« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

2012年9月

日々刻々

 中秋の名月だというのに、無粋にもやっかいなタイフーンが近づいてきます。

Rimg10635

 嵐の前の静けさ。ここ数日、風が強く吹いたり蒸し暑く晴れたりにわかに暗くなったり

女心そのものの?秋の空模様です。

Rimg10627

 人間はげんきんなもので、同じ自然現象なのに、自分にとって都合が悪いお天気を

うらめしく見上げたりします。日々刻々と変わるのは、お天気も人の気持ちもおんなじ。

こういう日には「平常心」を心がけ、文化祭経由ネットワークのシンポジウム行き、

お出かけしてきます。

Rimg10629

 季節が、またひとつ駒をすすめて、新しい月。

襟を正して、すこし姿勢よく、前向きに秋を進むとします。

Rimg10631

 くっきりと水平線を描いて、波が高くなってきます。

ココロは穏やかに軽やかに。週明けは、静かに始められるといいな。

一服のひととき

 秋の夕暮れは日に日に早くなって、明るいうちに月も昇る今日この頃です。

Rimg10615

 すこし、よい時間を過ごそうと、上質なお茶を買い求めました。

「ほぼ日」の簡さんのお茶。ジャスミンの香りが長く楽しめます。

Rimg10618

 1キロの茶葉に10キロのジャスミンを合わせるそうで、

お昼から夜まで、淹れ続けても、香りがやさしく続きます。

 仕事柄、机に座る時間が長く、一日中お茶が欠かせません。

朝は緑茶。お昼からは鳥龍茶。三時には珈琲ナド。

 上手に一服出来ると、メリハリがついていいリズムの一日になるから

お茶の時間はとても大切なひとときです。

Rimg10621

 一回分のジャスミン茶。一グラム、およそ八粒だそうです。

急須も湯呑も温めて、ゆっくり淹れると、ほのかにでもしっかりと

ジャスミンのいい香りが立ち昇ってきて、一気にリラーックス。

Rimg10622

 益子で買った、濱田庄司さんの器から、今日もよい香りが立ち昇ります。

Rimg10623

 秋の夜長。よいお茶の時間、味わうにはいい季節です。フーッ&ホッ。

建物の見繕い

 人と同じように、建物も歳をとります。うまく歳を重ねられて魅力を増すような、

そんな生き方が出来れば、人も建物もシアワセなのは同じです。

ただ、そんな魅力的なお年寄りが少ないように(失礼!)、年月を重ねて

風格を持ち、人が魅力を感じるような建物になるのも稀なことです。

Dsc_0130

 人が住む住宅ならば、そこで人が毎日暮らしているから、お手入れもし易いし、

気もつく。けれども、大きな公共建築は、ほっておくと不具合が出ます。

本当は、そういうメンテナンスに予算をかけて、建物を長持ちさせるのが環境にも

一番よいはずですが、道路や橋と同じで新しいつくる方が優先です。

Dsc_0131_2

 高温多湿、雨が多いこの国は、建物の足元が傷みやすい。

鉄筋コンクリートでも、こうして足元がひび割れて、修理が必要になります。

Dsc_0220

 日々お手入れが必要なのは、女性のお肌とまったく同じです。

建物を詳しく調べて、どうお直しするか。ここしばらく、そういう仕事をしています。

よく見て、繕う。見繕い、という言葉そのものを図面にして、予算をはじく設計。

Rimg0111

 お化粧直しをして、きれいになって、使う人に喜ばれる。

ウエル・エイジング、うまく歳を重ねられますように。

セプテンバーレイン

 近づく台風に胸騒ぎを覚える、そんな季節がかつてありましたっけ。

大人になると、仕事やら出かける予定やらの心配が先に立って、子供の頃の、

なぜか浮き立つ台風気分は、とうに失ってしまったようです。

Rimg10611

 空模様と相談しながら、相棒の迷犬を散歩させる、そんな秋になる。

九月の雨はどこか優しく、八月の陽射しがとても遠く感じられます。

 夏の疲れ、涼しくなって実感します。根気が続かないのは、そのせいか。

時が経つのが早く思えるのは、きっと夕暮れが早くなったたけではなくて、

カラダが遅いペースを望んでいるのでしょう。

Rimg10612

 足元の可憐は、そこここに微笑んでいます。陽射しが秋らしくなって、活き活きと。

九月の雨を待ち望んでいたのかもしれません。

Rimg10608

 しゃっきりとした、鮮やかな花々。見習って、姿勢を正す。

九月をよいかたちに整えて、充実の十月へ。よい、一日を。

いそしぎの旋律

 涼しい風にとまどうような朝。朝焼けが見事な自然のグラデーションを描きます。

Rimg10591

 材木座から一隻の漁船が出かけていきます。

ゆっくりと漕ぎ出すのを、こちらもゆったりと見送ります。

Rimg10601

 すこし寒いくらいの海風に吹かれながら、見上げる空の天然色。

秋風の中、思い浮かぶのは「いそしぎ」の旋律です。

Rimg10597

 シャドウ・オブ・ユア・スマイル、秋口の海で海鳥の声を聴きながらメロディを浮かべる。

輝く海の光は、秋そのもの。潮騒も、名曲を引き立てるように鳴る朝です。

Rimg10602

 砂の上、雲と海鳥のシルエット。いそしぎのメロディにぴったりの光景がひろがる。

ココロの中に、しっとりと流れる優雅な秋の旋律が、とても贅沢な時をくれます。

Rimg10604

 いそしぎの旋律が聴こえる海に会う日。いい秋が始まります。

充実の果実

 秋雨が一時上がって、また一歩秋らしい感じになってきます。

朝焼け雲も夏雲から秋雲へと様子を変えて、またひとつ美しい季節の始まりです。

Rimg10583

 秋の日はつるべ落とし、その通りに日暮れが早くなって、すこし忙しない季節。

まだ秋にカラダが馴染んでいないようです。まぁ、ぼちぼちといきましょう。

Rimg10585

 ありがたいことに仕事があって、日々働けるのはシアワセなことです。

自営業でなくても、「こういうご時世だから」っていう声が聞こえてきます。

Rimg10587

 手塩にかけた果実が実るように、充実の先に、仕事が実る。

健康であればこそ、体を資本として、事を成す。

こだわりを捨て去った先に見えてくる、「行雲流水」。

すこしずつ、その言葉にココロもカラダも馴染み始めたようです。

Rimg10588

 目にする景色が、すこしずつ季節を進めてゆくように、じっくりと働く。

時をぞんざいにしない、そのことだけをアタマから外さないようにして。

Rimg10581

 雨上がり、槿の花がしっとりと風に揺れていました。

今日も、ありがとう。

柔らかく過ごす

 雨音を聴きながら、ゆったりとして上質な休日を過ごすのは、久しぶり。

聴きなれた音楽さえ、カラダに染み渡るようで、リラックスしつつゴロゴロの日曜です。

Rimg10524

 谷戸の緑の中と、海の波風のあいだを、行き来する日常。

足元の迷犬と右往左往しながらですが、恵まれた環境で働きます。

Rimg10471

 やりようによっては、もうすこし柔らかく時間を使う働き方も出来ると思う。

けれども、まだ気を抜くにはすこし早いから、もうしばらく精進しよう。

Rimg10489

 人当たりを柔らかく、言葉遣いを丁寧に。

普段から心がけて、柔らかい時を作り出すことはできますね。

身の回り、半径三メートルぐらいから始めてみましょう。

Rimg6875

 しなやかにストレッチして、秋空の伸ばすココロ。

柔らかいココロのありようで。ごきげんよう。

雨音の休息

 天気予報通りの、雨降り日曜日。長い八月の暑さが、過ぎた夢のようです。

Rimg10576

 土砂降りの中、部活へ出かける子供には悪いけれど、久しぶりに寝坊します。

Img_2337

 一年中、枯れ葉が降り注ぐ谷戸の我が家。軒先には樋がありません。

あってもすぐに葉っぱで詰まってしまうから。

そのおかげで、雨の日は流れ落ちる雨だれが楽しめます。

自然の摂理が、一定のリズムになって音楽のように見えます。

Rimg10544

 雨音は耳に優しく、上質の子守唄のように。

夏の疲れを上手にとって、新しい週の始まりを元気に迎えましょう。

Rimg10478

 日課というより、「生きがい」の朝散歩をすっぽかされた迷犬。

夕方は出かけてあげないと、寿命が縮まるので、その後の入浴とセットです。

 休まるどころか、犬の面倒見の休日。まぁ、それはそれで、いいもんです。

よい、日曜日をお過ごしくださいワン。

白球のゆくえ

 暑さ寒さも彼岸まで、の言葉の通り、Tシャツ短パンではちと寒い朝を迎えます。

Rimg10577

 明るいグレイッシュな秋の海。静かな休日の始まりです。

Rimg10574

 明るい空に誘われて、お彼岸のお墓参りにでかけました。

時の経つのは早いもの。以前の子供の背格好を思い出しながら、

成長を報告しつつ合掌。蒼い空がひろがっています。

Rimg10575

 ペナントレースが決着して贔屓のチームの胴上げを観る夜。

お隣さんの家からも「バンザイ」が聴こえてきます。

 学生の頃、青く高い空に白球が舞い上がるのを見ていた日々。

その行方を見届けながら一喜一憂。時は移り変わっても同じように白球を

追い画面の中の勝負を追いかける。単純なものですね。

Rimg10556

 野球という静と動の間合いを持つスポーツ。

手のひらの、たった一つの白球が生み出す面白さ。

今シーズンは、秋深くなるまで、ゆっくりじっくり観戦できそうです。

犬笑う季節

 本格的な秋へと向かう季節の変わり目。移り気な女性(?)のような天気です。

Rimg10571

 空は高くなりましたが、秋晴れというのはいつも少なめですね。

八月の炎天のような、雲ひとつない晴天は貴重なのかも。

Rimg10566

 日常が大切なのは、いつも同じ。今を、きちんと過ごそうと思います。

Rimg10559

 浜辺の花にも秋の気配。色味がすこしおとなしくなってきます。

Rimg10572

 涼しくなって食欲を増すのは、人も犬も同じようです。

すこし冷たいものを控えて、夏の疲れを出さないよう、ゆっくりと栄養をとるとします。

 地面が熱くなくなると、よりゴキゲンになる、若干1名。

Rimg10573

 笑いながら、ぴょんぴょん跳び歩きする。

そんな季節の始まりです。

受け流す、知恵

 所属する一般社団法人の役員の引継ぎがありました。

任期はほぼ一年。会計の役目を仰せつかって、荷が少々重い。

でも、持ち回りだから、考え込むほどではないと、心配性の自分に言い聞かせて新年度。

Rimg10560

 毎朝眺める海は、いつも変わらずに優しく見えます。

Rimg10564

 あの日の朝も、その翌朝も同じように静かな鎌倉の浜辺でした。

Rimg10568

 未曾有の災害を経て、ここ鎌倉でも「そなえる鎌倉」という連続シンポジウムがあります。

あの、巨大な自然の力には、どうやっても正面から立ち向かったとて、歯が立ちません。

 どう受け流すことが出来るか。先人の知恵、掘り起こすことも必要ですね。

Rimg10570

 建築の設計でも、壊れることを前提にして、幾重にも並べて、受け流す。

そんな、先人たちの知恵。直感とも呼べる感覚。

鎌倉に幕府を造った人たちに、聞いてみたいものです。

シルエット

 大雨に変わる寸前、いつもより輝く朝焼けを見ます。

Rimg10549

 時間が止まったように、秋の風だけが吹き抜けていきます。

Rimg10550

 滑川の橋も、支柱を残すだけ。解体されて、また来年。

シルエットが九月の海に寂しげです。

Rimg10557

 光があって翳があって、その両方が合わさって生み出すシルエット。

うつくしい余韻を生むように流れる秋雲。影絵の夏が終わって、静かな時が戻ります。

Rimg10540 

 目の覚めるような鮮やかな色も、光の当たり具合で翳だけにもなります。

Rimg10542

 これからの季節は、すこしずつ翳る光を楽しむ、そんな風景が広がっていきますね。

穏やかな、一日を。

雲の間に間に

 今年は、ずいぶんと空を見上げる時間が増えたように思えます。

行雲流水をテーマにしたからかもしれません。変わるのが自然ですから。

Rimg10522

 なにかに頑なにこだわってみたところで、たかがしれている。

そう思えるようになったのは、今年の春ごろでしょうか。

 守るものは、心の中にしまっておけばいいから。

動けるうちは、どこまでもいけばいい。

Rimg10525

 刻々とその姿を変えて流れる雲。湧き上がる日もあれば、

しぼむ日があり、千切れて風に飛ばされる日もある。

Rimg10526

 流され飛ばされた先に、楽園があったりもします。

Rimg10532

 足元の犬に目をやったあいだに、もう大きくなった雲がいます。

Rimg10536

 雲のゆくえは、風に訊け。明日は明日の風が吹くから。

待ち色 持ち色

 ずいぶんと遠くにあるはずの台風から、余波が届く。自然の力はすごいものですね。

通り雨や雷鳴に蝉の声、虫の声。さまざまな音が届く。賑やかに静かな秋を待つ一日。

Rimg10481

 夏の鮮やかな空も、いつしかグレイが混じってグラデーションが微妙になりました。

幾重にも重なる雲が、夏に別れを告げて流れてゆきます。

Rimg10492

 人がそれぞれ持つ色。明るいばかりの人より、どこか翳をふくんだ色を持つ人がいい。

Rimg10468_2

 深みのある色が簡単には出せないように、人の持ち色も時間をかけて出るものでした。

Rimg10537

 持って生まれた色に、秋の差し色を加えて、待つ色の出来栄え。

少々くすんでいても、独自の色味を出せればいいな。

一事が万事

 ぽつりぽつりと降り出すにわか雨が、止んだと思ったのも束の間に、

どこからか響く遠雷。のち、土砂降りの通り雨が過ぎて、ようやく晴れ間が見えます。

Rimg10485

 明け方の日の出方が、目まぐるしく変わる天気を物語っていたようです。

Rimg10512

 無事に、の願いを聞き入れていただき、晴れ間が訪れてくださいました。

Rimg10513

 神事の主役、四頭の馬を先頭に、いよいよ流鏑馬のスタートです。

Rimg10516

 古式床しい、ひとつひとつの儀式がゆっくりと進められていきました。

Rimg10519

 所作の一つを一事と呼ぶならば、一事は万事につながっているもの。

日々の暮らしのひとコマも、きっと同じこととのように思えてきます。

Rimg10482

 大きくなった子供の後姿を見守りながらの、温故知新。

無事、天晴れの一日です。

ハレの日

 秋の気配が日に日に濃くなって、涼しい風が吹く、例大祭の朝です。

Rimg10465

 秋の空はどこまでも高く、清清しい。おだやかに過ごしましょう。

Rimg10480

 馬場では、本番に備えて練習が始まっています。

下の子が流鏑馬の列に加わるのも、今年が最後。

よいお天気に恵まれて、無事祭事が執り行われますように。

Rimg10477

 昔の人々は、娯楽のない時代、秋のお祭りを心待ちにしていたことでしょう。

秋の豊穣を願い感謝し、喜びを分かち合う。日本人の原点のような気がします。

Rimg10476

 晴れ晴れとした、ハレの一日を、健康に感謝して見守ります。

豊穣をうたう

 足元の白露と虫の声、豊かな季節がやってきました。頭上からはワシワシと声援が。

夏と秋がクロスフェードする、ゆったり時間の始まりです。

Rimg10463

Rimg10464

 暗いうち出かけた海。着く頃には例大祭の祭事が執り行われています。

Rimg10459

 神官の方々が禊をして、これから例大祭が始まります。

Rimg10455

 五穀豊穣。豊かな言葉そのままに、現代も古式床しい時間が流れていく鎌倉。

いつもの裏通りにも飾り堤燈が並んで、遠くに聞こえるお囃子とともに、

どこか華やかな夕暮れ時を迎えます。

Rimg10461

 豊かな言葉、美しい言葉のひとつひとつに、込められた古人の願い。

今の時代だからこそ、豊穣な言葉を紡ぎたいものです。 

Rimg10462

 すこし、遠くなった「昭和」を思い出すような、夕暮れです。

それぞれの場所と役割

 残暑いまだ厳しい折、現場に出て高いところへ登ってきます。

Rimg10437

 現場日和というには、あまりに天晴れなピーカン。灼熱の屋上で、建物の調べ者。

遠くに、隣町のトトロの森が、こんもりと広がっています。

Rimg10445

 照り返しの中、あちこち調査をして大汗スポーツドリンクの助けが必須です。

Rimg10443

 施設の方々は、みなさん親切で快く対応してくださって、ありがたい限りです。

Rimg10450

 午前中、炎天下の屋上で、無事一通り調査を終えたあと階下へ。

弓道場の、芝生と的のコントラストが鮮やかに映ります。

Rimg10427

 現場に限らず、人それぞれに、仕事の持ち場という場所があって、

それぞれの役割があること。あらためて初心にかえって思い出します。

Rimg10428

 暑い日寒い日、照る日曇る日、いろいろありますが、健康で働く。

シアワセなこと、このうえなし。

Rimg10433

 当たり前に感謝をして、さて、まとめる仕事にかかります。

よい、週末を、元気に。   

ペースに、ペーソス

 備え有れば憂い無し、現場に出かける前日は、いつも準備があります。

まだ残暑が厳しい時期、今年はいつもより皆疲れがたまっているように思え、

忘れ物も増えるような感じがするから、用意周到に。

Rimg10413

 設計屋が現場に出るには、測ったり観察したり検討したり判断したりするための、

道具がいります。メジャ-、デジカメ、図面、画板から手ぬぐいまで。

今年の夏は、大汗かきつつ、自販機も欠かせない日々です。

Rimg10414

 用意周到にしても、足りない時はある。臨機応変とはそういう時に使う言葉。

人は忘れる動物、なんでもどこかに書いておけば、後々楽になります。

Rimg10419

 規模のある現場は、調べるにも人手がいるから、手を借りるにも気を遣う。

自分だけのペースではなく、人のペースを見ながら、調べ忘れの無いように。

Rimg10421

 時に、冗談を言い合いながら、淡々と調べるのも設計の仕事のうち。

泣き笑いまではいかずとも、ユーモアとペーソスの現場であります。

Rimg10425

 これから涼しくなって現場出日和になるけれど、そういう時期は短いもの。

資本のカラダに気をつけて、行ってきます!

風と会話

 夜半に轟く雷鳴と通り雨のおかげで、快眠と心地よい目覚めをもらいます。

すこし早く目覚めて、涼しい風の吹く中を出かけます。

Rimg10391

 明るくなるまでの朝時間、足元の鈴の音が賑やかにゆれています。

帰るころには、蝉たちの声にかわる、自然の声をきく季節。

Rimg10393

 開口健さんのエッセイに「風の声を訊け」という一冊があります。

一流の旅人でもあった氏ならではの、いいタイトル。

Rimg10400

 今の季節ならば、秋風の声を訊く。浜風に吹かれて、高く広がる風景を眺める。

それだけで、ココロのデトックス効果はバッチリですね。

Rimg10403

 自然にひらくココロ、耳を澄ませて風との会話を楽しむ。

Rimg10404

 実りの秋へ。華の白さが、目に優しい。

気持ちのよい季節、風の中へ。

静謐と寡黙

 秋の三日月が天高く頂上に昇っています。静けさを湛えた境内にいて。

Rimg10405

 静謐で透明な時間が、ゆっくりと過ぎていくのを感じつつ、ゆっくりと歩き出す。

今日も、よい一日でありますように。

Rimg10408

 高倉健さんのインタビュー番組を観ていました。

立ち姿だけで「絵」になる、役者の、ものの考え方、姿勢。

Rimg10407

 秋の入り口に浮かぶ月のように、寡黙な演技をする方が、饒舌な語りかけで

周りを気にかけ、声をかける。やはり、大した俳優さんの理由の一片があります。

Rimg10411

 言葉の根幹は、沈黙である。絵になる立ち姿は、言葉少なにスクリーン上で「語る」。

TV上で、垂れ流される言葉とは、一線を画す、一言の重みの理由がありました。

Rimg10412

 八月の喧騒が過ぎ去った海。寡黙になる、季節の始まりです。

高度を上げよう

 秋の空。浮かび流れる雲が、女心?のように移ろう季節です。

Rimg10375

 飛び回るような、少年の真夏を過ぎて、九月は大人しい季節。

秋というにはまだ早いから、大人の夏休みにはちょうどよい、美味しい季節ですね。

 秋旅の計画でもしながら、しっかりと働くことにしましょう。

Rimg10382

 若い時分には、自分の側から、自分を中心にして世の中を見ていました。

それこそ小さな見方しか出来ないのは当たり前です。

足元と目の前ぐらいしか、把握するのが精一杯で。

Rimg10381

 ある時期を過ぎると、俯瞰しながら周りを見ることが出来るようになります。

上空から、周りを見ながら、自分にピントを合わせるような感覚。

飛行機が離陸して、高度を上げながら、だんだんと上昇していくように、ココロを上げて。

Rimg10385

 文字通り、秋の空は高く澄む。ぐーんと高度を上げるには、ぴったりの季節です。

Rimg10389

 自分なりの、行雲流水。無垢なココロを忘れずに。

白露の季節

 明け方の散歩、足元の草に朝露が降りる季節になります。

昔の人が名づけた白露という言葉。言い得て妙です。

Rimg10376

 草花を潤す朝露が、白く輝く時期を過ぎて、秋がすこしずつ深まる。

やがて吐く息が白くなる季節へと移り変わる、永遠の循環の中で。

Rimg10377

 ぽつんと開き始める、孤高の白。開く過程が、そのまま芸術です。

Rimg10380

 空の真ん中に浮かぶ半月、笑っているように見える、とコチラが笑う。

Rimg10383

 銀色に輝く波間、沸きあがる夏の忘れ物のような雲。

なんでもない日曜日の朝。かけがえのない風景が、元気をくれます。

Rimg10388

 真夏の疲れ、続く残暑。クールダウンをして、寛ぐ一日にしよう。

よい休日を。

先付けするココロ

 すこしひんやりとして霞がかかる谷戸。虫の声がまことに賑やかで可笑しいくらいです。

Rimg10361

 柱だけになった海の家。静かな秋の海がすこしずつ出来ていきます。

Rimg10367

 べた凪ぎの海は秋空へと消えてゆき、潮騒もおとなしい朝。

Rimg10368

 スローに始まる、極上の土曜日です。

Rimg10365

 脳科学者の池谷裕二さんが、人が自由を感じるのは全て後付けである、

と言われていました。結果、思い通りにうまくいったことで、後から自由だったと思う。

 たしかに、自分が思うより先にカラダは動き出しているから、そのように

なぜかなっている、それが面白いものです。

Rimg10373

 建築の設計も、直感に従って形を考えて、なぜこういう形?という理由は後付け。

ならば、日頃の気持ちを「こうありたい」って先付けしておけばいいのかな。

Rimg10360

 やりたいようにする「先付け」。先送りとは、正反対の前向きでしょうか。

飛行機雲のように、ココロも先へと飛ばします。よい、週末を。

建築パースと絵心

 建物を設計するためには、設計図をおこしていきます。設計者の意図するところを

施工者に正確に伝えるために。設計者の意図は、依頼者の要望や夢を反映するもの。

 設計図には、建物に関わる人々の想いや、社会、そして周囲の環境が表れます。

その設計図と絵画の真ん中あたりに、パースがあります。透視図(パースペクティブ)は、

建物のプランと姿図から、ある一点を決めて作図をするものです。

 例えば、道路に立ってその建物がどう見えるか、を立ち位置を決めて表現するもの。

「完成予想図」といえば、皆さんお分かりになると思います。

Perspective1

 わたしたちが描くものは、住まいの内側を見る、内観パースが多いです。

これは設計者によって違うと思いますが、外観より内側の生活から発想する私たちは、

部屋から外を見る視点で描いています。

Perspective2

 設計者が描くパースは、やはり設計図に限りなく近く、無機質な感じですね。

自分たちがそう思うのだから、普通の人から見れば冷たいものに見えることでしょう。

 さて、今年前半に設計した共同住宅のパースが出来上がりました。

長年お付き合いさせていただいている、アトリエ・アルムの宮崎さんの作品です。

S_house

 私たちが「パース屋さん」と呼ぶ、プロのレンダリング会社の方です。

 廻りの風景や人物、木々が活き活きと描かれることで、建物が映える。

建物が、人々に住まわれ使われることで活き活きとするように、

無機質な設計図が、活きた透視図として生まれ変わります。

 そこには、描く「技術」があり、なにより「絵心」が表れるのです。

いつ見ても、宮崎さんのタッチだと一目でわかる「個性」がある。

以前、作品展を見させていただいた時も、風景画があったり、人物画があったり、

とてもヒューマン・タッチの表現があります。

 建築を設計するにも、設計者のココロがあるように、パースには豊かな「絵心」。

結局は、描く人のココロが表れるものですね。

 もとの、設計図が負けないようにしなくっちゃ!!

想い浮かべる

 すこし寝苦しい夜が明け、涼しい風が吹く朝を歩き出す。虫の声が大きく響く境内です。

Rimg10226

 夢心地がどこまでも続くような睡蓮の居場所。いまだ夏の時が止まっています。

Rimg10320

 明け方の海は、もう晩秋のような静けさを湛えていました。

Rimg10328

 明けてゆく空とともに、浮かべる想い。今年はたくさんあります。

それだけ暑い夏を駆け足で過ごしてきたのかもしれません。

九月はいろいろなことを想い過ごすのには、ちょうどよい時期ですね。

Rimg10340

 海の家がすこしずつ解体されて、心なしか寂しい季節でもあります。

Rimg10344

 枕元で虫の声を聴きながら、宙に浮かべるカラダと想い。

それも、秋旅のようでいいものです。よい一日を。

人と和し、成す事

 朝晩、虫の声がとても賑やかになって、耳に心地よい季節になります。

九月に入って、まだ残る暑さも、心なしか涼しい風が吹く時間がふえてきました。

Rimg10316

 こういう雲が浮かぶと、秋の季節がやってきたことを教えてくれます。

Rimg10323

 天高く、人も肥える?実りの季節。おいしい季節の到来ですね。

Rimg10326

 目は安らぎ、風の涼しさはカラダを労わり、ありがとうを言う朝。

Rimg10330

 海の家の片付けが始まって、浜辺は秋の気配で満ちています。

Rimg10332

 虹色と銀色の間に輝く海を見つめながら、人と和し、成す事を想う。

人の手を携えて、仕事を進められるのは、この上ないシアワセなことです。

Rimg10329

 和らぐ暑さに、すこし力みをせず、ゆったり過ごす水曜日を。

http://www.ksekkeishitsu.jp

独りと月

 ひとときの涼しさを楽しんで過ごし、また残暑を迎え元気に過ごす今週。

秋の月は静かに昇っています。

Rimg10300

 夜明けの蒼に、ぽっかりと浮かぶ白丸。虫の声を聴きながら見上げる朝。

Rimg10307

 海から見上げると、西の空の真ん中に浮かんでいます。

足元に一匹うろちょろしてはいますが、独りで対峙する秋の月。

今週は、ゆっくり見上げる時間を用意したいものです。

Rimg10304

 行く雲と流れる水の境目は溶け合って、優しい色合いを織り成しています。

行雲流水とは、こういう風に自然に自在なことを言うのでしょう。

Rimg10308

 今日は、これから現場調査へ出かけます。臨機応変に、よーく調べて次に備える。

まさに、行雲流水の言葉のとおりに。

Rimg10314

 残暑が続く今週。独りの時も大切に。よい、秋へ。

気にかけ労わる

 暑い八月を過ごした身には、ほっとするようなお湿りが通り過ぎていきます。

自然がくれた休憩のサインをありがたく頂戴して、すこしチカラを抜いて始めましょうか。

Rimg10282

 夏の名残り、蝉の声と鈴虫の羽音がクロスフェードしていく。

睡蓮の数もすこしずつ少なくなってきます。

Rimg10226

 もうじき、海の家の片付けが始まると、浜辺には急に秋がやってくるはずです。

Rimg10230

 仕事を進めることは、人と関わっていくこと。

共に働く人のことを気にかけて、労わること。すなわち、労働ですね。

Rimg10238

 自然の風景が、こちらの見方で様々に受け取れるように、人もそうです。

Rimg10287

 どれほどのことが出来なくても、毎日少しずつ気にかけ労わる仕事をします。

ハタラクアタマ

 すこしずつゆっくりとする夜明けを待って、ゆったりと歩き出すお休みの朝。

元気な蝉の声が、終わらない夏を伝えています。

Rimg10257

 八幡様の上には、夏の忘れ物のような入道雲がゆっくりと昇ってきます。

Rimg10258

 蓮の白さを今日も愛でながら、いい休日の始まりです。

Rimg10259

 お休みの日ですが、仕事はあってハタラク日。傍にいる人を楽にする、働くです。

Rimg10264

 日曜日、何にも追われずにいると、仕事もスムーズ。

下準備をしながら段取りを考えるのにも、はかどる一日を過ごす。

Rimg10279

 すこしずつ涼しくなる季節。よい九月でありますよう。

ステキに過ごす

 満月を見上げながら夕暮れを過ごし、新しい月を迎えます。実りの秋を喜んで。

Rimg10242

 すこしずつ、でも確実に夜明けがゆっくりとなってきます。

ステキな季節は、見るほうがステキな気持ちなら、いつでもいい季節になる。

気持ちのありようを、素直に映すステキな季節の毎日です。

Rimg10236

 浜風に吹かれていると、足元を波がさらっていきます。

シュワシュワと音を奏でながら、寄せてはかえすのを、飽かずに眺める朝。

Rimg10244

 目が覚めるような赤をかたわらに、至福のひとときを過ごす。

Rimg10254

 潮騒の海のように、繰り返す日常をステキにするのは、気持ちのありよう。

無駄なものはひとつもない。行雲流水。

Rimg10255

 秋の入り口。おおらかに涼しげにいきましょうか。

« 2012年8月 | トップページ | 2012年10月 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31