継続という力
高校を卒業する時、お世話になった先生方に一言ずつ寄せていただきました。
その中に「継続は力なり」という言葉があります。
そのときは勿論、それ以後社会で働くようになっても
その言葉の意味を実感したことはありませんでした。
続けることの苦労を経験するのは、やはり自営業となってから。
苦労というより、続けることの意味を知るのは、責任を負う立場に
なったことからです。設計という仕事は、住まいの暮らしや建物の
時間を相手にすることから、面倒見をしていくことでもあります。
時間を相手に、継続する仕事。続けることに力がいるというより、
継続そのものが、人の力になる。ようやく、身体で覚えてきます。
自然が繰り返す営みは、継続そのもの。
繰り返す循環の、その片隅で今日も継続します。
« 先々の創造 | トップページ | 気持ちのスピード »
「K設計室の日々コラム」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
« 先々の創造 | トップページ | 気持ちのスピード »
コメント