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朧げながらも

すこし霞がかって、朧げな月が昇っておりました。

風がなく穏やかに夜明けが来ました。

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設計の仕事は、直感によって得た方向を、技術の裏づけでもって、かたちにするものです。

その「直感」は山勘ではなく、いままでのフィルターを通した果実のような感覚です。

その感覚は、絶えず更新する新鮮なものではなくてはなりません。

自分というフィルターは主観ですが、得られたものは普遍である。という自信を持つことで、

客観性をもつはず。わかるひとには、伝わるはずと信じています。

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朧げながら、見えている方向性を確かにしていく、朧月の週明けでした。

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