ワークス

打ち上げ花火

本日の、思い描くシナリオは、設計案の提出→もうひとつの仕事の納品→歓喜の打ち上げ

という順番です。夏の絵日記の、一ページを丹念に綴る、今日という一日。

 花火は、あっという間に消えてしまいますが、誠実の先にある、充実という果実は、

消えることなく、自分の財産として残るものです。よい、夏休みを!sun

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傍から目線

予報どおりに降り出した雨の中、今日は現場出の日です。颯爽と。

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 レーシングチームのカテゴリーに、ワークスとプライベートというのがありました。

企業のワークスと個人や仲間のプライベート。規模や姿勢は違っても、レースに勝つという

目的は同じです。

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 上から見下ろす目線。下から仰ぎ見る目線。より

横並び、水平に見る目線。ハタの人をラクにするのが、ハタラク。

傍から目線で、働きに出る今日でした。rainsun

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ワークとライフ

設計コンペのプランがまとまって、さあこれでいこうとなりました。メデタシ。

幾度となく繰り返し、行きつ戻りつ、かたちになるのはいつものことですが、素直にうれしい。

ものづくりのプロセスは、直感を裏づけして具体化する。気持ちをかたちに、のモットー通り

移ろうココロから、やわらかく、しなやかなカタチを考える日々です。

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 昨日読んでいた、ワークライフバランスの本。ワークとライフは、両立させるというより、

融合するもの。という一節があって、なるほどと思いました。

 以前、建築家のノーマン・フォスターが、建築の設計は、あらゆるものの統合である。

と、見に行った講演で言っていたことと繋がるように思います。

 対立させることより、うまく合わせるような、そんな持っていき方が出来たらいいなあ。

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 ミニトマト、実る前に咲く花のように、出来上がる建築の前に、図面を描くこと。

今日も、続けていきます。

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スケールと器

夏日に届こうとする日、我が家のソーラー屋根の温度は91℃を記録しました。

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 車のボンネットで、目玉焼きが焼けるがごとく、熱くなる鉄板。その鉄板の屋根を

建築的に二重にして、その温められた空気で床暖房をするOMソーラー。冬は床暖房に、

夏はその熱を使って、お湯を採ります。といっても、お水を沸かすのではなく、不凍液を

循環させて熱交換。その熱でお湯をつくって、貯湯槽に貯めてお風呂に使います。

 温められた空気の熱を、そのまま利用する効率のよさと、建築的な工夫が生かせる

システムは、特許がきれ、より使い易いものとなりました。

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 住まいをとりまく環境は、エコという考え方の広がりによって、ここ十年で様変わり。

太陽熱の利用は、これからもより進んでいくのは確実です。どう建築に生かすか、

日々、エネルギーを使う住まいにも問われる時代となっています。

 さて、建築のなかで、住宅は暮らしの器でもあります。男の器、女性の器量。

家にも、人にも、そのうつわには、有形無形の大きさがあるようです。

 わたしたちが設計する住まい、は身近なカラダの大きさを基にして、ある寸法を持った

大きさで作られます。その寸法はスケールとも言われ、「アイツはスケールがでかい」

景色にも「その雄大なスケールは」などと使われます。物指しの目盛りや、定規そのものを

スケールとも言いますね。その、スケールと器の大きさを決めるのが、設計の仕事。

 ひとくちに、「スケールや器の大きさ」と言っても、そこには無限の選択肢があります。

手のひらにのる、大きさのお茶碗という「器」の大きさから、自然という環境の大きさ。

自然のスケールから「器」を考えると、大きさは宇宙へと向かっていきます。

 身近なものへと、向かう視線と、より大きな、環境へと向かう視線。

その両方の方向性をもって、行ったり来たり、行きつ戻りつしながら、試行錯誤しつつ

「器」の大きさを決めていく、設計の仕事。その役割は、これからも益々大きなものに

なっていくと思います。そのためには、作り手である、人の「器」そのものの大きさが、

問われる時代ということも言えると思います。

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 ココロのあり方も、仕事のあり方も、住まいのあり方も

すべて同じ地平で捉える、大きな「器」。人の可能性を、広げていくワークス。

海の水平線を眺めつつ、休日に考える、好日です。

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綺麗な線を描く

五月の薫る風が吹き抜けてゆく、かぎりなくご機嫌なお天気で始まった日曜日です。

いそいそと歩く、足元の迷犬に歩調を合わせて、由比ガ浜へ行って帰ってきました。

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 空から、鳥の視点で見降ろした時に、屋根の線が、海に向かって綺麗に伸びてゆく。

そんなイメージで考えた、この設計案。まだ学生の頃、建築家フランク・ロイド・ライトの

言葉に出会いました。「その建築が建った後、以前の風景より、良くなっていなければ

ならない。」 巨匠のつくった家たちは、確かに風景に、そう佇んでいました。

 風景にただ溶け込むように見えながら、すっと立ち上がっている建築。孤立するでもなく、

埋没するでもなく、「一線を画す」ように建つ建築。生涯に、ただひとつでもいい、

そんな家を創り出したいものです。いつか、出来るかな。

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積み重ねの仕事

岡本太郎さんが、言われていた「むしろ積み減らすべきだ!」という言葉には、

芸術という表現の巨人の、人間の自信、器の大きさが感じられます。

 凡人としては、積み重ねていくより術はないのですが、フィギュアスケートの

わずか数分間の表現にも、点数を積み上げていく技術がありました。

 デザインを繰り返し練っていく中で、身に付いていく感覚があります。

人がいる場所の、広さ、高さ、光りの入り方、そして繋がり。建築という一品生産は、

芸術とは違って、人が使う、暮らす時間に耐えうるものでなければなりません。

 積み重ねたものの中から、たった一つのかたちを選び取る、設計の責任と楽しさ。

考えることは、まだまだたくさんありました。日々、是精進。

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上出来の設計コンペ

ハウスコというウェブサイトの、住宅設計コンペに参加して二年が経ちました。

参加したプロジェクトの数も十をこえ、また新たな次元へと挑戦しています。

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 毎回、自分の中でもレベルを上げていき、自分自身に課す条件も高く設定します。

「ここまで出来て当たり前」だろうというレベルを、与えることで、結果的にいいものが

出来上がります。通常の設計業務をこなしながら、一方で自分の理想のアイデアを

追求すること。時間がかかり、その面では楽ではありませんが、たくさんのことを

考えながら、提案するのはとても楽しいものです。限られた時間と闘い、時間を作り出し、

時間を忘れて、没頭する日々。提出した後は、まるで抜け殻のようになってクターっと

なってます。が、その日の打ち上げのbeer また格別なので、やめられません!

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 今回の提案は、中庭を核として、いかに広がりのある空間を創るか、をテーマに

考えました。いかに、魅力的なものに仕上げるか、自分に課した宿題には、

きちんと答えられたように思います。「よくやった」と褒めてやります。

 自分に対する要求に、きちんと答えてこそ、人々の要望にも答えられる。

そう思って、また新しいチャレンジに向かいます。経験を自分の財産として。

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丁寧にやわらかに

遠い台風の影響で、波の高い海。ホリデーサーファーが横並びに大勢いました。

午後から下り坂のお天気。多目の雲の彼方から、朝日が昇ろうとしています。

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 仕事のフィニッシュに向かうとき、ついココロが急いで、ぞんざいになる時が

あります。ここまで出来たから、いいかと筆を置きたくなるとき。

 それまで、よくやってきたので、満足しているのですが、本当はそこから先、

伝えるための作業が、実に大切なのでした。

 考えた案を、きちんとしたわかりやすい答えに、作り直すぐらいの、丁寧な感覚が

いります。その中で、より大切にして伝えたいことを見つけて、やわらかくまとめる。

 限られた時間の中で、どこまでやわらかさを保ちつつ、きちんと丁寧に向き合うか、

ここ数日、心がけて創ります。

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季節型労働のススメ

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 すこしずつ、冬が近づく秋です。現場に出て、風が吹く夕方、特に感じます。

 先日、ほぼ日で糸井さんが、季節ごとに合った働き方のことを書かれていました。

昔はよく、農閑期の出稼ぎと言われたけれど、現代の場合は、冬には冬のペースで、

夜長に考える仕事をしたり、夏は朝早く暑くなる前にしかしないとか。そう考えると

人それぞれ様々なモチベーションで、事に当たれるなあ。幅が広がる感じがします。

 お篭りをして、仕事の精度を上げることに集中するとか、柔らかなテーマで本を探して

デザインのきっかけを得るとか。ことこと煮込む料理のように、働くことが、

これからの季節には、合っているようです。さっそく、今日の現場から戻ったら、

ゆったりとスローペースで試してみることにしましょう。

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人の居場所

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 設計の仕事は、人の居場所を創ることです。

場所という縦糸と、時間という横糸を紡いでいく仕事。

 人と人との関係が、希薄になって、「居場所」がない、と言われて久しいですが、

自分ひとりでも、掘り下げることは出来ると思います。

 作り手の人の寿命より、永い間、残る場所をつくること。

たかが人間、されど人間。すべてを肯定した上で、何をつくるか、考えることは、

終わりのない旅のようなものでしょう。人生と同じかな。

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 光りや風を追いかけていくうちに、かたちが出来たら、本望ですね。

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