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2010年7月

ソノヒグラシの鳴く朝

すこしばかり、中休みの夏が、元に戻った七月最終日。雲が厚めに流れていきます。

ノーゼンカツラの花が散り、門扉の支柱の上に着陸していました。

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 ビジョンを持って、先を見ることは、理想なのですが、

暑い夏には、ヒグラシが鳴くように、その日いちにち、その日暮らしで

ちゃんと過ごすのが、テーマです。

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 日々、是好日。明日から、八月。いよいよの夏がやってきます。よい週末を。

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恵みの雨

夕べの雨、そして明け方からの雨へと、雨音のバトンが続いています。

昨日の夕方、家人のススメにすこし怒りながらも、犬の散歩を済ませておいて良かった。

おかげで、朝散歩を省略し、すこし寝坊出来ました。現場に出ていた数日の、カラダの芯が

くたびれたような感覚を、癒すことが出来ました。

 でも、農家の方々は、草刈に精出す炎天下。なにを、怠けたことを言っておるか!と

怒られますね。毎日の、こつこつ、見習って過ごします。

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 時々の雨も、生き物たちには欠かすことが出来ない恵み。

雨音を聞きながら、実りの秋の、風にそよぐ稲穂を思い描きながら、

机に向かう金曜日です。外では、夕暮れのような明るさに蜩が輪唱しています。

 もうすぐ、八月ですね。よい、週末を。のち

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一事が万事を制すなり

設計コンペの最終選考に残り、再提案することになりました。皆さんが、それぞれベストを

尽くして出されたなか、選らばれて残ることは、幸運です。

 さて、ブラッシュアップする提案の、基本となる方向性を「よし、これで行こう!」と

決断するまでの道のりが、結構なものなのです。自分の中で、筋を通すことが出来なければ

提案の中身が散漫になって、どこか曖昧な姿を呈すことになります。

 いきつ戻りつ、強い芯をもって進めるための、筋道は、簡単には見えてこないもの。

たった一つの筋が、全体を見通すことになること。よく判っているので、よくよく考えて

見出そうと思います。一筋の光りが射すような、そんな瞬間がどうか訪れますように。

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 すこし怖気づいた心持で海へ向かうと、虹がかかっていました。

この後、雨に降られましたが、なにか得られるような、そんな気がしました。

瓦屋根のリユース

環境の面から、よく言われる3R「リユース、リデュース、リサイクル」のうち、設計屋が貢献

出来る分野は、リデュースとリユースです。もちろん、随分以前から、コンクリートの下に

敷く石には、コンクリートガラから作られる、再生砕石(さいせき・くだいた石)を使って

リサイクルはしておりました。ただ、リサイクルというのは、廻すだけなので、すでにある

ものをそこに置くだけで、環境への負荷は変わりません。そこで、使う材料を抑制する

リデュースと、そこで使われていた材料を、そこでまた使うリユースを考えます。

リサイクルには、廻す手間、運ぶ手間がかかり、運ぶには化石燃料がかかります。

昔から、家を建てる現場の、掘った土を壁に塗る、リユースを日本人はしていました。

その式でいくと、建て替えの時、すでにその古い家の屋根材としてあった、瓦と銅板を

その場に外して取って置き、また使うのは、当然の成り行きではありました。

 あらかじめ、使う材料を少なくするリデュースは、設計屋の当然の義務なので置いておき

リユースの光景をお見せしましょう。

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 昔から、耐久性のある屋根といえば、瓦と銅板です。長持ちが前提のお寺の屋根に

どちらも使われていることからもわかる、日本の雨の多い気候に合った材料です。

 その瓦と銅板を、解体前に丁寧に外して、とって置きます。このとき、とって置く場所が

ないとどこかへ運び出さなければなりません。が、幸いこの現場は敷地に余裕があって

下から上への移動だけですみました。

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 外した銅板は、また丁寧に折り曲げて屋根に葺きます。まだ、材料が高く職人さん方の

手間賃が安かったころは、当たり前の光景だったはずですが、材料が大量生産され、

人件費が高くなった現代では、屋根屋さんの親方から、新しい材料で始めっからやった

ほうが、楽だし綺麗だし早いし、と至極まっとうな返事が返ってきました。

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 瓦も焼きもので、工場製品といっても、大きさにばらつきがあり、古いものと新しいもの

の風合いも違います。以前に使われていた瓦に、広くなった屋根に新しい瓦を足して葺く。

職人さんが、瓦一枚ごと、按配を見ながら新旧混合で葺かれた屋根。以前から

あったかのように、出来上がりました。↓屋根の棟の黒い部分は、屋根裏の熱を逃がす

蜂の巣状の換気口です。もちろん、空気は出ていきますが、雨水は入らない優れもの。

古いものに新しいものを加えるには、材料だけではなく、現代の新しい技術を加えること。

 時代が求める、環境の流れを、一歩ずつ実践する、設計屋の仕事です。

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 たった一軒の家で、材料をまた使ったからといって、環境に良いことをしたとは

とても思いませんし、言えることでもないけれど、やってみて、声高に3Rを叫ぶには

大きな社会全体で、細かく廻る循環の輪が、足りないのが、今現在です。

 千里の道も一歩から。まず、やってみ。

月を眺める窓辺

夕べは満月でした。今年は昼間が暑いぶん、夜が待ち遠しい毎日です。

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 月が満ちる前の十三夜ぐらいが、より明るい気がしますが、この季節の我が家の窓から

昇っていく月を眺めます。夕方の散歩を終え、居間のソファに寄りかかると、ちょうどその先

に、明るくやわらかく輝く、まん丸一歩前の月。ひぐらしの声と、寄り添う風景です。

Section

 家の窓、年に数回しか全開にしなくても(蚊や虫が多いので)、壁に引き込む建具は、

気持ちのよいものです。限られたコストの中でも、手間をかけて、いい窓辺を作ること。

いつも、いつも考えています。

夏のひと区切り

新しい一週間の始まり、七月のまとめをする最終週になりました。

海の色と空の色が重なって、境があいまいなグラデーションを描いています。

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 昨日のお昼間、うちの坂の青梅聖天社の祭事が滞りなく終わりました。

吹き抜ける風の中、祝詞を聞きながら、しばし夏の一息をつきました。

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 空は気持ちよくひろがって、また来年も無事迎えられることを願って

ゆっくりと過ごす午後でした。

ひとつのピース

蜩の鳴き声と一緒に、やっと日が沈むと、待ちわびた涼しい風が吹いてきます。

坂のぼんぼりに、蝋燭を灯し終え、灯が消えるまで、しばし一杯!

毎日、ビールがサイダーのごとく、喉を通過していきます。

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 見上げれば、十三夜の月が妖しく輝いていました。

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 地上のぼんぼり↑巨人ファンのお隣さん作。なぞかけの、とかけてなんととく、

そのココロは、の三行がなく、いきなりの「整いました」に、なぞかけじゃないし!

とツッコミをいれて、お互い大笑いしていました。

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 今日は、お昼過ぎから、国宝館からお帰りの歓喜天を、八幡様の神主さんとともに

御祭り。蝉の合唱の中、町内唯一の祭事が執り行われます。

 御祭りの支度は、シルバー人材センターの方々による、炎天下の草刈から始まります。

おおぜいの手を借りての祭事。ひとりひとり、ひとつのピースとして働くことで、

それぞれのココロのピースが、やってきてくれますように。

日常のアンテナ

現場の疲れも、ぐっすり眠って吹き飛ばしました。夏休みに遊びに来た姪っ子たちのお陰。

今日、明日の、坂のお祭りの準備に精出します。

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 人は、何かに興味を持つと、自然とそのテーマが目に付くようになるそうです。

いわば、アンテナがピンッ!とはった状態に。

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 こう暑いと、思考回路が途切れがちになって、アンテナのマークも、かろうじて

一本残るぐらいですが、 強い日差しは、影のコントラストもくっきりと映し出します。

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 特別な場所に出かけなくとも、日常の風景に、かたちはありました。

時間をかけて、かたち創られた、なにげない場所の数々。

 錆びない、アンテナを持っていたいものです。よい、週末を。暑サニマケズ。

甲斐ある奴で

近代美術館の前池、蓮の白さが並んでいて涼しげです。傍に置いておきたい涼しさ!

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 今日も、暑さとの闘いをしに、出かけてまいります。ひたすらマケルけど。

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 毎朝、八幡様に向かって頭をたれていると、甲斐のあるひとは強いものだと

思う毎日です。やりがいやら生きがいやら、自分で実感していれば、大抵のことは

乗り切れるものです。「甲斐性」というのは、男の稼ぐ能力を表すようですが、

さまざまな「甲斐」はそこここに見つけるもののようです。

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 働き甲斐のある仕事に、健康があれば、文句なしです。あと、

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浴衣の君と打ち上げ花火

猛暑の中、現場を終えて、その足で鎌倉の花火大会へ。今年から、7月に変わったおかげで

空いていました。ビールを開けて、夕陽を眺めながら、打ち上げをゆっくりと待ちました。

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 腰越のベテラン漁師さんの操る舟から手作業で投下される水中花火と、

高く上がる打ち上げ花火の饗宴は、煙もうまく流れて、楽しむことが出来ました。

 美しいものに、言葉はいらない。豊かな時間に、句読点のような、花火の色と音でした。

現場主義の正解

明け方の、日暮の輪唱の中、ウグイスの美声に見送られて、海へ。

朝四時半だというのに、ほぼ暑い街中でした。帰り道、東の山から太陽が

「今日も、やるけんね!」と、やる気満々で昇ってきました。

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 ピーチ・ジョンの野口美佳さんが、著書「男前経営論」の中で、直営店の店長を

一番評価している、ということを書かれていました。

 本社より、現場の第一線でお客様と接している立場の、店長が一番大事である。

これは、現場屋である、設計屋からみても、すごく卓見で、その通り!とうなずく言葉でした。

 論より証拠、とでも言える現場主義。開発や経営理論も大切ですが、現場でカラダを

張っている人が、一番よく商品を知っていて、問題も肌で感じていることを、きちんと

評価する。そのことを、理解している経営者は立派なものです。

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 猛暑日に、現場に出る設計屋も、男前でいこうと思います。見習って。

充実週間

夏の入り口から、湯気のたつような気温が続く今週は、明日から現場三連チャン出の日。

今日は、学校も終業式。夜、打ち上げをして、英気を養います。

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 花の瑞瑞しさは、内面から現れてくるのでしょうか?

地中の養分を吸い上げて、花開く、見えない力。

そんなチカラを想像しつつ、こちらも目を養います。

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 自分のところで、気の流れを止めないような、余白のある一週間を目指します。

共通理解の日

海の日、夏の陽が、きっぱりと「わしゃ、やるけんね!」ともうしております。

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 今日は、お客様が訪ねてくださる一日です。仕事の話ですが、対話を始める日と言えます。

先日、ある本にこんな一節がありました。

 「人は、理解してから、理解される。」

 いろいろな考え方があり、人それぞれの、違いを認めたうえで、

考えを共有する。ココロは開くためにあるのだから。

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 分かり合ってるかい?

自分スタンスのままに

真夏の空気が満ちてきて、「猛暑」という言葉がぴったりくる季節になりました。

八幡様の源平池、蓮の白さが朝の涼しさをいっそう引き立ててくれています。

地上の楽園という言葉がぴったりな風景。

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 空には、流れ星のような飛行機雲が、東の空にたなびいていました。

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 さて、休日かと思いきや、先日の設計コンペの、クライアントの方が

みえられることになり、仕事モードになって、資料を用意する日曜日です。

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 建築の世界は、住まい手からみると、わかりにくい言葉や決まりごとが多いものです。

いかに、相手の立場にたって、わかりやすく平易な言葉で、伝えるかは

設計というサービス業が、努めなければならない、永遠のテーマであります。

 昔であれば、現代の複雑な法律ではなく、向こう三軒両隣や世間さまに伺うことで、

うまくやってきた日本ですが、コロコロ変わる政治のように、社会的な建築の行政も

コロコロと目先だけが変わっています。改善という言葉が、日々遠くなるような中で、

誠実に務めを果たす、心持で望む設計屋でありたいものです。よい、一日と水分を。

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光りの変わる日

現場に出て、一日陽炎のなか、いい汗かいてまいりました。

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 仕事に出かける朝飯前、海へと向かう道に射す光りは、夏のものでした。

空の蒼さに感じる、バックライトの強さは、風にそよぐ道草の色も、ひたすら鮮やかに

浮かび上がらせていました。風も光りも、夏のものに変わった七月十六日。

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 目の眩むような、海原の光りの揺らぎには、見つめることを拒む強さがありました。

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 夏の只中へ、いい準備をするのには、ちょうどよい、三連休の初日です。よい、一日を。

見えないものこそ大事

空き地だった場所に、家が建つと地面は見えなくなります。

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人の足裏の大きさの、靴の下には何万もの微生物がいる。その上に建てる家は、

その限りない生命の上に成り立つことを、覚えていたいものです。

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 そして、工事の過程で見えていた骨組みは、床や壁、天井に屋根が架かって

見えないものとなります。居場所の骨格は、だからこそ大事な財産です。

 家のプランも、その中を歩いて見なければ、体感できないもの。

図では見えても、空からは俯瞰できず、思い浮かべることしか方法はありません。

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 設計で図面に表した家のかたちを、絵に描いた餅ではない、人の住まいに変えるのは、

たくさんの職人さん方の手です。手の痕跡は、そこには残りません。職人さんたちが

汗水流したことも、夢のように消えていきました。

 なにもなかった空き地に、職人さんが動いては消えたあとに、建ち現れる住まいという

存在。懸命な人を、どこかで誰かが見つめているように、見えないものこそ、意識する

感覚をもっていたいなあ。「みっともない」「はしたない」「野暮」他者の視点を失いつつある

日本の、これからの家に、必要な感覚に通じるような、願いでした。

水曜定休を試す

週末の三連休に向けて、梅雨上がり。いよいよ本当の夏がやってきます。

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 蓮の花を見つめていると、地上の「極楽浄土」、あっていいと思えてきます。

そんなもの、ある訳ないと思う前に、ココロの中にあると思えばいいし。

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 仕事の仕方をすこしずつ変えるため、働く時間を短くするための方法を考えています。

年間、ほぼ240日はいわゆる「平日」になります。年によって、年間の仕事量は変わり、

仕事に向かう時間も、月ごとに変わっていきます。自営業としての設計は、放っておくと

年間300日を超えるのが、ここ数年の実際でした。ただ、好きでやっているコンペの仕事を

別にすれば、利益を上げる仕事は安定して、時間も読めています。

 そこで、仮に週中、水曜日を定休にしてみる。今でも、週末働く、サービス業や、

ハウスメーカーなどは、水曜定休が多いのです。

 営業職を兼ねている、自営業者として、トータルに考えてみれば、週の前半と後半を

分けて、水曜をあらかじめ空けてしまうのも、悪くない考えでしょう。

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 仕事量と時間は関係がありますが、一定量を超えても能率はさほど上がらず頭打ち。

右肩上がりは、仕事量が変わらないなら、少なく働くことで、余白をたくさん生み出して

みることで実現できます。働く時間の、ひとりシェアリング。しばらくやってみます!

梅雨明けのあしおと

海へと向かう間に、段々と空が明るくなって、着いた頃には沖合いに夏の空が広がってます

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 現場で動いた反動で、足腰がギクシャク。散歩とは違う筋肉の使い方に、思わず腰に

手をあてる、どっこいしょな朝となりました。トホホ。

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 雨の日も風の日も、なるたけ外に出て、季節の風に吹かれていると、

その境目が、肌で感じられるようになってきます。昔の人は、もっと敏感で繊細な感覚を、

きっと持っていて、たくさんの季語を生み出したのが、よくわかります。

 ココロとカラダを、上手に使って、よりよい明日を創る水曜日にしよう。

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 ゴーヤの黄色い花の陰で、すこしずつ実が大きくなってきていました。

週末の梅雨明けは、35度の猛暑日と一緒に訪れるようです。

 今年の夏も、現場にビールに花火大会。たくさんの、打ち上げとともに。

暑さにマケズ。

傍から目線

予報どおりに降り出した雨の中、今日は現場出の日です。颯爽と。

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 レーシングチームのカテゴリーに、ワークスとプライベートというのがありました。

企業のワークスと個人や仲間のプライベート。規模や姿勢は違っても、レースに勝つという

目的は同じです。

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 上から見下ろす目線。下から仰ぎ見る目線。より

横並び、水平に見る目線。ハタの人をラクにするのが、ハタラク。

傍から目線で、働きに出る今日でした。

大人サッカーの国

梅雨明け真近、もうすこしガマンして、一週間を過ごします。また現場に出る週でもあるので

体力温存して望む月曜日です。

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 ようやく一ヶ月のサッカーが終わりを告げ、にわか観戦者としても、落ち着ける朝です。

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 スペインのサッカーは、自分たちの形で最後までいった結果のように感じました。

日本人と似た体型から、お手本にしたいという意見を聞きまして、なるほどと思いましたが、

ああいう「型」をもったやりかたは、武道に通じるので、その型をつくることを見習って

いきたいものです。でも、やはりハートの強さかな?よい、一週間でありますように。

流れ行く時と

選挙の投票日の朝は、いつもより静かな感じがします。夜は、速報で騒がしくなるのかな。

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 サッカーの試合を見慣れた目で、野球中継を見ると、静の時間が多いことに気づかされ

ます。実際は、刻一刻とゲームは動いていて、「先を読む」時間はどんどん前へと進んでいき

、次の一手は繰り出されているのでした。サッカーでは、いい動き出しだ!という表現が

よく聞かれます。球際が強いという言い方もあって、そのためには、初動をいかに早くするか

にかかってきます。体が動き出す前に、アタマは一歩先の自分をとらえている。

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 いわば、一瞬を捉えるには、一歩先を見る感覚が必要です。

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 思い通りのカラダのパフォーマンスは、いいココロの動き出しによること。

そんな意識を持って、梅雨明けを待つ、日曜日です。よい、一日を。

夏の陽

今朝、坂の下で、掃き掃除中のご近所さんと立ち話。犬のリードを押さえつつ「おはよう」

「どこまで?」「海まで」「じゃ、一時間コースだな」「そうですね!いってきます」と励まされて

行ってまいりました。久しぶりの、池越しの朝日に照らされて、蓮の花が開いています。

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 街中の水鉢の睡蓮も、一つの大輪が開いています。

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強い夏の南風が吹く由比ガ浜。潮風に向かって、青空を見上げつつ、遠く浮かぶ雲を

見ながら、大きく深呼吸。ゆったりとした時間が流れていくのを感じていました。

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 そんな飼い主に「何ですか?」と問いかける迷犬。夕べの散歩おあずけのせいか、

このあと、ぐるぐる廻り出しエネルギーを発散しておりました。

 晴れたら、もう夏の陽。空気は、まだ梅雨のものだけれど、一足お先に、

梅雨明けツーミーな休日の始まりです。よい、休日を。

記憶を継ぐかたち

降ったり止んだりの、らしい天気の中、海ではいい波が立って波乗りが気持ちよさそう。

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 海の家の、日よけブリーズソレイユが白くパタパタとたなびいていました。

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 先日、我が家の門扉、下枠が腐って抜け落ちてしまいました。十年ちょっともったので

雨ざらしのなか、よくやったといえるのでしょう。材料は、米松でしたので、今回は桧にて

作り直します。鏡板かがみいたと呼ばれる格子の面は、再使用します。

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 なぜなら、以前の祖父が建てた家の建具だったから。

大工だった祖父が文字通り建てたその家の、物入やご不浄の戸だった板を、とっておき

建て直しの時に、それにあわせて、新しくデザインして使いました。

↓わずか9ミリ角の縦材に、横材が貫ぬきとして、貫通しています。

構造であるとともに、縦横の格子がデザインにもなっているのでした。

材料より、手間が易かった時代の、手間のかかった仕事です。

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 祖父の残した形見のような戸は、仕事場の入り口にも、再び使われていました。

そのままの大きさに合わせて、ハンガーの金物を使って、カーテンのように吊ってあります

高さ五尺七寸およそ1メートル73センチの昔の定尺ていじゃく寸法は、私の背丈には

ちょうどよい按配です。

 このようにして、百年の単位で、世代を超えて、残る建具に、記憶を重ねることが

出来る、設計という仕事は、天職であると思っています。

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七夕の一冊

なんだか久しぶりの、朝の青空の下へ、スペインのゴールを見届けて出かけました。

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 陽射しは真夏のようすをしています。風の涼しさも手伝って、気持ちの良い

「抜けた」気分の、七夕明けの朝です。

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 まだ事務所勤めをしていたころ、大きな会社では、水曜日をノー残業デイ とするように

なってきていました。ここに来て、一般に浸透して、水曜日が飲み会の日になっている様子。

金曜日はつい、終電まで、となることが多いのに比べ、水曜は週中なので、二時間ほどで

切り上げるパターンになるそうです。適度な息抜きで、週後半に向かう、庶民の知恵?なの

でしょう。

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 こちら自営業者は、七夕なので?午後から読書日。先日、家作りをした友人から、

おいしいコーヒー豆とともに、本が返ってきました。久しぶりに読み返した「最後の昼餐」。

亡くなられた、建築家の宮脇檀さんが、日常の楽しみを生き生きと描かれた一冊です。

 パートナーの根津りえさんの描かれたイラストと一緒に、人生を楽しむ日々。

美味しいものと、駆け抜けた人生。ひとつの理想がありました。

 「最初に売れるより、最後に残るが価値。」最後は勝ちではないところが、オリジナルの

この考え方。昨日、見つけました。自分が納得するかたちを、後押しする言葉を見つける

のも、いい休みの使い方から生まれるようです。

小暑蓮始開

七夕の今日、暑中の始まり、22日の大暑まで、冷夏の予報はすっかりハズレそうですね。

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 材木座には↓中央派出所!が夏休みの出番を待っています。梅雨明けツーユー。

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 季節を五日毎に区切った候では、次候に蓮始開「はすはじめてひらく」とありました。

末候には鷹乃学習「たかすなわちがくしゅうす」鷹の子供が飛ぶことを学ぶ頃とあり。

鷹乃子ならぬ、設計の子。学習を始めるには、いい季節のようです。

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 八幡様の鬱蒼とした杜の、高枝が剪定されて、空がとても広く感じられます。

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 日々、何かを目指すためには、このように遮る障壁のようなものを、

取り払っていくと、いいようです。身の周りから、すこしずつ省くことで

目標がクリアーに、始めの一歩が楽に。

 結局、すべて自分のなすべきこと。課題はいくらでもあるから、

立ち止まってなどいる暇はありませんね。光陰矢のごとし。よい、水曜日を。

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紡ぐ時間

七夕を控えて、八幡様や街のあちらこちらに、短冊が飾られています。

願うことは、健康で元気に、そんな平凡なことになりましょうか。

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 毎朝、源平池の蓮の花が、ひとつ、またひとつと開いています。

足元の落ち着かぬ犬をたしなめつつ、しばし時の流れを止めてみたりしています。

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 七夕を前にして、今年の夏は、ある課題をこなしてみようと思い立ちました。

仕事の一部ですが、ひとつのプロトタイプを考えていきます。

 設計の仕事は、ステップバイステップ。同時的、複合的、総合的に、多くの事柄から

最終形を見出すもの。付け焼刃では、だめなのです。

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 なにかテーマが与えられたとき、自分の引き出しが空っぽでは、答えをうわべだけ

引っ張ってきた、借り物で誤魔化すしかありませんね。

 時代はなにもしなくても、変わっていきます。不易なものをひとつひとつ見据えて、

要望やら要請を、ただ待つのではなく、自分から探しに出ることがいるようです。

 ひとところで、安住しては、よい時間を紡ぐことは出来ないように。

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 相棒は、海を見つめて、思慮深い、七夕イブの朝でした。

トップライトの効き目

梅雨間の晴れ間、澄んだ空から明るさが降りてきます。その明るさを享受するのが、

天窓ということになります。

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 我が家の北側にある屋根は、一部をガラスの波板にしてあって、そこから

照明ボックス兼用のトップライトを透して洗面所に光りを落とします。

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 その下に、和紙調の風合いをもった、アクリルのワーロンシートをはめることで、

柔らかな光りとなって、手元を照らしてくれます。夕方まで、照明いらずの天空ライト。

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 我が家では↑左側の洗面所と、右側の廊下、そして欄間のガラスを透して、

その奥のトイレにも光りをおとす、一石三鳥の効果をねらっています。

 壁にある窓に比べて、三倍の明るさがあるとされる、天窓は、雨漏りの危険さえ

設計の良さで取り除けば、このうえない効き目と魅力があります。

 枠にパタっとはめ込んだアクリルを、時々拭き掃除するだけのメンテナンスで、

梅雨の季節も一定の明るさを与えてくれる、我が家のトップライト。

 設計の妙、自画自賛する、毎日でもあります。よい、一週間を。

海と緑と風の町で

梅雨の止み間の朝、ゆったりと始めました。八幡様の源平池は、そろそろ蓮の時期です。

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 夏の朝、涼しいうちに咲く、池の桃源郷。毎朝、清々しく瑞瑞しい感覚を届けてくれます。

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 先日、海沿いを犬と歩いていたら、傍を通りぬけていった自転車の二人組みから、

「いいなぁ、毎日こんなとこで散歩~」と言う声が聞こえました。

 こちらは、犬散歩は義務化しているので、その時はそんなもんかと思いましたが、

気持ちの良いまちであることは確かですね。

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 海と山が近くて緑もあって、ほどよい大きさの街並み。

これから九月までは、なにかと騒々しい季節だけれど、明け方と夕方の静かな時間を

すこしスローに暮らしてみようと思います。

 よい、休日を。

ココロの美白

久しぶりに、三連休を実行することにして、サリーちゃんのパパ状態のアタマを刈りに床屋へ

小学校の頃から、お世話になっている床屋さん。鎌倉でイチニを争う、髪の毛の硬さという

お墨付きをもらっている常連のわたし。いまだに、バリカンを使ってもらいます。

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 最近は、駅近のカットだけの、廉価な床屋さんがたくさんありますが、肩もみやマッサージ

を自然な流れでしてもらう、リラックスタイムは求めるべくもありません。

 くつろぐ時間に対して払う対価としても、決して高くはない、床屋の時間。マスターの年齢を

考えると、いつまで通えるのかな、とも思います。

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 女性がお化粧に気を遣うように、男も身だしなみ。嗜むというのと、躾。

人の佇まいも、内面を磨くことでしか、さまにはならないようです。

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 美しさを感じるのは、こちらにも素養があるからに他ならない。

池田晶子さんの言った「ひとはなぜ、うつくしいという言葉で、その対象をうつくしいと思い、

他人もその思いを、同じ言葉でうつくしいと感じて、共有できるのか。その、不思議。」

 ニュートラルな、ココロのオフホワイト。生成りという、言葉がぴったりな休日です。

雲の上の家

無事に出来上がった設計コンペ案。一足お先に公開です。

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 オーナー住戸とオフィス、それに賃貸住宅の複合ビルディングです。

山に登ると、目の前を低い雲がたなびいていくことがありますが、そんなイメージで

空中庭園をつくりました。ビルの谷間の、空中のオアシスになればいいな。

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 建築は、たとえ小さな小屋であっても、社会的なものです。

どこに建つのであれ、経済的な行為である以上、責任も伴います。

理想を追い求め、夢のような空間を実現するのが、本筋でしょう。

 でも、いつの世も、出来るだけ効率よく、手間をかけず、少ない材料と価格でつくること、

が大前提です。与えられた土地の、すみずみまで、無駄なく、無理なく使って、

より経済的に、よりよい居心地の住まいを創ること。そうして出来たかたちが、

最終的に「うつくしいもの」であって欲しい。これが、わたしたちの願いであり、仕事です。

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 今回の要望の中に、パリのアパルトマンのイメージがありました。

そんなに、追求していた訳でもなく、複雑かつ大きな全体をまとめることにかまけて

いましたが、結果的には↑すこしレトロな、「いい感じ」になってくれました。

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 出来の良い、子供のようです。

 ひと段落して、今日から、また次の仕事にとりかかります。

来週からにしようかな。よい、週末と七月を。

礼を尽くす日に

一時間半の睡眠の後、すこし呆けたアタマで犬散歩。霞む稲村ガ崎もピンボケです。

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 現場出の時間に余裕が出来、余裕こいたのがたたってすこし

集中力はいとも簡単に途切れがち。これも実力のうちでしょうか?

 今年も、今日から折り返し。設計コンペを提出して、また次のステージへ。

支えられて仕事をする有り難さに、礼を尽くす一日にします。行って参ります。

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