桜をおくる
午後になって強くなった雨。花散らしの春雨になりました。我が家の庭にも、
ちらちらと舞い降りる花吹雪。花の命は短くて、はかないものですね。
これからの鎌倉は、五月の連休まで、新緑の季節が始まります。
緑濃くなる手前の、凛凛しい緑。生きる力そのものです。
早くなった朝焼けに、いまだ身体が追いつかず、すこしモヤっとしています。
生まれて半世紀。という言葉が友人からのにもありました。
季節より早く、季節を先取りしていた時期は遠く過ぎていきます。
そのぶん、月の満ち欠けや風の音、潮騒にココロの奥で反響するかのように、
だんだんと変わってきました。自然にそうなっていくもののようです。
このところ読み返していた手塚治虫さんのブッダと火の鳥。
そのなかに繰り返される、輪廻というテーマも、昔よりしっくりくるようになります。
谷戸の桜。また来年もどうぞよろしくです。
今年は、桜をおくりながら、ずいぶんとしみじみする季節です。
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