2063年の設計室

　梅雨の晴れ間、出かける身にはとてもありがたい朝です。

谷戸の東の空には、細いプロポーションの三日月が浮かんでいます。

　きらりと輝くオレンジのルビー。これだけで元気が出ますね。

　一日中、役所の出す申請書を作りながら、この書類の山が

一体何の意味や役に立つのだろう、と思いながらの仕事です。

　たかが手続きの一環、淡々とこなすことだけなのでしょう。

　ミスチルの歌詞に、ぼくのした単純作業がまわりまわって隣の人の笑顔になる。

そんな詩があります。今の気分にしっくりくるなぁ。

　自ら営む。ゆえに自営業。人に指図をされず、自分で決め行動する。

それだけで、自分の生き方にあっているように思います。

　いいお天気のめぐり合わせ。空は見てくれているようです。