道筋をつける仕事
世の中は自然に移り変わる、ように淡々と思える日もあり、その反対に壁がそびえている、
ように思える日もあります。お天気屋で、気分次第。みんな、本質はそれほど変わらない。
ビジネスとカタカナでいう人と、仕事と漢字でいう人。このニュアンスの違いが、
あると思えます。能率や効率、コストやらバランスシートを念頭に、数字を上げながら
進めていく在りかた。数字というのは、分かり易く、客観的に見ることが出来、説得や
目標、ノルマになりやすい。一方、シゴトは、人を支える、働くのはハタにいる人を楽にする
からハタラク。というように、人向きで抽象的で精神論者的。
どちらもアリな考え方なのですが、さてそのココロは?目的は何でしょう。
方向性を指し示す「仕事」が、今あるべきシゴトのカタチではないでしょうか?
鎌倉の軸線が、海へと南へ向かう方向性を持つのは、古人が、三方を山で囲まれ、
一方を南へと開く地を、吉相としたことから始まっていました。
仕事の大小にかかわらず、朝露が蓮の葉にあつまるように、自然な営みに近づく
道筋をつけること。イメージをふくらましています。
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