、素直に願うことを忘れずにありたいものです。
先日、ネットのパスワード、初期の頃のものを入力する機会がありました。
今から10年前のその案内は、パソコン通信の時代。十年一昔、思えば設計の図面も
手書きからCADに移り変わる時代でした。今では、スケッチも画面の中だったりして。
先のことを考えると、時間はみんなに平等に与えられています。
時は時として、誰にでも、自分の持ち時間を、等しく、くださいます。
時を、お金に換算する前に、時間のことを考える「時間」こそ持ちたいと思いました。
恋愛でも仕事でも、与えられた時間の中に「待つ」ことがあります。
「きもち」や「かたち」をつくる、熟成の時間。毎日、過ぎ去る、なにげない時の中に、
残るものがあります。その一つ一つが、思い出やら実感やら確信となって、
かたちつくられるのが、私たちの人生という時間なんですね。
よい、一日を。
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