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建築パースと絵心

 建物を設計するためには、設計図をおこしていきます。設計者の意図するところを

施工者に正確に伝えるために。設計者の意図は、依頼者の要望や夢を反映するもの。

 設計図には、建物に関わる人々の想いや、社会、そして周囲の環境が表れます。

その設計図と絵画の真ん中あたりに、パースがあります。透視図(パースペクティブ)は、

建物のプランと姿図から、ある一点を決めて作図をするものです。

 例えば、道路に立ってその建物がどう見えるか、を立ち位置を決めて表現するもの。

「完成予想図」といえば、皆さんお分かりになると思います。

Perspective1

 わたしたちが描くものは、住まいの内側を見る、内観パースが多いです。

これは設計者によって違うと思いますが、外観より内側の生活から発想する私たちは、

部屋から外を見る視点で描いています。

Perspective2

 設計者が描くパースは、やはり設計図に限りなく近く、無機質な感じですね。

自分たちがそう思うのだから、普通の人から見れば冷たいものに見えることでしょう。

 さて、今年前半に設計した共同住宅のパースが出来上がりました。

長年お付き合いさせていただいている、アトリエ・アルムの宮崎さんの作品です。

S_house

 私たちが「パース屋さん」と呼ぶ、プロのレンダリング会社の方です。

 廻りの風景や人物、木々が活き活きと描かれることで、建物が映える。

建物が、人々に住まわれ使われることで活き活きとするように、

無機質な設計図が、活きた透視図として生まれ変わります。

 そこには、描く「技術」があり、なにより「絵心」が表れるのです。

いつ見ても、宮崎さんのタッチだと一目でわかる「個性」がある。

以前、作品展を見させていただいた時も、風景画があったり、人物画があったり、

とてもヒューマン・タッチの表現があります。

 建築を設計するにも、設計者のココロがあるように、パースには豊かな「絵心」。

結局は、描く人のココロが表れるものですね。

 もとの、設計図が負けないようにしなくっちゃ!!

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