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2011年3月

希望の弥生

急ぎの仕事が入って、超特急でこなして納品を済ませました!!今日は、久しぶりに会う

友人と一杯。幸いなことに、計画停電は実施されないとのこと、まずは一安心です。

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被災した名取市の役場にいる友人が、自分の立場では仮設住宅がなによりも「欲しい」

と言っていました。住まいの設計を生業にしていても、力不足で資本もない自営業では、

心配することしか出来ません。うわべだけ、口先だけ、自分でもそう思う。

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同じ空の下、つながっているはずの彼の地の、数知れぬ人々のこと。

ひとつすることがあるとすれば、自分の得意なことを続けることのみ、って考えた結論です。

サッカー選手が、ボールを蹴ることに、プレイすることに「気持ち込める」ように、

設計屋は図面の線を引くことにしました。ただ漫然とこなすのではなく。

 普段やり慣れないことを、思いつきで行ってもありがた迷惑であろうとも思う。

喉元過ぎれば、なんとやら、の例えもあるから、忘れないようにだけはしなくちゃ。

お天道様の下では、自然に恐れおののいて、謙虚に暮らすことが、昔の人の知恵でした。

壊れたら、また立て直す。その数え切れない繰り返しのあとに「今」がある。

「答え」のない、これから。でも、そのつど小さな返事ぐらいは返すことが出来そうです。

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 無事は、なんでもないって書くんだ。そう思ったら泣けてきた日の朝。

希望の弥生から、新しい年度の始まりです。

被災者の方々のための鎌倉ホームステイ先募集

わたしたちの所属する「ひと・まち・鎌倉ネットワーク」では、東日本大震災の被災者の方々

を受け入れるために、受け入れサポートファミリーを募集しています。

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もし、鎌倉市内で受け入れ可能なお宅がありましたら、ご連絡ください。

私の事務所でも、お問い合わせ可能です。

e-mail hzx02754@nifty.com まで。

闇夜のプレイリスト

夜明け前、打ち合わせに出かけ前の気分で、早く目が覚めてしまい海へ。

八幡様の外灯よりちいさなお月さんが浮かんでいました。

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 計画停電の暗闇の中では、音楽を聴くことで無限の広がりを感じることが出来ます。

数十年間聴き続けてきたはずの曲に、まだ気づかなかった音を見つける意外さ。

慣れ親しんだ音色さえ、新鮮に聴こえてきて、体に沁み込んでいくようです。

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 天皇陛下が「自主停電」をされていると聞きました。

暖房が消えて寒ければ「(服を)着ればいい」と言われたとあります。

 なかなか出来ることではない。顔の見えない電力会社のトップより、

なんと身近に感じられる方々なのでしょう。「情報」を自分で「判断」しました。

 よい音楽とともに感謝。よい、一日を。

整理し判断する

見上げる人の少ないであろう空に、静かに月が昇っています。

今週は、寒さが戻ってすっきりしなくて、うつむき加減の週かな。

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明日の打ち合わせに使う図面を整えておりました。

仕事人として、設計者がすることは、諸条件の整理と的確な判断に尽きると思います。

その上で、依頼人の「夢」をかたちに出来たら、言うことはもうありません。

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月のように、見守る力を、尽きないスキルで。

港町、海辺の風景

思えば、中学一年から二年の二学期までの、多感な時期を過ごした仙台。

あの伸びやかな暮らしをした杜の都は、海の都でもあったのでした。

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 生まれた町、そして今もこれからも一生過ごす鎌倉と、その仙台の町の

今おかれた状況は、あまりにも違うのですが、海が近いことには変わりありません。

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 3月11日朝の鎌倉の海と、12日の朝の鎌倉の海は、相変わらず穏やかでやさしく、

変わらずに見えていたはずなのに、見るこちら側の「目」が変わっていたのでした。

 日本の、それは大部分を占める山林と、それはそれは豊かな海と海岸線。

今は、海辺の、穏やかな風景に思いを馳せることは、これからしばらくも出来そうにない

けれども、身近に感じていること、だけはしていようと思います。

 私にとっての海辺の風景は、これから、どう感じるかの風景でもありました。

春を、待つ

雨上がりに、冷たい北風が吹く、そんな水曜日の朝となりました。

源平池には、鴨さんがすいすいと輪を描いています。

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 今年は、冬が寒く感じられて、いつもなら桜前線の話題で持ちきりの時期ですが、

「それどころでは、ない。」と、春をどっかに置き忘れてきました。

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 ココロにも冷たい雨が降って、平らなココロを保つのが難しい、今年の春。

卒業式の答辞の涙も、今年は意味や重さが違っていました。

 恵まれたわたしたちは、「平常心」を努めていくぐらいが「出来ること」のようです。

暖かな、明るい春を待ちます。

何をする、にせよ

冷たい雨が降り続くなか、待ちかねた犬を連れ出し、いつものように町内一周。

こういう時も、生き物はいつもと同じ面倒がありました。

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出来るだけ、努めて冷静にと思っても、そのようにならない気持ち。

たいしたことは出来ないのは、わかりきっていますが、つい考えて立ち止まってしまいます。

 何をするにも、手を動かし体を使う、といった確かな感覚を元手にするしかないようです。

まずは、自分の仕事を出来るだけやって、それから、ですね。よい、一日を精一杯。

持ち場のモチベ

春の芽吹きがそこここに感じられる、穏やかな日曜日の朝が来てくれました。

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 うちの坂のモクレンも、ゆっくりと、そしてしっかりと開き始めています。

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 人々が通る路に、穴が開いていたら危ないからそれをふさぐのが仕事。

自分にあった仕事なんて探すより、その穴を埋めるように、人の求めるすきまを

うめていくのが「仕事」。先に求めがあって、それに答えるのが、必要とされる「仕事」。

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 それぞれが、それぞれの与えられた持ち場で、力を出す。

闇の只中でも、光の射すほうへ、手探りでもゆっくりと進む。

出来ることを、出来るなり。スローガンは、ひとつもいらない。

黙々とひたすらに求められる「仕事」をするだけです。花が咲く春の穏やかな一日に。

右往左往でいこう

昨日の夕方、人と車の消えた鎌倉を犬と歩いてきました。

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今朝は5時台からスタンドに並ぶ車の列。徒歩しかこういうときにはないのでした。

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今日は、これから打ち合わせ。新しい仕事の始まり、気持ちを大きく持って!のぞみます。

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右往左往、結構。動きながら、考えます。無事是名馬のたとえの通りに。

平常心

心がざわめく日々が続きます。宮城や茨城の友人の実家も苦労しているようでした。

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普通に暮らしていても、なかなか平常心ではいられなかった世の中が、

ひっくり返る出来事のなか、落ち着けというほうが無理というもの。

犬の顔を見ながら、こうやって過ごせることを身に沁みて、

顔をあげ、今日いちにちをやっていきます。

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電気をあてにせず

いつものように月曜日が始まりました。ただ、人や車が少なくなってます。

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鎌倉は、朝晩二回の計画停電のよう。水曜日の打ち合わせに向けて、書類やら図面やら

パソコン上のデータをやりくりして、日中に済ませねば。

 東電がいかにあてにならないか、はっきりしたので、これからは仕事のやりかたを

シフトせねば。せねばの日になりました。

いつも通り

慌しい一日を過ごし、だんだんと静かになってきました。

人と車の消えた鎌倉を、犬といつも通り歩いて静かな海を眺めてきました。

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 身ひとつ、結局は誰しもひとりきりですね。

だからこそ、いつも通りのなんでもない一日が、どれほど有難いことか考える

いい機会になりました。それもこれも、無事だからこそ。穏やかな、一日を。

いつもと同じ海

宮城に住む友人から、無事とのメール。まずは、ひと安心。

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由比ガ浜はいつもと同じように見えます。ただ、砂浜が狭くなっているような気がします。

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鎌倉も夜まで停電。幸い、水とガスは使えたので、お湯を沸かし

ろうそくの灯をたよりに、母か備え置いていてくれた水で戻すかやくご飯を食べました。

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間が悪く出かけた家人を迎えに車で横浜へ。往復8時間超の災害ドライブでした。

みなさま、どうぞお気をつけて。

日頃の手入れ

段葛の桜、気の早い数本がフライングして満開です。午後の陽射しにうれしそうに咲くなり。

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 畑を耕したり。田んぼの草取りをしたり、と農業に携わる人々が日々手入れをするから

作物が出来上がる。そのようにして、設計をするものは建物を見て回ったり、身の回りの

環境をとらえることが、「日頃のお手入れ」になると思います。

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 この週末は、お声かけいただいた見学会があります。

設計者としての目線ではなく、なるべくなら一人の生活者として「家」を見たいと思います。

心地よさや気持ちのよい居場所を、動物が探すように、家を見ることが出来たら理想です。

 季節は、外に出るにはいい時期になってきました、初心の目で、出かけてきます。

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御機嫌よう日

早咲きの桜の便りが、そこここから聞こえてきます。今年は、すこし寒いお花見かな。

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昨日の夕方、仕事の書類を送るのに気を取られ、考え事をしながら出かけようとして、

家人が「犬は?」と。犬散歩に、犬を忘れて外に出てしまいました。

憮然!!とした顔で、所在無げに立ちすくむ犬がいました。

今朝も、そのかたきをとるかのように、若宮大路を疾走する奴です。

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以前、斎藤孝さんがある講義で「上機嫌」と書かれたTシャツを着ていました。

機嫌よくしていると、よいことがあります。なにより、自分が「ご機嫌」なのだから。

ゴキゲンには、元手いらず。最高が、ひとつじゃないように、ゴキゲンも、いっぱいあります。

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弥生の海と同じように、ゴキゲンな気分で過ごす木曜日が始まりました。

招くかたち

たくさんのマイナスイオンに満ちた、八幡様の境内を歩きながら、大きく深呼吸。

卒業の日の朝に、それは相応しい天晴れなお天気になりました。

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今考え中の家、これから方向性を決めるのですが、人をまねくことも多くなりそうです。

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そこで、屋根の端部を「まねき」にするように考えています。

切りっ放しにせず、「まねく」ことで日本の建築らしく柔らかさが出る。

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写真はスペース雪ノ下。設計は黒沢隆先生です。さすが大家だけあって、日本建築の基本

をよくご存知でいらっしゃいます。少しでも、近づけますように。

モノトーンの閃き

雨降りが、早い時間に雪に変わった日、部屋の外はモノトーンの世界になりました。

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谷戸の景色は舞い落ちる雪で、山間の村のようになりました。

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高窓の風景も、いつもの春色と空色から無彩色。静かに雪が舞い落ちるのを

しばらくじーっと眺めておりました。

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休日明けで、休養のおかげかモノトーンの風景のおかげか、まとまらなかった設計プラン

に一筋の光明が見えて「これでイケル」という手ごたえを得ることが出来ました。

ささいなことが、大きな閃きに通じるようなよく「天から降りてくる」なんて例えがありますが

うんうんと悩まなければ、思いつかないものです。押してもだめなら、引いてみな。

さっさと寝てしまったり、休んで遊びに出たりして、切り替えるのがいいのですが、

なかなか考え込んでいると、もう少しやると「先が見える」なんて欲を出して結局×だったり

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一夜明けて、色のある夜明けがやってきました。いいアイデアが、冷めないうちに

よい形にする、ミツバチの日です。

床仕上げを考える

日本の家には、玄関が大抵あります。そこで上下足を履き替える場所。

幽玄なところに入る関門としての「玄関」は、靴を脱ぐ、履くことで内と外が切り替わる場所。

日本人は足の裏の感覚が繊細であると言われています。裸足の感覚は、畳の上を歩く

経験を持つことで養われる。日本の夏の蒸し暑さは、畳のひんやりとした感覚に助けられる

ように思います。柔道では、畳が床材ですし。すり足と畳には関係があるのでしょう。

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もうひとつ、日本には「土間」がありました。縁側とともに、外と内をつなげる場所として。

畑や庭仕事から戻って、そのまま土間に入って一服。御近所さんも、靴を脱がずに

そのままそこで立ち話。等等、これからの日本の家にも、いろいろな使い方が出来ます。

今計画している家は、土間があるので、その床仕上げを考え中。写真は大谷石です。

軟らかく摺り減るけれど、まさに柔らかい感覚があります。

土そのままという手もありますね。ちょっと前まで、民家の土間は、踏み固められた土で

出来上がっていました。世の中、便利になって「もう昔には戻れない」と言われますが、

果たして本当でしょうか?湯たんぽやハラマキ、お弁当を毎日する現代に、

ふさわしい「床」、すこし昔に戻って考えるのも面白いものです。

一瞬の感性

なるべく作るものは、ニュートラルでありたいとの思いから、素材そのものの素っ気無い

色合いを生かして設計をしています。生成りという手もありますが、どちらかというと藍染め

や色褪せたジーンズのような、一手間かけた風合いがいいな、です。

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昨日は、長谷まで絵本屋を見に行ってきました。道すがら、仕事のことを考えつつ。

設計の仕事は、始まってスイッチを入れてしまうと、そのことばかり考えているように

なります。四六時中、寝ても覚めても。そうすると、アンテナがいろいろなことに反応して

感性がローリングストーンになります。

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風景も一瞬で色合いを変えます。ほんのささいな変化も見落とさないように、心がけて。

弥生の光り きもちのかたち

サンゴの日の朝、霜の降りた庭に飛び出た犬をなだめて海へ。

春の光りが満ち満ちて、とても気持ちの良い朝です。

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夜明けが早くなって、弥生の光りは前より強くなってきました。

あちこちの木々が、春の芽吹きを待ちかねているようです。

自然の一部の私達も、同じような気持ちで暖かな春を待ちましょう。

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新しい家のプランを練っていると、かたちに囚われて先に進まなくなる時が、往々にして

あります。条件を満たそうと、パズルのピースを当てはめながら、四苦八苦右往左往。

そう簡単に、パッパッとひらめくものではないので、立ち止まってしまう。

 そんな時は、手を止めてかたちの前にある「きもち」を考えます。

どんなふうに暮らしたいか、どういった時間をそこで過ごすか、ありたい「きもち」のありよう。

そこに戻って、また考え直すことの繰り返しでした。

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四季の移り変わりとともに、うつろう光りを思い浮かべながら、よりよいかたちを。

休日ですが、アタマは色々ハタラク日です。よい、休日を。のち

自ずからの、動き出し

ひな祭り明け、もこもこと水平線に春の雲がたなびいています。

寒の戻り、こうしてすこしずつ芽吹く季節の弥生でした。

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季節が暖かくなってくると、自然とカラダが動き易くなります。

そうすると、顔が上がってより先を見るようになる。

これは、もう自然とそうなる。日本書紀の時代から、大和言葉で一番使われるのは

この「なる」だと、聞きました。「なるようになる。」のですね。

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これからの、三ヶ月は心と体のバランスが、いい按配にむかう季節になります。

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今日も、いいお天気の下で、よい一日を。

映画とTV、を観るの日

昨日の夕暮れは、雨上がりの薄暗さが伴って、冬の入り口のようでありました。

散歩道のLEDのイルミネーションの白さが、よりいっそうそんな感じです。

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お休みの日には映画。ということで「ヒアアフター」を観てきました。

クリント・イーストウッドの映画は、やはり映画館で観るものです。

レンタルでは、失礼にあたる価値があると思っているから。

おりしも、レディースデイで、アイドルの映画を観終わったご婦人たちの

感想を、すれ違いざまに聞き流し、おなじ「1000円」の価値を考えました。

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ヒアアフター、は来世をテーマにした映画です。いつものタッチで、描かれた内容は

音楽も配役もぴったり。よい本や美味しい食事と同じで、感じ方はまったく個人的なもの。

評論やランキングなど、どうでもよく、いいと思ったらそれがいいのです。

イーストウッドの映画は、その後の食事とビールがより美味しくなります。

テーマの軽重は別にして、余韻を味わえる内容がありました。

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そのあとは、家電量販店へ。地デジ地デジと五月蝿いのでTVを買いにいきました。

それはそれは綺麗になった映像に、ふさわしい内容のある番組は、いくつあるのかな?

と違う心配をする、よい映画と、TV本体の日でした。

週中に休む

雨が降ったり止んだり、はっきりしない空を見上げ「はっきりせんかい!!」と言いつつ

足元の犬の右往左往に付き合う水曜日です。

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以前、週休三日のことを書きましたが、水曜日はその三日目にぴったりです。

月曜と火曜は、やはり働くべき、という漠然とした感覚があり、

木曜と金曜は週末の前、セットで充実させるべき、このべきの二つセットに

土曜と日曜をセットにすると、やはり真ん中の水曜日というのが「腑に落ちる」。

だいぶ前から、水曜日は「ノー残業デー」とする企業がありました。

仕事を進める上で、あえて休んでみると、見えてくるものがありそうです。

では、よい一日を。

飼い主エライ

二月のおしまいに、久しぶりに時間をとっての犬洗い。降り続く雨の散歩帰りに

そのままお風呂場へ直行。漬け置き洗いが出来たらいいなあ。

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汚れがたまって、シャンプー後のすすいだ水が真っ黒!!

これでは、撫でていただく方々に申し訳なか。すいません。

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中腰の姿勢を続け、腰に手をあてため息つくオヤジを尻目に、いつもプルプルプル~

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飼い主の腰痛エライ、入浴日でした。おそまつ。

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