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2010年12月

ただひとりの大晦日

デジタルカメラのファイルに1231と打ち込んで、大晦日を感じます。

いつもの散歩道も、人影は少なく、「大阪」ナンバーの車を見かける朝でした。

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 いつになく暑かった今年も、師走らしく寒くなって、の大晦日。

夕方、犬の散歩を終えたら、出かけて一泊。ただひとりになる、移動時間が

晦日ともなると、違う時間の流れに感じます。一年がたった数時間になったかのように。

 車窓から眺める風景も、この日だけは、美しく暮れていく気がして、好きです。

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 みなさま、すこやかに、よいお年を。

きもちをかたちに

八幡様の参道に、オーロラヴィジョンが設置されて、初詣の準備が整いました。

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 段葛沿いには、ピザ屋さんが出来つつあり、今から来年が楽しみです。

今時、木の真新しいドアとアンティークのドアが並んでいるのも、珍しい。

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 散歩道沿いに、眺めるお宅のドアにふくろうがいまして、いつもデザインに

感心して、いつかどこかで使わせてもらおうと思っています。

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 この師走は、いろいろインプットすることが出来ました。考える時間を持てると、

仕込んでから、寝かせて、熟成させることが出来ます。

 よいアイデアは、日頃から引き出しをつくっておかないと、いざ使いたい時に

持ち駒として、手元にないことになります。

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 かたちを先に考えて、あとから気持ちを沿わすより、まずきもちを汲み取って、

そこから時間をかけて、かたちにすること。そのことの、実感が得られたのが、

今年の収穫でした。来年のきもち、うまくかたちに結ぶことが出来たらいいな。

手帳の引継ぎ

散歩から帰って一息つくと、ようやくお日様が当たってきました。

冬至を過ぎて、ほんの少し日が伸びた、そんな感じがします。

下弦の月が三日月に変わって、雲のたなびく上に出ていました。

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 一年間の、実働日数は土日祝日年末年始にお盆休みをちゃんと休むと、およそ240日。

来年は230日ぐらいの設定にしました。設計事務所を独立したての頃は、年間300日は

軽く越えて、よく働いたものです。余裕が無いのもそうですが、仕事を休むと不安になるから

無理やりにでも、休まず続けていたようにも思います。

 今は、自分の好きなペースで仕事が進められるようになりました。手帳にも、それが現れて

年末恒例の引継ぎです。「ほぼ日手帳」を使い始めて4冊目。使い慣れて、気のおけない

仲間のようになって来ました。

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 来年は、いよいよ「自分が動き出す」年だそうで、今から楽しみです。

手帳に、いろいろと写しながら、のんびりと過ごすのもいいものですね。

永遠の”MY CREW”

夕べは、渋谷マウント・レーニアホールで村田和人さんのライブを観てきました。

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 まずは、開演前に腹ごしらえを。というわけで、渋谷西武のお隣のイタリアン

ラ・ボエム・クアリタにて。広い店内に、若いスタッフさんがてきぱきと働くお店。

小皿メニューも多くあって、ピッツァもパスタも豊富。いいタイミングで料理が出るので

より美味しくいただきました。せっかち、くいしんぼう、呑み助と三拍子?揃ったこちらの

要望を満たしてくれるよいお店です。リーズナブルでもあるし、次回の飲み会で使おう。

 コンサート前の、短い時間でも、美味しい時間を味わえました。

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 さて、今回は村田バンドでアルバム全曲を演奏するコンプリートツアーの三枚目。

1984年に出たアルバム”MY CREW”の番でした。当時はまだアナログ盤で、

カセットにダビングして、七里ガ浜までバイトの行き帰り、車のカーステで毎日聴いてました。

 あの頃と変わらない歌声。ギターの音。MC。バンドサウンドは、長い間一緒に演っている

から、自然と合ってしまう、いい音。ギターバンドの音が、村田さんの声には一番合っている

から、とても心地よい三時間でした。四半世紀たって、全曲口ずさみながら楽しめる、

幸せに、自分だけの「永遠」の”MY CREW”をもらったようでした。

 観にきていた同世代の方々、みなそれぞれに口ずさむ、今の音。

決して懐メロではなく、ロックのギターと”夏”の歌声のサウンドを聴く、師走の一日でした。

また、来年も聴きにいきます。

納める気分

下弦の月、一歩手前で冬空高く昇っています。冷え込みが、きびシー!朝でした。

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 仕事納めのタイミングを逃し、今年の「おしまい!」宣言をしないまま、冬休みに入ります。

すでに、十分休みをとってはいますが、やはり雑用の師走。落ち着いてのんびりするわけに

なかなかいかないのが、年の瀬なのでしょう。

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 今日は、数年ぶりに夜の渋谷!へ。東京の寒々しい夜、イルミネーションに期待して

出かけてきます。

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 気持ちを納めることが、仕事納めの意味であるとするなら、今年は来年に繋がった

ひろがりの中で、年の瀬を迎えることが出来ます。幸せ者でした。

 仕込んだアイデアを、しばし寝かしておく時間もとれて、途切れない穏やかさを手に、

充実した年末年始を過ごします。よい、一日を。

冬は和みの

冬らしい寒さになって、足元が冷えるようになってきました。更待月が一夜明けて

所在無げに浮かんでおりました。

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 雪の降り続く日本海側に比べれば、鎌倉は暖かい海とは思いますが、

寝起きにする犬散歩は、やはり寒さが身に沁みまする。

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 風が砂の上にあしあとを残して通り過ぎる。冬のあしあとはこんなところにも

あったんだ。余韻を楽しむ間もなく、犬が荒らしていきました。

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 冬はじっとしていることが増える季節です。空が曇って気持ちも晴れない日が

ありがちかもしれません。けれど、どうやら体が止まっているから、気持ちが停滞して

しまうようです。とかく、頭デッカチになった現代。アタマがすべてをコントロールして

いるかに思いがちですが、体が動いたあとにアタマがついてくるようになっているみたい。

 落ち葉を掃きつつ、無心になっていると、その後の一服も、ほんとうにホッコリするし。

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 今年も残すところあとわずか。なるべく体を動かして、心の和む時間を

より味わいたいと思います。よい、日曜日のおしまいを。

ココロの扉

「出口の見えない時代」と言いながら、ありもしない時代の出口を探し回るよりも、

ひとりひとりの心の入り口を開くことをこころがけたい。という思いをこめて。

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ひとつでも信じてる事さえあれば扉はきっと見つかるさ

作詞 吉田美奈子 作曲 山下達郎 夏への扉 The Door Into Summer

from the novel  "The Door Into Summer" by Robert Heinlein

メリー クリスマス よい一日を

決して怒らぬ日

今朝は、寝待月が西の空に佇んでいました。ねまち月は、臥待月ふしまちづきとも言われ、

横になって待たないといけないくらいに、遅く出る月ということから、名づけられたそうです。

(以上、ほぼ日手帳より)

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満月から四日目、旧暦十一月十九日の朝、南風が強く砂つぶてにあたって帰りました。

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 今日は、二組の世代が違う御夫婦を、時間差でお招きするクリスマスイブです。

祈る機会の多い年末年始の、始まりの一日。なにがあっても笑顔をたやさずに、

決して怒らぬ今日を過ごします。そんなに気張らずに。

 平穏 静謐 聖なる夜。 健やかな、週末を

成果と聖歌

一昨日の雷雨がすっかり空気を入れ替えてくれて、伊豆の山並みの稜線がくっきりと

見えて、澄んだ冬空がひろがっています。ちょっとカラっと寒いです。

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 ちょうど朝日が昇って、ハレーションが美しく水面に伸びていました。

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 西の空には、まだまあるい月が出て、うさぎがくっきり。

冬の空気は、たくさんの繊細な光りをたたえてくれるものです。

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 今年は、年の暮れる時間そのものを楽しむことが出来て、幸せな師走でした。

繰り返す日々のいろいろなことは、成果となって実を結ぶための、種のようなもの。

クリスマスソングを選びながら、今年の成果を確かめる、充実した年の瀬になりました。

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 冬至、ゆず湯の前に、犬入浴と風呂掃除の担当者よりおおくりしました。

考える仕事のもと

雷鳴轟く師走の大雨から一夜明け、名残の雲が立ち込めている海でした。

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折角の満月が雲に隠れて、さて冬至の今日、晴れた冬空を待つ朝です。

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 設計の仕事に限らず、仕事の質を良くするためには「考える」時間が要ります。

「考える」こと。「考え続ける」こと。には、まとまった時間をつくることが大切です。

 昔に比べて、ひとつのことにかけられる時間は、どんどん短くなっているこの社会で、

どう、考える時間を作り出すか。田中文男棟梁は「時間だけは、誰でも平等に与えられて

いる。時間をつくるには、自分を苛めて時間を作り出すか、無駄にしないかだ。

一度でやる、って決めれば、余分な時間はかからない。」と言われていました。

 この師走に、考える時間をまとめてとれたこと。は、今までやってきたことが、

「ご褒美」として、かえってきたようです。

 時間というものは、なにがあろうと過ぎていくものですが、同じ時代に生きる人々の

めぐり合わせという、一人ひとりの持ち時間の共有の中にあるようにも思います。

 考える時間を得たことで、より物事の本質へと、おりていくことが出来ました。

まさに「考える時間」そのものを、一度でやる。そんな師走になりました。

 かたちを考えるまえに、きもちを考える。当たり前のことに、確信がもてたのが収穫です。

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 どこか、思慮深げに見える、犬もおります。

守破離について

今朝は、ちょっと北風小僧のご機嫌悪くて、寒い朝になりました。

逗子マリーナの上にある雲、かたちがかくかくして、面白く浮かんでいます。

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 先日の流行語大賞の時に「断捨離」という言葉を知りました。(遅い?)

「守破離」しゅはり、なら知っていたので、それに近いことかなと思って、当たるとも遠からず。

 能の世界で「守」というのは、師匠の型とそっくりになるよう真似ることで、伝統のかたちを

受け継いで「守る」こと。「破」は、その型の殻を「破る」こと。破るのは、闇雲に破るのでは

なく、繰り返し精進して身についた型から、おのずとその人なりの個性が現れて、はみ出す

ことにおいての「破る」です。そして「離」は、そこから離れて自分の道を歩む「離れる」こと。

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 物が多くて、物から逃れることが「断捨離」なら、己の体を自ら進めていく「守破離」の道

を選びたいものです。師走の紅葉、見上げつつ。

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冬の贈り物

クリスマスウィークの始まりは、北風小僧がお休みしてくれて、両肩をすぼめずに済む朝

でした。朝焼けも東の空で控えめに、雲間から顔を出しています。

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 早めに済ました、家廻りの大掃除。中腰で屋根を渡り続けて、腰のイタタな朝でした。

二世帯住宅は、屋根も二軒分ありまして、落ち葉と樋の掃除だけで、半日がかり。

クリスマスの後に廻すと、毎年、後が大変なので、今年は前倒して楽をしようです。

なにはともあれ、これで一安心。走らずに、冬の身支度と新年の備えが、のんびりと

慌てずにできます。

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 気忙しい師走に、ありがたいのは、ゆったりとした時間の贈り物でした。

そろそろ、右肩上がりの方向を、ゆっくりと降りていく生活に切り替えて、

おのおのの時間を大事に暮らす、そんな風な年の瀬を過ごしませうなう。

スロー平凡ライフ

高校入学時の自己紹介で、愛読書は「平凡パンチ」と答えた奴は、今設計屋をしています。

自分のことですが、ここ数年「平凡」でなにが悪いの?と思うようになりました。

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 世の中が、やれ誰がどうした、かれがどうした、というニュースばっかりで、

真ん中の一番大事な「平凡」な視点が抜け落ちているように思います。

「自分向き」とでも言いましょうか。そんな風な、見方。自然な感じ方。

 ゆっくりとすすむ、師走の時間を、平らなココロで過ごす日曜日。

これから、屋根の登って掃除する、平凡なひとであります。

住まいの身支度

あまりの冷え込みに、海までの往復のあとも、カラダが暖まりませぬ。

二の腕も凍りついたかのようで、本当の四十肩と化しています。

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 今年は、仕事場の資料整理もほぼ終わって、さて住まいの大掃除を前倒しでやろうと

始めました。まずは、北側のトップライト廻りから。スレート屋根の波板に合わせて葺いた

網入り硝子のトップライトは、洗面とトイレと手前の廊下の三箇所にまたがってあります。

波板を重ねただけなので、隙間があって、そこから虫やら葉っぱやらいつの間にか

入り込んでいる場所。掃除機を抱えてくもの巣掃い、拭き掃除をして完了。

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 下にアクリルの和紙調ワーロンシートを、はめこんで、柔らかな光りが戻ってきました。

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 昼間は、この明かりのおかげで、照明いらず。まことに天窓というものは、

雨漏りにさえ気をつければ、重宝するものです。

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 谷戸にある我が家には、それはたくさんの虫たちが同居しております。

高い天井の隅には、あちこちくもの巣が張られているので、煤払いならぬくもの巣掃い。

クリスマスのお客様の、目に入らぬよう気をつけて掃除します。

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 暮れの足音は、夕暮れになると、木枯らしと一緒に聞こえてきます。

陽射しのある、昼間のうちに、住まいの身支度整えることにして。

華のあるひと

学生の頃、母校に教育実習をしに行った時、製図教室の棚に「LIFE」誌が無造作に

積まれてありました。恩師に、「頂いてもいいですか?」(当時の口のききかたでは

「先生、頂戴!」が正解)とことわって、表紙のいい奴!を何冊か失敬してきました。

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 ’50年代前半のこの一冊は、いつか額装して飾りたいと思っていますが、

黒のスチールで、細いフレームのが似合うので、なかなかイメージにぴったりのものが

見つかりません。エッジの効いた、ピン角のフレーム、オーダーするしかないかも。

この表紙の女性、「愁いを帯びた瞳」という言葉は、このことを言うのでしょう。

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 さて、’54年の4月19日号は、オードリー・ヘップバーンの特集でした。

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 まだ、セレブという言葉が聞こえてはこなかった時代の「スター」のひとコマがあります。

立ち姿、が凛凛しいこの一枚は「華」という言葉の意味がぴったり当てはまるよう。

現在なら「オーラ」とでも言うのでしょう。まさに「絵」になってます。

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 この瞳のまなざし、「華」は時代を超えて残るものかもしれません。

たまには、「華」のある話を、というわけでした。

思索の寄り道廻り道

すっかり冬の空気に入れ替わった朝、夜明け前に海へ着くと、遠くに緑のツリーが

マリーナの舳先に浮かんでいました。

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 冬の海、暗雲垂れ込めて、すこしホラーチックな夜明けです。

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 ゆうべ「ひと・まち・鎌倉ネットワーク」通称「ひまかね」の例会兼忘年会が無事?

終わりました。新参者の私は、メンバーの話に、ひたすら、うなづき笑いつつ、おひらき。

今日からは、仕事抜きプライベートな冬休みを、ゆっくりと始めます。

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 師走も、後半になって、いつもは何かと気忙しい時期ですが今年はいつになくのんびり。

それもこれも、前半から仕事に励んだ自分のおかげ。「自助努力。」の四文字が、

我ながら身に沁みて、実感されます。身の周りの環境も次第に整って、誠にありがたい。

 決して、自分だけの努力ではなく、たくさんの方々の支えがあってこその年の暮れです。

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 みんなのお陰で得られた、自分の時間は、仕事を与えてくださる方々にお返ししようと、

今までになく、思うようになりました。来年、始まる新しい仕事は、一年かけてじっくりと

取り組もうと思います。今まで、アンテナを張って集めた、自分の引き出しの中から、

テーマに沿ったデザインや技術を、選りすぐってより良い設計に活かしたいと願います。

 手元の資料に目を通すことで、今までの蓄積が、寄り道したり廻り道して、より広がって

いく手ごたえを感じながら、じっくりと時間をかける仕事をする。

そんな「走らない」師走の折り返しでした。日々、是好日。

 

設計屋の年末進行

クリスマスまで、あと十日、穏やかな朝、以外なほど高い波がよせていました。

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 すこし遠くが霞んでいて、シルキーな空が静かです。

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 師走に入ると、八幡様は初詣の仕度を始めます。広い境内には、仮設の小屋が

あちらこちらに作られて、職人さんたちがせわしく働いています。

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 そのてきぱきと、無駄のない働きにあやかって、近所の設計屋も家の身支度。

この場合は、冬支度と言うのでしょう。庭や屋根掃除、窓拭きから床の雑巾かけ。

たくさんの落ち葉を、レレレのおじさん化して、しゃかしゃかかき集める日々です。

 今年は早めに前倒し!年の暮れは、音楽と読書三昧でゆったりする魂胆でした。

基本に立ち返ること

一流の野球選手が魅せる華麗な守備は、日々の基本練習に支えられているそうです。

内野の守備練習の時、ボールに対して、腰を落とし体の正面で捕る、その基本を何度も

忠実に繰り返す。そのことで、芯となるものが確立されて、長い間安定したプレーが出来る。

守備にスランプはない、と言われますが、基本の練習を繰り返し繰り返し身体に覚えさせた

結果の、安定であるのでした。

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 おりしも、高校受験の季節。ゆとり教育の後、応用力が足りないと言われ、その改善も

されてきているようですが、基本がしっかりと身についてこその、応用です。

 いつでも、基本に立ち返って、繰り返すことが出来る、底力さえあれば、応用は利く。

親の立場であっても、仕事の上で、何が基本なのか、いつもその場所に立ち返ってみる、

柔らかなココロとしなやかなカラダを、持ち続けたいものです。

(自分の学生時代は、どこかに棚上げしたうえで)

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 もうすぐ、ウインター・ホリディ。ツリーの幹のように、すっくと立っていたい季節です。

週中にピーク

誰にでも、思い出したくない一日というものがありますね。

「ダイ・ハード」のマクレーン刑事のように「なんてこったぃ!」って言う日が。

 ところが、今年我が事務所には、あーりませんでした。

齢を重ねて鈍くなっているわけでも、ボケ始めているわけでも、まだありませぬ。

 理由を考えると、他人事として見るように、すこしずつなってきたことでしょうか。

「まぁ、こういうこともあるさ。」と、ひとごととして、自分達のことを見られるようになったかな。

 健康とか、お天気がいいとか、ご飯がおいしいとか、単純なことほど感覚によりますね。

仕事も、その一部。一歩引いて見て、他の人が幸せになるように、仕事をするのも

より自分らしいやりかたなのかもしれません。裏方であり、黒子でありという。

 このあいだ、「個性」というものは、自ずと現れるものだ。とあって、うなづいたことが

ありました。人それぞれ、自然に出てくるままに、個性的な仕事を続けていきたいものです。

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 今週、水曜日に健康診断と忘年会。どうせなら、両方のピークを合わせてやってしまえ!

という魂胆で、週明けを過ごします。その後は、長い冬休みが待ってます。うしし。

或る日の師走

すこし強めの風が吹く日曜日。インフルエンザの予防接種が効いてきたのか、すこし眠い

朝、朝日を浴びながら、いつもの由比ガ浜まで、てくてくと歩いてきました。

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砂浜では、さっき追い越していった二人組み。未来のワールドカップ代表が、

早速パス回しを展開しておりました。光りのどけき師走かな。

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 散歩から帰り、ソファーに腰掛けると、障子越しに冬の朝日が柔らかな光りとなって

よりゆったりとした休日を届けてくれています。

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 毎年、暮れが近くなると、神吉拓郎さんの文章が読みたくなります。

放送作家としてデビューされ、人の人生の機微を、それはそれは味わい深い日本語で、

いくつもの短編や、エッセイに書いてくださいました。読むこちら側も、段々と齢を重ね、

以前より文章の行間にいたるまで、味わえるようになってきました。

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 そんな神吉さんも、亡くなられてもう十六年。月日は本当に早く過ぎていくものです。

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 朝日を受けてくっつく犬に、「一緒に読むかい?」

人間様の人生の機微、わかんねーだろーなぁ~。

夢の、ひとつ

南風がとても強く吹いて、白波のたつ今朝の海辺です。

材木座の浜で、駆け回りたい犬の要望に答えて、滑川を渡るのにも

風で飛ばされそうに、よろよろとする朝になりました。

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 雲の浮かび方が、思わずその上に乗ってみたくなるようです。

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 独立して、設計事務所を始めた時分、特に強いビジョンを持っていたわけではなく、

成り行きでそうなった「感じ」でした。ただ、始めた頃に漠然と願っていたことの一つに、

同じ人から繰り返し仕事を頼まれるようになりたい、というものがありました。

 設計という、その場所限りの一品生産をする仕事は、その場限りでものづくりは終わります

。が、人との繋がりは、そこから切れないで続いていくもの。

 設計をして、相手方の信頼を得ることで、日々の苦労が報われる。仕事の楽しさとは、

相手からねぎらいの言葉をもらったり、作った家の暮らしのなかで、笑い声が聞こえたりする

ことでもあります。

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 昨日、以前設計した家の方から、娘さん御夫婦とお孫さんの家の相談を受けました。

お嬢さんの作られたお昼ご飯と、美味しいワインをいただきながら、笑い声の中で

「ああ、夢のひとつがかなったな。」と思う、小春日和でした、

黄金色の谷戸

冬の冷え込みが強くなった今朝は、師走はじめてのクリアースカイ。

伊豆の山並みと大島のシルエットが、すこし高い波の上に浮かんでいました。

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 しばし潮騒を聴きながら沈思黙考。足元の犬も所在なげに付き合ってくれました。

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 クリスマスカードと年賀状のデザインをし終わって、今年の仕事も一段落しました。

今年は、前半から飛ばした分、師走をゆっくり過ごす時間のご褒美がもらえました。

なにかをクリエートする仕事である以上、ゆっくりと考える時間をとることは、大前提である

ようです。実感が伴わない限り、その大切な感覚は身に付かないものでした。

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 帰り道、八幡様ごしの朝日が谷戸の山並みを、黄金色に染めていました。

今年の師走は、たくさんのご褒美をもらえる、幸せ月間のようです。

師走のしあわす?

すっきりと目覚めたおかげで、冷え込んだ朝もすたすたと上機嫌で海に到着です。

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冬のはじまりの海は、これからより一層、朝焼けが美しくなってきます。

なにか光りの粒子が、寒さでちっちゃくなって、より色味が深く鮮やかになっていくように。

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 この季節は、夕暮れもすぐにやって来るもの。雲の流れにも、師走の慌しさが

映って足早に見えました。

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 散歩とご飯が済めば、あとは寝るだけさ。と、毎日床暖房の効いた居間で、

日がな一日、極楽を全身で味わう奴もいます。

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 明日、打ち合わせに伺う方から、お昼にパンを焼きますから、と温かい連絡を

いただきました。ゆっくりと過ごす、幸すな師走です。

居場所について

予報より、早めに雨が上がってくれて、これ幸いと待ちかねた犬をつれて海へ。

いまだ薄明かり、おりしも眼鏡をかけ忘れ、ぼんやりとした日の出前でした。

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 師走らしい寒さになって、冷たい風の中、グレイの冬空を見ていると、

ベルリオーズの「幻想交響曲」が聴こえてくるような、そんな感じです。

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 以前、友人がその知り合いの展覧会の案内を、うちの事務所に送ろうと、

その方とグーグルで見ていたら、「K設計室」って出ていたよ、と教えてくれました。

 昨日、材木座の住所を探していて、ふとそのことを思い出し、北へとスクロールすると

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 ありました。ちょうど画面の↑真ん中に。秋の紅葉の感じやら、切通しと谷戸の間に

寄り添うように、家並みが続いている、その中にありました。

 わたしたちの居場所、世界にたったひとつ。どんどん、画面を引いていって、

大気圏を出て、金星から「あかつき」がこっちを見ている。そんなことも考えられます。

「はやぶさ」に続いて「あかつき」も早く元気になって、無事よい知らせを送ってくれますよう、

八幡様にお願いする朝でもありました。

回転休業中

鬱蒼としていた八幡宮の森、今年は手入れがされて、木漏れ日が散歩道に射すように

なってくれました。紅葉を透かして入る夕方の光りは、木の葉の揺らぎを映しています。

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 今日は予報がいい方にはずれて、空が明るくなって、気分のよい朝でした。

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 今年は、正月からすこしハードワークを続けて、あの暑い夏も駆け抜けて、秋も終わり。

やれることは、やれるだけやって、ステージは上がったように感じています。

 ものづくり、設計の仕事は、デザインのソフトな面より、お堅いハードな部分がほとんど。

特に昨今の安全、安心、と安価を求める風潮のなか、それこそ手堅くまとめるのが責務。

より早く、より正確に、とソフトよりハード面にかたむきがちでした。

 この師走は、すこし置き去りにしたソフトな面。ゆるやかで、しなやかな、デザインを

ゆっくり考える時間を持ちます。クリスマスカードや、年賀状のデザインを、ゆったりと

寛ぎながら、つくるのはとても楽しいもの。根っからのデザイナーとして、デザインそのもの

だけをするのは、理屈ぬきで楽しめます。

 ハード面で、詰め込んで、タイトに仕事をしたことで、インプットされたことが、

ソフト面でも生きてくるのは、うれしいことでもあります。柔らかなデザインは、堅い仕事の

積み重ねが、なにか一つ解き放たれた時に、生まれるものでもあるようです。

 考えたら、今の時代、好きなことで喰ってるだけ、とてもしあわせなこと。

仕事のうまい回転が、アタマの回転につながって、休業もしながら、デザインを遊び

好きなデザインの本や、いい音を聴きながら、また楽しいデザインを考える。

 来年に向けて、よい方向をむいていけそうです。日々是好日。謝謝。

かわいい隣人

暖かな週明け、静かな冬空に雲がたなびく、穏やかな朝が始まりました。

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 夕べ、お隣から連絡があって、外に出てみると!

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 柴犬の「うに」ちゃんが!!かわいいお嬢さんです。

まだ、世の中の荒波に、もまれていない、無垢なお子さんでした。

 うちの二匹はいらないから「うに」ちゃん、ください!!

 末永く、よろしくお願い申し上げます。

暮らしの足元

それはそれは穏やかな、冬の海に暖かな陽射しが降り注いでいる、日曜日の朝です。

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庭先のネーブルが、今年もたわわに実ってくれました。サラダにちょうどよい、さわやかな

甘味とさっぱりした後味です。クリスマスまで、彩りと香りも与えてくれる恵みです。

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 向かいの山の紅葉が、今年も楽しめています。夏の暑さと冬の冷え込みが大きい今年は

葉の色づきがとても良くて、色々なグラデーションを魅せてくれます。

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 我が家の床、足元は大分は日田の杉板です。以前、日韓のサッカーワールドカップで、

カメルーン代表が滞在した、あの中津江村の近くから来たものでした。

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 空気式の床暖房の温かさを伝えてくれる、厚さ3センチの杉板は、軟らかいので

傷だらけになって、木目が浮き出てきました。が、冬の夜、風呂上りに素足でも暖かい。

夏はサラッとしているし、まことに安心する足元です。

 よい住まいの、心地よい暮らしの足元を支える、木々の話でした。

自然なエイジング

昨日の朝の、激しい突風は、鎌倉の材木座、大町、二階堂にかけて被害をおこして

通り過ぎたようで、家人の母からも、心配のメールがありました。

師走にしては、あまりに季節はずれのタイフーン。九州から関東を越えて吹きすさぶことが、

ついに起こったか、というような感じです。今朝の海も、まだ余波が残って、波高しでした。

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 音楽を聴くための、ステレオをはじめとしたオーディオの世界では、スピーカーの音を

慣らして、より良く鳴らすために時間をかけることを、エイジングといいます。

 いつの頃からか、主に美容の世界で、アンチ・エイジングと言われるように、エイジングは

拒否されるかのようになりましたが、音に関しては、自然なエイジングが欠かせません。

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 インナー・ヘッドホンを新しくして、いい音で聴けるようになったiPod。

人が年輪を重ねて、より魅力的になるのは、難しいけれど、いい音にするエイジングは、

好みの曲をたくさん聴けば出来るので、しばらく慣らしリスニングの師走を過ごします。

学びの足止め

思わず笑ってしまうような、強風と大雨になりました。めずらしい竜巻警報まで出ています。

子供達を車で送ろうとした時に、ちょうど自宅待機の連絡網が廻ってきました。

もうすこし早く連絡くれれば、ゆっくり待ったのに!!と、言っても自然の雨風には勝てない。

師走だというのに、残暑の夏の台風の、季節にいるような、空の下です。

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 私の母が、孫たちに「あなたたちの仕事は、勉強」とよく言っています。

日本も含めて、先進国では、学ぶことは当たり前のように出来て、私達もなんの疑問も

持たずに、学校へ行きました。でも、貧しい国では、当たり前のように働かなければ

ならない、それはたくさんの子供たちがいます。暮れになると、ユニセフの告知が

平和な日本に伝えられて、私達はその時だけ「可哀想に」とか同情しますが、

その場限り。次の時代を担う、子供の世界を、形作るのは、私達の考えでした。

 パスポートの要らない、学校へ行ける世界。世の中は、どんどん平和から遠ざかっていく

ように感じる、大雨に足止めの日の朝でした。

平日を休日化して

やっぱり師走になると、晴れた朝には、吹く風の冷たさが増して感じられる気がしませんか?

三日月と星が仲良く昇るのを、静かに見上げながら、大きく深呼吸して犬散歩へ。

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 朝焼けの色合いが、冬の装いになって、海はべた凪ぎで、その静けさを湛えています。

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 来週末まで、すこしまとまった時間がとれたので、すこしずつ身の周りを整え始めました。

集めた資料に、一通り目を通して、使えるものと、いらないもの、興味のないものとに

選り分けることから。ここで、いつも、つい好きな分野のものを読み込んでしまうのが、

いつものパターン。気づくと、数時間が経っています。なので、今回はすこし長めに眺めて

しっかりと一箇所にまとめてみようと時間をとりました。

 建築設計の仕事は、本が増えます。ビジュアルから図面集、環境評価の数字や計算と

いった参考書まで。なにせ、紙は嵩がはって場所をとるし、探すには時間をとるし。

 電子書籍にしても、今度は検索する時間もとります。自分の分身のような、優秀な

美人!秘書は、望むべくもありません。ので、自分でやるしかないのでした。

 もっとも、好き嫌いの激しい選別は、人に頼むことではないようですし、はたから見れば

楽しげに本を選り分けているようにしか見えないようですし。

 というわけで、今日も、休日のように進める、身辺整理であります。

気楽なので、すこし後ろめたい、貧乏性の設計屋でした。

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走らぬ季節

お坊さんも走る季節がやって来ました。鎌倉はお寺が多いので、お姿を見かけることの

多い師走。昨今のお坊様がたはバイクに跨って、颯爽と走っていることもあります。

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 バンドを演っていて、テンポが速くなることを「走る」といいます。

前のりで、乗っていくのはいいけれど、アンサンブルが乱れるのは、音楽にならないもの。

ぐいぐい引っ張るノリはいいのですが、オフビートのクールさがかっこいいのです。

 今年は、幸い?にも、すこし余裕のよっちゃんで仕事が進められそうなので、

来春に向けて、「走らぬ」リズムで、ビートを刻めそうでした。ああ、ありがたや。

 いい、お手本が、今日も足元に転がってます。マイペースの、オフビートで。

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