« 谷戸の雪景色 | トップページ | 春待ち海 »

時間と空間

 雪のおかげで、塵が吸い取られて空気がとても澄んで気持ちがよい。

花粉とか埃が、雪の白さの元になっているのは不思議です。

Rimg7537

 朝の蒼さと、凛として爽快な冷気。ココロが洗われる弥生の始まり。

今月はいいことがありそうです。

Rimg7539

 飛行機雲が、放たれた光の矢となって東の空を進んでいきます。

Rimg7540

 ここ数年で、ようやく時間と空間の質に対する感覚がつかめたようです。

若い頃は、図面と現場の整合性を計るのに精一杯。

空間は考えられても、時間の流れを相手にすることには覚束無かった。

建築は時の経過に晒されていくもの。陳腐なデザインやいい加減な仕事では、

かけた金額にも見合わず、粗大ごみと目に映っても仕方がない。

 いまさらながら、設計者の立場を考え始めています。

Rimg7546

 毎朝の海辺の景色は、大きな空間として眼前に広がっています。

この広がりを、どう小さな空間に映すのか。気持ちのよい空間は、

ほどよい狭さにもあります。自然の大きさに合わせた、自然な小ささを。

Rimg7548

 その場所に流れる時間。疲れたココロでも、なぜかゆったりと

安らぐことの出来る空間。まだまだ、やるべきこと。考えられること。

それはそれは、たくさんあります。よい、週末を。

http://www.ksekkeishitsu.jp 

も、どうぞよろしくです。

« 谷戸の雪景色 | トップページ | 春待ち海 »

K設計室の日々コラム」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 時間と空間:

« 谷戸の雪景色 | トップページ | 春待ち海 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31