« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

2014年7月

夏の小休止

 ふたたび暑さが戻ってきて遠くのタイフーンが気になる七月のおわりに。

南風が低くたれこめた靄を流していく、静かな朝です。

Rimg9892


 役所の設計審査を無事やり終えて、しばし小休止。こまごまとした雑用の山は

ひとまず脇へと置いといて、今日はお施餓鬼に出かけます。

Rimg9895


 今日、シアワセと思えるのは、昨日の自分が形作ったもの。むかしむかしの先達の

おかげで、今の繁栄がある。日本の夏は鎮魂の意味が問われる季節です。

Rimg9902


 ここぞ、という時のチカラは、普段の無駄なチカラの抜け具合によりますね。

肩肘張ることを要求する、まっとうでない世の中も、人のせいにせず、静かに生きる。

 ご先祖様に顔向けが、なんて古い考えもここ鎌倉ではしごくまっとうであります。

Rimg9890

 いつもココロに桃源郷。天上の楽園にはきっとたくさん開いていましょう。

気持ちメンテ

 ツユアケという声が聴こえてくる朝、引き潮の浜辺はグレイッシュで空と海の境目が

なくなって、ぼーっと眺めるにはちょうどよい風景です。

140721_054401


 雷鳴がとどろき土砂降りの雨が降ったあと、すこし涼しい風が吹く朝。

こういう「海の日」は久しぶりに感じます。蝉の声がすこしずつ大きくなる鎌倉にて。

140710_173101


 雨露が宝石のように輝くのを見ながら歩けば、すこしずつ気持ちが和らぐ。

なんでもない一日を穏やかに。健やかなココロは、身の回りの輝きを感じることから。

140720_182001


 休日は犬のメンテも一仕事。中腰でのシャンプー、腰にきます。

仕事よりタイヘンな入浴メンテであります。よい海の日を。

ありがたき宵

 午前中の、不毛な役所の説明会に呆れつつ、早めの昼食をすませて灼熱の現場へ。

炎天下をすこしぼーっとしながら徒歩十五分。待ち合わせにはまだ三十分の余白。

川べりの木陰で風に吹かれて過ごす。こういう一人の時間、いいもんです。

Rimg0003


 季節は矢のように足早で、夏休みも始まるから、ココロだけは小学生のように

わくわく感をましましして、元気にいこうと思います。

Rimg0012


 現場調査を早めに切り上げたおかげで、打ち上げにもゆっくりとした時間を得て

水を得た魚。いつも力を貸していただいている方々との、ありがたい宵は更けていきました

とさ。身体の真ん中を冷やさぬよう。ご自愛くださいな。

チカラ配分

 遠く彼方に渦巻く台風の余波で、大きな波が寄せる浜辺です。

早起きサーファーの列が、波の中に浮かんでかすむ朝。

140708_045501


 建築の現場というものは天候に左右されることが多いもの。

尊敬する建築家、吉村順三さんは「いい建築が出来る三要素は、いい施主いい設計施工

そして天候に恵まれること」であると述べていて、三つが揃うのは稀であり、ゆえに

いい建築が出来るのは難しいとどこかに書かれています。

140708_045101


 自然に抗うなら、全力でぶつかることはありえず、いかに受け流すかが問われます。

いい按配、いい加減、気持ちちょい前とか気持ち薄くとか、微妙な加減を伝えるのも術。

 人の手によって創られるものだから、その時々のチカラ配分が問われますね。

140708_042601


 設計屋がアタマで考えたようには、うまくいかないもの。

だからこそ、誠実に日々こなす実務の現場があるのです。では、泣く子と台風には勝てない

日々へ。

日々つれづれに

 七夕の短冊がそぼふる雨に揺れている週明け。降ったり止んだりの梅雨らしさ。

秋の実りのことを思うことで、台風が外れてくれるように願う今週です。

140707_053501


 ここしばらくは、現場出と事務所をいったりきたり。

空模様と相談しつつ、犬の散歩をやりくりするのが、この季節の定番です。

Rimg9620


 糸を紡ぎ織物を織りなすように、日々のつれづれに雑事をこなす。

二度と来ない一日と思えば、雨音さえいいリズムに聴こえてきますね。

Rimg9621


 なにするにせよ、男ほど弱かないわ♪と原坊の歌声が似合う月曜日。

凛々しくでかけてまいりましょう。よい一週間を。

気休め日和

 小暑七夕を待ちながら、久しぶりのお天気の日曜日。こういう日はゆったりと気休め。

気の持ちようで、時間はゆっくり流れてくれるから。空気はからりココロはひらりの日。

140706_052301


 いつもと違う、すこし材木座よりのトンネルから浜辺へでただけで眺めが新鮮。

武道が居つくことを嫌うように、自分の所在も自由でありたいもんです。

 日本の建築が、木を透かして創られたのは、湿度の高い風土に合わせ、モノ同士が

癒着しないように工夫されたから。べたっとくっつかないような工夫は、ひとえに長持ちに

つながるからに他ならない。昔の人の知恵から学ぶことは多い。

140706_053001


 ついつい休日なのに、仕事のことを思い浮かべてしまうのも、まぁいっか。

キャタピラの轍が河口へと続く、気休めの日曜日なり。

140706_053201

 今朝の風見クジラは南西向き。台風がそれるように、見守ってちゃぶ台。おそまつ。

まず総理から前線へ

 憲法という誇れる「平和の楯」の使い方がわからず、言葉の使い方の「へた」な一総理。

アジアのお手本になるような政治すら出来ず、徴兵制への道を選ぶ。

 自分の子供たちの、その先へ、申し訳ない。

 以前見た意見広告の絵図柄を思い出す。

両側から市民が手を指示し、「では、まず、総理から前線へ。」どうぞ。

自然のゆらぎ

 海開きの朝。すこし涼しい風が吹く浜辺はここちよい。梅雨空さえちょうどいいや。

140630_050401

 車で現場に出ると時間に余裕を持つ。30分ぐらい早く着くようでちょうどよい。

先日もいつもの通り道で事故があって、15分ぐらいは止まっていました。

なにがおこるかわからないのが世の常。ちいさな日常の配慮はかかせないものですね。

140630_050602

 季節もゆっくりと、一歩ずつ梅雨明けに向かうように、こちらも一歩ずつ歩む。

自然の流れの中、上手に揺らぎながら、波に乗っていきたいものです。

140630_050801

 見えない波長があるように、ココロにも波風が立つ。それは自然な揺らぎ。

たとえ躓いたように思える日も、自然な流れの中では、それが「自然」ですね。

 受け止める方が不自然では、受け流すこともできないから、なるたけ自然体で過ごそう。

140630_050601

 旗がはためくように、ココロをはためかせ。きょうも今日とて行雲流水。よい火曜日を。

« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31