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2011年8月

九月の休み時間

ルーティンワークを、夕方に片し!!久しぶりに四連休をするのです。

すると言ったらするのです。言われなくてもするのです。(ひつこい)

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 芸は身を助く、昔のひとは、まあ、うまいことを言ったもんです。

設計屋の場合、この芸は図面を書くのが、早いこと。と言っても、今は鉛筆で書く訳は

なくて、パソコンの画面上に、ですが。それでも、手書きの図面を経験していない人の

レイアウトの悪い図面なぞ、見られたもんではありません。早い、きれい、うまい。

 まるで、よい居酒屋の、気の利いたお通しのように、表現される図面。

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 図面の出来とおりに出来上がる建築であってみれば、世の中いかにいい加減な

図面で出来た建物が多いかは、普通の方々にもお分かりでしょう。

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 仕事の一切合財、忘れるつもりが、いつのまにか図面の話かよ。

というわけで、台風の襲来を待ちつつ、ゆっくりお休みします。あしからず。

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 渦巻く雲の下、ごきげんよう。

三十一日是好日

二連チャンの打ち合わせを無事終えて、ふーーっと脱力するみそかになります。

明け方から、先頭をきって進む犬には、毎日の日々是好日です。

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 山場を越えると、抜け殻のようになるって言うけれど、私にとっては脱皮です。

いままで身に纏っていたしがらみを、ぱっと脱ぎ捨ててまた新しいことを始めるように。

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 いつもの、平常仕事に戻り、明日までに完了。そして、束の間の夏休みをもらう。

地道な日々は、時にいい流れを与えてくれる。かけがえのない、実感です。

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 空の色を映して、銀色に輝く波が奏でる潮騒。

八月の終わりにふさわしく、ここちよく聴こえてます。

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よい、水曜日。そして、九月を。

時という味方

打ち合わせに出かけた杉並。日陰のまったくない炎天下、とぼとぼと歩く視線を上げると

夏雲が広がっていました。夏のおしまいを惜しむかのように。

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 この夏は、ずーっと仕事。予算の検討ばかりしていた気がします。

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 建物を設計する意味、一軒の家が建つことの、社会や経済に係わるエトセトラ。

あらためて、住まいの原点を見つめて、立ち止まり、考える、そんな八月でした。

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 時間をかければ、よいものが出来るかといえば、そうとも言えません。

無駄に費やすことのほうが多いから、短時間に集中して密度を上げることが大切です。

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 もう一周忌を過ぎてしまった、田中文男棟梁の言葉。

「仕事はいっぺんにやれ。そうすれば、何度もやらなくてすむ。」

 そのことによって、仲間と「ご苦労さん」と一杯やる時間も出来るし、

次の仕事の段取り、手配の時間も生まれる。という、言外の意味があります。

 体を張って、働いた名人の一言には、深く重い響きがあります。

平等に流れる時間を、すこしでも身近に感じ、味方のようにして、

よく働きたいものです。

銀色の夏仕事

ゴーヤの花が、黄色く笑う、八月の最終週。もう今週は九月がスタートシマス。

今日、明日の打ち合わせで、山場を越えてすこしは静かな秋が迎えられるといいな。

めずらしく、希望的観測で臨む一週間になります。

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 夕べは八幡様で奉納音楽祭。期待通り、夏川りみさんが「涙そうそう」を

三線を爪弾きながら唄ってくれて、夏のクタビレアタマに風が吹きぬけました。

いい声です。その後のと一緒に、カラダに染み入る夏の唄声でした。

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 今朝の海は、秋風が心地よく吹きぬける、居心地のよい場所に変わっています。

寄せる波は、銀色に光りながら、シュワシュワとさざなみ、サイダーみたいでした。

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 銀色の波を見つめながら、いつかいぶし銀に輝く建築を創れたら。

と願う、八月二十九日です。(二重苦と変換されないよう、気をつけて)

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夏を送る朝に

枕元では、夜毎、虫たちの鳴き声が大きくなってきました。ヒグラシのカナカナも

あとどれくらい聴けるのかな。もうすこし、夏の夕暮れの心地よいさびしさを味わいたいな。

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 消えそうな三日月が、ゆったりと夏空に浮かぶ、涼しくなった鎌倉の谷戸より。

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 大人になると、八月の終わりの物悲しさを味わえるようになりますね。

子供の頃の、あの夏は二度と戻ってはこないから。だからこそ、この季節を送ることが

出来るようになりました。でも、少年の夏は忘れずにいよう。

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 足元に寝そべる犬を照らす夏の陽。秋風が吹き始めた砂浜に、ずいぶんと

優しくなってきました。もうすぐ、九月。よい季節に、なりますように。

ごきげんよう。

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勉強させてもらう

値決めが一番重要な仕事である、となにかで読んだことがあります。

自分の売るものが、品物であれ、技術であれ、サービスであれ、時間であれ、同じように。

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 建築の設計、つまるところはサービス業です。かたちを考える上ではデザインで、

安全性や居住性、生産性を考えると技術屋で、予算をやりくりする上ではコンサルタント、

居心地を提供する面ではサービス業。すべてを引き受けて、建物の値段、いくらで出来る、

を決めるまで。ここのところ、ずーっとその仕事をし続けて、ようやく見通しが立ちました。

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 ただ、総予算内には、どうしても納まらない。さて、どうするか。

こういう時は、「勉強させてもらう。」しかありません。

 さほど多くはない設計料も、「いい勉強になる」という視点から見ると

すこしは、なんとかなるものです。

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 商売である以上、「勉強させてもらいます」の局面はありますね。

どんな仕事でも社会性があるのだから。

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 季節の花は無償に咲く。当たり前ですが、この世界が在ることの不思議を考えれば、

わたしたちの「勉強」なんて、たいしたことないなあ。

 やるだけやった、そのすえの「勉強」です。

ハタ楽週末

夕べは黄金色の海を泳いでいました。正しくは溺れていたというのでしょうか。

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 公私とも、お金の算段をしていて、煮詰まってしまったアタマをクールダウンしに。

犬散歩→シャワー→ の三点セット。ゴールデンな夜、すっきり気分転換しました。

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 一夜明け、空はすっかり秋の空。雲は高くに広がって、季節がひと月進んだようです。

海の家のフラッグ、夏の名残を惜しむようにハタめく朝となりました。

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 「働く」ということは、ハタにいるひとを楽にするからハタラクというんだ。

以前ラジオで聴いた、気の利いたセリフ。好きです。

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 たくさんのひとが、はたらく週末。来週の打ち合わせを控え、私もよく働きます。

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自分手当て

どうやら季節の変わり目にはいったようで、降ったり止んだりの空模様が続きます。

この時期、やっぱりすこし気が抜けて、疲れが出てくる頃ですね。

今年は、みんな少しずつ大変さが増しているから、お大事に。

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 雲の切れ間から、夏の陽が戻ってくるのは、しばらく先になりそうです。

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 半端に吹く夏の風に、景気よく、はためかないフラッグの所在無さ。

己の姿を重ねてみたりする木曜日です。

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 自営業、今月末には事業税。税の行方は、不透明。世の中、デジタルなのに

使い道が具体的に見える化しないのはおかしなもんです。

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 大きな会社なら、福利厚生もあるかと思いますが、こちらは自助努力。

自分の手当ては自分でするなり。費やす時間そのものが、手当てでもあります。

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 季節と同じように移り変わる心持。すこしずつでも、よい方向に向かうよう

自分手当てをする季節です。

茜とスミレ

処暑を過ぎた朝、お空が急に高く感じられました。そろそろ次の季節の出番でしょうか。

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 昨日の夕暮れ、散歩の帰り道、若宮大路でプリマベーラのお姉さんと劇的な再会を

果たした我が家の迷犬。夢見るように爆睡して、元気ハツラツ!目がランラン!

 鎌倉いち、シアワセな犬コロです。

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  浜辺の景色も海風も、秋の気配が満ちてきました。

波打ち際に鴎が並ぶようになると、九月が近いことを教えてくれます。

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 夏の終わりの空。もし違う道を歩き、自分に娘がふたりいたら、迷わず

あかねとすみれという名前にするだろな。と、茜色とスミレ色の空見上げて思う朝です。

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 よい、週中を。

じこしゅちょう

雨上がりの朝、わりと大人しく鳴く蝉の声を聴きながら坂を下りていきます。

雨のしずくの一粒一粒に光りが宿って、きらきらと揺れておりました。

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空のグレイを映す海、水平線さえあいまいで「いそしぎ」のメロディがぴったり。

潮が引いて広くなった浜をゆったりと歩く朝です。

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 一羽の鴎と目が合って、おはよう。向こうは、足元の犬を警戒しているだけでしょうが、

しばらくじーっと佇んでいました。夏のひと時が、立ち止まったようです。

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 朝夕、欠かさない散歩。一回でもパスすると「けんり」を「しゅちょう」してくる奴がいます。

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 「しゅちょう」がかんたんに通りゃ、苦労はせんのだよ。

といっても、通じやしない「ごうじょう」な一匹。夏の終わりの物悲しさも、

「むなしさ」にふと変わってしまう、「じこしゅちょう」の火曜日です。ワン。

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a music life

雨音で目覚め、ヒグラシの哀しげな声を聴きながら、散歩をおあずけし、机に向かう朝です。

涼しさが急にやってきたので、体の戸惑いが夏のくたびれ感に変わっています。

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 すこし、仕事の手を休め、日がな一日、音楽を聴きながら過ごす日曜日でした。

村田和人さんの定番を、夏のプレイリスト「晩夏」ヴァージョンにし「二人乗り」と「風の街角」

を後ろにおいて締めくくる。われながら、いい並び。夏を送るにふさわしい選曲です。

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 ストラトの手入れをして、爪弾く曲は「スパークル」コードの音が

学生時代の感覚をいつも思い出させてくれます。いつか、バンドも再開するのです。

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 どんな日にも、音楽は聴いている生活。彼の地で苦労されている人々は、

音楽どころではない、と思うからこそ、音楽とともにあろう暮らしをします。

 よい、週でありますよう。

明日への扉

まだ人気のない、蒼い街を歩くことは、とても気持ちがよいものです。

夏の明るい時期にしかない、その光りに満ちた、ただ中へと歩き出す。

それだけで、ココロはミリオネア。蝉ノワシワシ声と鳥たちのサエズリをBGMにして。

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 人間らしくやりたいな だって人間なんだから 開口健さんの名コピーを小脇に抱え歩く。

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 ふと思い立って、去年の写真をひっぱってみました。

なんだか、今年は、去年と比べて見ることや、振り返ることが多い気がします。

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 とても、とても暑かった去年の夏。過ぎ去った風景は、立ち止まった時の中で、

穏やかにやさしくあるように思えます。たぶん、それは、穏やかでなかった、今年のせい。

 でも、なにが悪いわけではなく、時は生きるものすべてに等価で、平等にあります。

今、こうして生きているからこそ、呑気に口に出来るのだとも思いますが、

どんなことがあっても、自分で「明日への扉」は開こう。その気持ちだけは、持っています。

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 いつも、心に、銀色の翼を持ち、扉を開き、飛び立つ。

まだまだ、やることはたくさんあります。涼しくて、よい、休日を。

設計のクールダウン

お久しぶりの、恵みの雨。自然のエアコンが効いて、ぐっすりおやすいみんです。

海もべた凪ぎ。沖合いに客船が浮かんでおりました。

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 伊豆の空も、ブルーグレイにたちこめる雲のグラデーションが涼しく見えます。

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 昨日、鵠沼の家の設計をまとめて、クライアントに送って、ほっとひと息つきました。

最低気温が、最高気温と入れ替わってくれたお陰で、アタマの方もクールダウンします。

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 月のようにクールに、いつも冷静沈着に設計の仕事が出来ればいいけれど、

そんなに出来た人間ではないので、熱くなり過ぎたりは、しょっちゅう。

 情熱は有り余るほどあっても、うまく気持ちに乗ってくのは難しいもんです。

無心で図面に向き合えれば、それだけでうまくいったも同然なのですが。

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 苦労して描いた図面に、立ち現れる住まいのありよう。苦心惨憺の跡を残さず、

蓮の花の佇まいにすこしでも近づけたら本望です。

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 設計にも、あら熱をとるような、クールダウンが必要でした。

ノーテンキに、砂を蹴る、クールじゃない奴と一緒じゃ、無理かもなあ。

人の役

今朝は久しぶりに強い南風が吹き抜けています。待ち遠しかった夏の雨やってきまっか?

海への通り道には、サボテンの大輪の花が咲いています。お見事、この上なし。

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 お盆を過ぎて、海風も秋の気配を帯びてきます。雲のひろがりはいまだ夏の名残ですが

来週末ぐらいには、この空も高く抜けるようになって、秋近しというわけでしょう。

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 庭の花、この容姿は朝方だけ。涼しい朝に開き、蒸し暑い夕方には、しゅわしゅわと

しぼんで、変身しております。身を隠すかのよう。そういう変わり身、やってみたいもの。

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 お隣のPC、メールの送受信に不具合があって、お困りの様子。

出ていたエラー番号を検索し、試行錯誤。無事、直り、ほっとします。

 PCの不具合、こちら側に落ち度がなくても、いじったせいで、となにやら自分の欠陥の

ように感じられることがあります。くわしくなくたって、直せるようにするのがほんとうの

パーソナルですから。そこのとこ、よろしく「窓」さん、儲けるばかりが能じゃ無しよ。

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 いろいろ、日常には雑事があって、それはみんな同じようで、お互い様です。

「人の役にだけは立っとけ」 天国の祖父たちの声、聞こえた気がする晩夏の空でした。

沸き上がる湧き上がる

時々、ずるをして、前もって文章を書いていることがあります。

次の日の予定やら、その月ごとの繁盛具合によって(忙しいという言葉はココロを亡くすと

聞いてから使いませぬ)使い分けです。元々、大したことを書けるわけなどなく、魅力に

乏しくとも、これしか出来ないことをするのが、人間でいいんじゃないでしょうか。

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 白い、佇まい。言うだけ、野暮でしょう。通じない人には通じないし、判るひとには

言わずとも判る。古い友達のようなもんです。

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 なんでも、素人に分かりやすく、の成れの果てがランキングのTV番組。

数字で物事が分かれば、放射線も測定しなくていいハズでしょう。

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 湧き上がる、夏雲の力強さを表したくて、まったく違う方向に話が進むのもご愛嬌。

政治屋だったら、真っ先に「失言」して辞任するタイプなのでしょう。

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 自ずから、自然に「湧き上がる」のと、外圧で「沸き上がる」のは、明らかに違う。

今宵のサンゲタン、泉ノヨウニ、ワキアガルことでしょう。さて、あなたはドッチ?

日常茶飯の充実

お盆の送り火をし、牛馬に乗って帰った朝、月がきれいでした。日中がとても暑いそのぶん、

夕焼けの焼け方も美しい。ビルの谷間でさえ、一枚の絵になります。

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 仕事の切りが良い、のはもちろん気持ちよいのですが、さらに一歩進んで

切りのよいところの、ちょっと先まで済ませておくことで、またその後々が楽になります。

 もうすこし、やっておこう、って思えるときは、きっと日常が気持ちよく過ごせているから。

自分なりの、些細なことの積み重ねが、いつか「確信」に変わるのかもしれませぬ。

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 日常茶飯が大事なのは、昔の人がよく知っていたことでしょう。

通りを掃き清め、打ち水をする。向こう三軒両隣に気を配る。そんな、毎日。

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 夕暮れ散歩も、生き物の面倒見。すこし、暑すぎですが、欠かさず出かけます。

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 口をきかない犬も、廻りには気を配っているのかしらん。

暑さに負ケズ、泣き言イワズ、人のせいにセズ。犬なりにしているようです。

さっぱりと清々と

終戦の日だというのに、ノーテンキに鎌倉に来る人でごった返し、お盆のお墓参りの

行き帰りも人いきれでへーへーでした。まるで犬と同じです。

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 お施餓鬼、餓鬼に施すお盆。我が物顔のガキんちょには、施せないなあ。

と、大人気ないオヤジの独り言であります。

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 あまりの灼熱に耐えかね、床屋へ。40年来面倒をみてもらっているお店。

いつものように親父さんが迎えてくれた店内は、冷房がキンキン。それだけで有難やです

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 汗かきの話になって、襟足の汗をかくというと「人によって、アタマの汗腺の分布も違う」

とのこと。なるほど、さすがの商売柄。納得させても、もらった日になりました。

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 さっぱりアタマで、清々したから、気分よく、また新たなスタートを切れそうです。

マスター、アリガトウ。

夏の休止符

海方面のイベントで、傍若無人で溢れた鎌倉も、夕暮れが降りてきて静かになりました。

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 夕方6時を過ぎても、涼しい風は長続きせず、街中は「暑っちーっす!」

犬の舌がへろへろと物語る、いまいち美しくない夕暮れざんした。

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 気を抜くと、あっという間に過ぎた連休。今日は、お寺さんで供養があります。

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 毎年、この日だけは、特別な一日として、空けてあるのです。

300万を超える日本人が亡くなった戦争から、すこしは賢くなったのでしょうか。

震災の結果が、すこしでもよい方向に転じれば、と先祖に手を合わせながら

自分たちのいる場所を確かめる。そんな一日を過ごします。

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 この海を、戦争中、泳いでいたであろう、亡き祖父の面影はすでに遠く、

時代は私たちの次の世代へ引き継がれる時期にさしかかっています。

 66年前、聞こえていたであろう潮騒は、今も続いていました。

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 はためく夏。休止符をうって、また明日。穏やかな、ひとときを。

オン・ザ・ロード

扇風機と扇風機の谷間、コードの渦巻く絶好の場所。涼しさを求める犬なり。

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 朝飯前、所在無げにしている奴です。ごはん、まだかしら。

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 お盆の時期、気分は一年の折り返し地点を感じます。暑さが厳しくなって夏が長くなっても

季節は刻々と過ぎていき、気づけば秋の気配。土用波がたつと、夏がゆくのを見送るのも

近いことを教えてくれます。

 66年前、戦が終わる日の、夏の陽。震災の年の、夏の陽。蝉の声も変わらずに

聞こえていたのでしょう。お盆は、ひと息つくのに、ほんとうに丁度よい場所にあります。

 先を歩み、今はそばにいない人たちも、近く感じられる季節でした。

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 移りゆく季節のなか、それぞれに歩いていくことの意味を考える。

 時代のメインストリームではなくても、独自の道が限りなくあります。

いつも道の途中。オン・ザ・ロードで、前向き。老いないココロを携えて。

自分見舞い

夕暮れ時を迎えても、一向に涼しくはならない鎌倉。そこにもってきて、車の排熱で

アスファルトの街中は、へェーへェーです。犬も、うけけけと口開けての夕涼み?

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 朝も五時台から、涼しさはなく、犬のご機嫌を伺いながら、逆廻りのコースをとります。

そうすると、しばらくお目にかからなかった「三河屋」さんの潜り戸にお会いしました。

店構えも素晴らしく、奥の白い蔵の佇まいも美しいこの店。風雨にさらされ、うづくりされた

木目が浮かび上がる潜り戸。この扉にふさわしいのは、生成りの和服のおかみさん

でしょう。まぼろしを思い浮かべる、妄想の八月でもあります。(俺だけか)

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 よく遊ぶには、まずよき仕事をよくしてから。昨日、ひとつ、一件落着をしたので

久々にお盆休みを迎えることが出来ました。今年は、日本中がプレッシャーに晒されて

いまだ、その只中にいます。元気でいられるわたしたちも、意識しないところで

傷を負っていて、その疲れが出る時期なのでしょう。この暑さに負ケズというよりも、

はなから勝負に向かわず、ごろごろじーっとしているのが、よろしいようで。

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 蓮の凛とした佇まい。見るほどに、桃源郷。健やかで穏やかで和やか。

お盆にふさわしい、御姿でいらっしゃいます。

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 くっきり昇る、月のような真夏の太陽。日照りが無ければ、秋の実りも訪れない。

自然の摂理、その一部でいるのだから、よくやったね、と自分に残暑見舞いを送ります。

譲れぬ一線

曇り空に放射できずに、前日の灼熱が残るお盆休みの海です。

人気がないと、夏の終わりが近いことを感じます。いまだ、残暑の端緒といったところです。

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 その名も、ロータスリーフというお店先。大輪の花火のように葉脈が見えます。

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 今年の花火は、いっそう淋しげに感じられるのは、わたしだけでしょうか。

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 昨日、予算の打ち合わせ、その内実は「値切る」だったのですが、いつもそこまでして

設計する必要があるのか、時には迷うこともあります。

 そんな時、いつも思い出すのは養老先生の書かれた言葉。

「自分に合った仕事なんてない。道に穴が開いていたら不便だから、その穴を埋めるのが

仕事。他人が必要とするから、ある仕事。その仕事に合わせるのが本当。」

 他人から求められる仕事。その信頼をかたちにすることは、「ものにする」ことです。

彼氏、彼女を「ものにする」のと、同じことだって思います。

 隙間を埋める仕事であれ、ココロの隙間を埋める恋愛であれ、自分のこと。

一線を画すにしろ、一線を越えるにしろ「譲れぬ一線」は、自分の中にはっきりと在る。

 ものになる、か、ならないかは、やってみなくちゃわからない。だけど「仕事」である以上

譲れない一線は、きちんと引いてものにするのが、「仕事に合わせる」ということです。

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 継続もチカラ。黄色の励ましを受け、一仕事します。よい、お盆休みを。

自分ごと他人事

草をはむ犬の鼻先に、シジミ蝶が羽を休めておりました。夏の一ページです。

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 朝から、夕焼けのように昇る太陽。♪真っ赤に燃える太陽だ~から♪

と思わず口ずさむ恋の季節なの。(歌えるひとは近い世代です。)

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 うれしい他人事は自分のことのように、つらい自分の事は、他人事のように考える。

そうなれれば、素敵な世の中になりそうです。

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 他人が喜ぶことを、その横顔を見つめることで、自分のココロの栄養として、

うまくいかない時凹んだ時は、他人事のようにお気楽に、離して考える。

 このふたつが出来れば、たいていのことは笑っていられると思います。

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 お盆が近づくと、円覚寺の和尚さんが言われていたことを思い出します。

他人にする返事は「ああ、そう。」だけでいい。ただ、そのあとに、うれしいひとには

「ああ、そう。それは良かったねェ!」つらそうなひとには、「ああ、そう。それはそれは

大変だったね」、とおっしゃい。単純なことですが、なかなか深く、徳がある方ならではの

お言葉です。一歩進んで、喜怒哀楽みんな、他人事も自分ごとも引き受ける。

 他人の身になるには、まだまだ、修行が足りんの。

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 自分もひとならば、他人もひと。自分以外はみんな他人。

ひとごとは「他人事」って書く。その他大勢、みんな、おんなじ。

 ものには言い方がありますね。ものは言いよう、馬鹿と鋏は使いよう。

口のききかた、間違わぬよう気をつけます。ひとこと、おおい。

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 犬がへたりこむ朝、わが身を映しているのかと、犬ごとをとらえるのが関の山です。

バイ・ユー・サイド

夏の夕暮れ、日曜の満月に向かって、だんだんに満ちてゆく月が浮かんでいます。

息の詰まるようなアスファルトの照り返し、和らげる夕立が欲しい今週です。

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 あちら側の人たち、つまり為政者や大企業や役人側と、こちら側のわたしたち。

その間には、見えない境界線があります。どう考えても、こちら側にはマイナスになる。

そのように「なっている」のは、多分直らないと思っています。

 役人にだけはならないよう、二人の子供の名に「民」とつけたぐらい。

たみはひと、とも読むのを知ったことで、子を育てる、ささやかな覚悟が決まりました。

 こちら側にいる、自分のまわりの人々と和する。それだけで、十分。

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 昇る朝日、流れる川、響く潮騒。みんな、こちら側に在ります。

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 「バイ・ユー・サイド」のメロディが、風に乗って聴こえてきます。

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 暑さも彼岸まで。もうしばらく、仲良くしませう。

時に振り返る立秋

立秋を向かえた今週、「暑っちーす!」な夏になりましたね。

が美味しいのはいいけれど、飲んだあとのクールダウンが難しいもんです。

心地よい眠りのためには、すこし控えたほうがよろしいようで。

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 朝露の降りる谷戸を下って街中へはいると、アスファルトの熱を感じます。

このところ海沿いでは夕立も来ず、涼を運んではくれず、待ち遠しい気持ちになります。

 内陸では落雷や大雨で困っているので、大きな声ではいえませぬが。

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 お日様も、五時台からやる気を出していて、もうすこしお休みくださいな。

地面に近い奴↓は、ひーはーで訴えています。舌がよこから出ると、もう限界。

分かりやすい奴でもあります。

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 震災の後、上を向いて歩こうの合唱が始まりました。前向いて進もう、の掛け声も。

人によって、欲するものは違います。静けさが欲しい人や、ただ明るい歌がいい人。

 人によっては、立ち止まって、来た道、起こった出来事を振り返えりたい人もいる。

その時々で、なるべく色々な、今までと変わらない日常があればいいな、と思います。

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 以前になりますが、森をテーマにした講演を聴いたときに

「これからは、前向きに後ろを向く。そういうことも必要じゃないでしょうか。」

という問いかけがあって、とても残っています。

 今までの暮らしの知恵や伝統を、今に生かすという意味だったのですが、

震災後はまさにそうなりました。自然災害の多い日本では「助け合い、支えあい」が

当たり前だった、地縁社会。そのかたちを、これからの新しいかたちに変えていくのは、

まさに前向きな後ろ向き。このことは、私の中で、もうひとつの話とつながります。

 日本人F1ドライバーの先駆け、中嶋悟さんが「運転している時、前を向きながら

意識の半分以上は、後方を見ている」と言われていたことと。もちろん感覚の話ですが。

 前に進みながら、きちんと後ろを見る。のは、先人の残したものを、これからの世代に

自分たちなりに伝えることに繋がることでしょう。

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 時に振り返るのは、犬も同じようで。おそまつ。

笑いあい、支えあい

週明け、夏らしい風が吹き、セミたちの声もより高らかになってきました。

今週も盛りだくさんで仕事しまっす。

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 オオイヌノフグリ、風に揺れています。

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 鎌倉消防署のポスト、今朝も笑ってます。笑いあい、支えあい。

人の命をあずかる、消防署にふさわしい笑顔です。

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 自分ひとり、出来ることはそう多くない。と決めないようにしよう。

ここまで、出来そうを伸ばしていくと、けっこう大したものになるかも。

 今日の、非日常は、明日の日常、とラジオから聴こえてきました。

今日、出来なかったことも、明日はなにげに出来ているかも。

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 砂上の楼閣も、つくるには時間がいりますね。

自分の地平を歩く

 朝焼け燃える空を見上げながら橋を渡る休日です。国道をくぐるトンネルのわき道に

すきな黄色のハマナス。海風に繊細に揺れる、華奢な姿で、けなげに咲いています。

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 繊細、華奢、けなげ、三拍子揃ったのは、女性の好み?をはからずも露呈したようで。

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 ヒグラシの合唱の中、彼岸の入り口に白く光る蓮。

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 道端に、車の排ガスに揺られながら咲く芙蓉。

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 ちいさな子の手のひらのように、おひさまに向くゴーヤの花。

路傍の花は、意志をあらわして凛とした姿で在りました。

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 駆け足で進んでも、ゆっくり歩いても、時にとぼとぼ歩んでも、いつかはどこかへ着く。

この夏は、自分の地平を確かめながら、立ち止まる季節のようです。

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 時は、誰にも等しく与えられて、限りがある。短い一生も長生きも、今この時は

「生き死に、半々」。生きている限りは、自分らしい地平をいこう。

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 寄せては返す波間の鴎も、凛とした立ち姿で佇む。

見習う日曜の朝です。

へたれ犬の朝

 夕べは「ひと・まち・鎌倉ネットワーク」の例会で、由比ガ浜の海の家へ。

夜の海も、賑わっていて、辛いタイ料理にがススムクンのトムヤムクンな夜。

 いつも朝焼けの写真ばっかですが、たまには不健康?なやつものっけておきます。

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 ここのところ、犬の調子がイマイチ。夏バテ?震災の後遺症?よくわかりません。

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 散歩好きなのに、いやいやと帰ろうとしたり、ご飯も一口だけだったり。

でも、ソーセージの香りをつけたら完食したり、贅沢病なのかもしれませぬ。

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 ガソリンスタンドの出口に、へたれ犬の姿がありました。

こちとらも、すこしへたれ気味だったので、自分の姿を映していたのかな。

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 生き物だから、たまには、へたれてへろへろしても、まっいっか。

朝からへなちょこな、週末スタートです。みなさま、ご自愛ください。

夏空のシフトダウン

 天気雨や土砂降りや照りつける陽射しやら、めまぐるしく移り変わる夏空の毎日です。

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 朝焼けのバックライトに、オレンジ色の雲と水色の空が川面に揺らいでいました。

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 昨日から、八月らしい入道雲がわきあがる夏空になりました。

この雲の、らしさ、が夏の只中のお知らせ看板。

うつむきがちだった今年の夏に、前を向きその先を見上げるチカラをくれます。

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 海から吹く南風の道に立ち、移ろう夏雲におはよー。

いい金曜日になりそうです。

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 暑さに負けまいとして、無駄なチカラを使うより、肩のチカラを抜いて背筋を伸ばして

すっと立つ。それだけで、違う時間の流れが感じられます。

 ここしばらく、すこし詰め込みすぎた感のある日常を、この週末はシフトダウン。

身の回りの風景に目を向け、見上げる夏空。蝉の声も賑やかになっています。

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 今年はじめて見た虹。ゴキゲンな一日のはじまりです。

違う、物差し

 復興財源とか、風評被害の補償など、とても大きな金額の話が続いています。

こちらは、一円単位の見積もりを相手にしていました。いわゆる、市井の、庶民の感覚です。

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 聞いた話ですが、震災直後、善意で配達していた宅急便の方に

「いくらで、請け負っているんだい?」という質問があったとのことです。

 すべてが「お金」という尺度で測られる世の中。

経済一辺倒の、さもしい世の中では、単純な気持ちからの行動は、はかれないようです。

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 社会の中で生きている以上、経済は切り離せないことだけれど、対岸から物を見る

視点だけは失わないようにしたいです。ココロというものさしではかる、暮らし。

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 仕事で、ことあるごとに思い出す、建築家村野藤吾さんの逸話があります。

設計した建物の工事中、どうしても変更したいことがあって、でも予算がどこからも出ない。

 そのときに、「これ、私のわがまま料」と言って、自腹を切った建築家。

違う、物差しは、「心意気」という名かもしれません。

犬の八月

その昔、組んでいたバンドのネーミングは、「八月ファクトリー」でした。

あの頃はマイケルジャクソンの「ビートイット」をコピーして、気持ちのよい

ギターソロを弾いていました。

 あの夏は、今の夏とは違って、もうすこしゆっくりとした時間が流れていたように思えます。

すこし時間を巻き戻し、感覚だけでもゆったりと過ごしたいものです。

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 犬の時間は、とてもマイペース。といっても、散歩ご飯昼寝散歩ご飯夜寝

この繰り返し。時々うらやましくなります。食っちゃ寝生活の主は、日々是好日。

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 毛皮を着ている奴は、暑いのが苦手。そこのところは、こちらが気を使ってやります。

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 犬の時間にすこし寄り添うことで、スローダウンするのも夏にはちょうどよいのかも。

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 犬の夏は、行水の八月でもあります。よい、週中をお過ごしちゃぶだい。

笑う花たち

 電卓、現場、電卓、の順番に向き合って、予算をひねり出して、ファックス送信完了!!

自分に「グッ ジョブ!」と親指を立ててあげる一日が明けました。

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 日中、現場で調査をしていても、どこかで予算のことを考えている自分がいて、

見通しがついていなかったこともあって、おもわずためいきついてました。

 現場から戻って犬散歩しながら、すこしリラックス。冷静になって、集中。無事、まとまる。

ディズニーのアニメのように、両目が「\ \」マークになる月曜でした。

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 景色も目に入らなかった日から、一夜明け、すこし気が楽になったせいか

朝露のなか、花の色がとても鮮やかに見えてゴキゲンになります。

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 夏の花たちが笑う朝です。

夏の灯火

久しぶりに乾いた道の上を歩く朝になりました。白い槿の花が、風に揺れています。

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 二日続きの雨の中、坂のお祭りが滞りなく行われました。

八幡様の神主さまから「恵みの雨のように、みなさまにおかれましても、

しあわせが訪れますように」という言葉をいただいて、ほっとする一日でした。

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 この八月は、わたしたちにとって、特別な夏になります。

心持がいつもの夏と違っているから。ひと、それぞれに、今は亡きひとを思う。

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 夏の陽射しと、夏の灯。どちらも思い出に残す、穏やかな夏でありますように。

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