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住まいの再生

 昨年設計した杉並の家の改修工事が始まって二週間。

内部の解体があらかた終了して、骨組みが露わになりました。

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 元は建売住宅ですが、築十数年、意外と(と言っては失礼ですが)

しっかりと作ってあって、大きな欠陥もなく、まずは一安心です。

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 ただ、やはり解体してみて分かることが山ほどあります。

図面の上で「こうであろう」と想定したことと、実際のズレ。

実物を前に、設計の手直しが始まります。

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 床を支える柱と梁。間取りを変えるので、柱を撤去して

骨組みの補強をします。その際、柱の間隔が長くなって、

木の材料では「バカでかく」なってしまうので、鉄骨で補強。

木と鉄のくっつく部分には、一種のデザインが要ります。

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 木はしなやかに曲がるもの、かたや鉄は固いもの。ボルトで

接合するにしても、木と鉄の両方の良さが合わさるように

考えなければなりません。お金をかけて、弱くなっては本末転倒。

 現場で細かい寸法を測って、図面に書き、構造の設計者と

打ち合わせをします。構造設計は、計算で安全性を検証して

安心をもたらしてくれます。偽装事件以来、なにかと不信感を

もたれていますが、まともな構造設計者は、いい迷惑でした。

 もう構造の方とは二十年来の付き合い。信頼する方なので、

打ち合わせも冗談まじりの真面目さ?で、進みます。

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 支えている柱を撤去すると、当然どこかが弱くなりますから、

そこに代わりとなる材料で補強をする。その図面は、計算された

大きさやボルトの長さ、太さ、本数から起こします。

 当然、予算もからむ問題で、現場で取り付ける施工の方法まで

考えてあげなければ、工事が成り立ちませんから。

 計算してもらった、補強の鉄骨。重さ160キロ!いかに現場の

職人さんたちは力持ちが揃っていると言っても「ほどほどにせいよ!」

との声が聞こえてきます。分けて組み立てる大きさにするか、

火曜日の打ち合わせで決めることにします。

現場で苦労する職人さんたちの、感覚が一番「当てになる」から。

 設計屋は、彼らの意見を素直に取り入れてまかせればいい。

言わなくても、ちゃんと仕事をするのが、私たちの付き合う職方です。

 パズルのように 、あてはめる面白さがリフォームにはあります。

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 お子さんのロフトが出来る予定の2階。冬の陽射しが、

暖かく入っておりました。工事の無事を祈りつつ。よい、一週間を。sun

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