継ぐ、紡ぐ
人に何かを伝えようとする時、結構構えてしまって結局何を言い、
どう伝えたかったか、分からなくなってしまう時があります。
そんなときは、饒舌な友人や会話の上手な人がうらやましい。
日常の会話なら大して気にも止めないけれど、大事な仕事の場面で、
商談が成功するかいなか、なんていう時。しくじること、あります。
商談というのは例えで、実際は自営業の設計打ち合わせ。
ただ、設計を頼まれるか、他へ行かれるか、は大きな岐路です。
設計コンペでも、候補に残っていて、結果選外はダメージ。
ナニガイケナカッタノダロ、と引きずることもあります。
この頃やっと、わけがわかったような気がします。
本来の、自分の言葉で伝えてなかったなぁ、と。
人は、自分の得意なことを伝える時、自然と説得力を持つ。
そんな一節を以前どこかで読んで、うなづいたのを覚えています。
自分なりに、先達から受け継いできたものに、自分らしい色の
糸で紡いでゆく。そんな、言葉を言えたら、きっと伝わる。
自分を大きく見せようとか、よく見せようとか、そういうところ
相手にはよく見えてしまいますね。信頼なんて、後からついてくる
のだから、ありのままで普通にいけば「それでいいのだ。」
自然体、その一言。自然の風景は、ありのままです。
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