受け流す、知恵
所属する一般社団法人の役員の引継ぎがありました。
任期はほぼ一年。会計の役目を仰せつかって、荷が少々重い。
でも、持ち回りだから、考え込むほどではないと、心配性の自分に言い聞かせて新年度。
毎朝眺める海は、いつも変わらずに優しく見えます。
あの日の朝も、その翌朝も同じように静かな鎌倉の浜辺でした。
未曾有の災害を経て、ここ鎌倉でも「そなえる鎌倉」という連続シンポジウムがあります。
あの、巨大な自然の力には、どうやっても正面から立ち向かったとて、歯が立ちません。
どう受け流すことが出来るか。先人の知恵、掘り起こすことも必要ですね。
建築の設計でも、壊れることを前提にして、幾重にも並べて、受け流す。
そんな、先人たちの知恵。直感とも呼べる感覚。
鎌倉に幕府を造った人たちに、聞いてみたいものです。
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