大阪の、色やね
横浜から夜行バスにて一路大阪へ。早朝到着してまずは腹ごしらえ。朝ごはんも含めて
五千円弱。安全は確保されているけれど、ちゃんと利益が出る構造になっているのかな。
利用しておいて、言えた義理はないけれど。
神戸に向かう前に、午前中の空き時間に四天王寺へ。
学生の列に交じって、まだ朝のお掃除中の境内へ。
阿倍野ハルカスを境内から眺めて、ゆっくりとお散歩。
境内の池では、大勢のカメさんたちが甲羅干し。気持ちよさげな光景を目を細める。
境内の在り様を、あちこち見ながら歩く、建築中年約一名。
ゆったりとした朝時間に、日本の建築の良さをこれまたゆっくり愛でるのは幸せです。
静謐な境内をお日様にあたりながら三周ぐらいして、阿倍野ハルカスまで歩く。
朝の通勤、通学ラッシュにしても、街中の自転車通勤の人々にしても、東京のように
殺伐とはしておらず、譲り合ったり余裕があるように思える大阪。
地下鉄から中央線に乗り換えて天保山、大阪の海を眺めに。
随分前に出来た安藤建築を懐かしく見上げながら海べりへ。
海上保安庁の船が幾隻も出航してゆく。すこし冷たい風が吹いています。
東京と比べると人が少ない。よって、余裕があるように思えて、街並みもそう見える。
働く人も、すこしのんびりとしているような気がする日。
安藤建築の巨大さも、関西ならでは。そんな気もします。
人も風景も大阪そのもの。大阪の、色やね。
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