きもちとかたちと
海開き、の週末明け、由比ガ浜は散らかしたモノ目当てのカラスの群れ、
ヒッチコックの映画のような風景の朝です。
節電の夏、身の回りの始末ぐらいしてほしいものです。
新しい仕事の依頼があって、また新たな展開のバリエーションが増えて
自分たちのフィールドがひろがる。ありがたいことです。
設計が、モノにかたちを与える仕事ならば、自然のかたちに素直に学ぶのがすじ。
目にはみえない、きもちを、目に見えるかたちにする役割。
以前、糸井重里さんが「と」について言われていました。
なになに、「と」、なになに、の「と」に、助けられたというようなことです。
文庫のキャッチコピーで「想像力、と数百円。」
見えないもの、と、お金という、見えるもの。この言葉の「と」にあたるところが
設計なのでしょう。住まいに対する人のきもちを、どうかたちにするか。
そこに、当然「わたし」が入ることになる設計の仕事。
また、ひとつ、すすむべき方向が見えてきました。
みちしるべは、身の回りに、すでに、いつも、あります。
よい、週を。
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