一歩ずつ

 北風小僧が文字通り憎らしい、寒い日が続きますね。お寒うございます。

本当に寒いです。と、幾度となく交わす挨拶のこの冬です。

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 都内から戻ると、暖かさを感じる鎌倉も、朝の冷気は格別。

この時ばかりは、海の南風も暖めてはくれません。

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 明け方、北風の強さは東の煙突からたなびく煙の角度でわかります。

ここんとこ、毎日寒いから、まいどまいどの光景です。

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 家に戻れば、床暖房でほっとひと息。障子ごしの柔らかな光りが

冷えた体にやさしい朝です。

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 朝飯すまし食休み。ぬくぬくと日向ぼっこ、いいご身分です。

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 人様の家を作る仕事をしていると、自分の家のことは、

どうしても後回し。そりゃそうですよね、人様のお宅の

財産を作って差し上げるのですから。

 手前の住まい、いつでもやれるさ、と言い聞かせて、

ひとの住まい考えます。

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 一足飛びに「そこ」へはいけない。だから毎日が大切。

と、日常のストイックなトレーニングを重ねるイチロー選手は

言います。凡人だからこそ、こちらも一歩ずつ。

 いつかは、どこかへ、つながっている。精進しませう。sun

初雪の舞い降りる朝

 明け方散歩の帰り道、冷たいなと思ったら粉雪が舞い降りてきました。

おりしも受験の日。当事者の親御さんたち、心配なことでしょう。

 やることをやって見届けて見守る、子供たちにしてあげることはそれぐらいで、

あとは本人次第。無事でさえあれば、なんとでもなるから。

 親の気持ち、やっぱり親になってわかることであります。

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 仕事のホームページ、今更ながら作り始めました。人に頼めば楽なのは承知ですが、

なんでも自分でやらないと気が済まない性質。こればかりは、変わりません。

 自分でやると、なんでも苦労があることに気がつきます。

先日も、設計した新しい家に合う、タオル掛け。自分でデザインして木を削ってつくりました。

まっすぐ木を切る、直角を出す。ホゾ穴を空けてネジを見えないようにする。

ひとつひとつが、簡単ではありません。

 ホームページにしても、こちらが伝えたいことを、相手が求める言葉に変えることは

とても難しいし、見易いレイアウトや写真を選ぶことも、すべてデザインの範疇で、

その都度迷うことにもなります。とりあえず立ち上げてしまって、おいおい直せばいい。

アタマではわかっていても、気持ちが違うと言うので、苦笑いしつつ手が止まります。

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 すこしずつでも進めていけば、いずれ出来る。何事も始めなければ、ですね。

やっているうちにアイデアは自然と出てくるもの。「やってみなくちゃ、わからないだろ。」

どこからか先人たちの声が響くようです。

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 時間をかけることが、贅沢になった世の中。時間に追われずに、

時の流れを受け流す余裕を持って進みます。出来たら、お知らせしますから。

新旧七草徒然に

 低く垂れ込める厚い雲の稜線が、くっきりとした線を描く七草の朝です。

材木座の向こうの山と雲の織り成す隙間を、朝焼けの輝きがすり抜けて伸びる光景。

毎日違う明け方の光景に、深遠な気持ちを与えられます。

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 お正月も七草。まったくもって時の過ぎる早さを感じます。

一日一日、同じ長さのはずなのに、きっとカラダが寝正月なのかなぁ。

二日働いて三日休む、そんな暦の巡り合わせにもよるかもしれないけれど、

どこかぼーっとしているのが、お正月らしい時の流れにあっています。

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 静かに始まった感のある今年も、こうして瞬く間に過ぎていくのでしょう。

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 徒然なるままに、移り変わるのが自然ならば、ココロもカラダも同じ有様でいこう。

自然体とは、余分な力が入らずに、すっと立つ姿のようす。本当の自由は、

そういう身体から生み出されるものかもしれません。

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 満月へと向かう月が、東の空に浮かぶ夕暮れ。賑わう鎌倉の喧騒も、この谷戸までは

届かずに、新年の静けさの中、見上げる真冬のひとときです。

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 新年の、月の満ち欠けを味わうには、旧暦の進み具合がちょうどいい。

瞬く間に過ぎ行く現代には、月の運行に合わせた暦をカラダで感じると、そのぶん

余裕が持てる気になります。新年と旧暦、季節のありようと気持ちのありようを重ねて、

ゆっくりと歩みたいものですね。

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 今年のテーマは「行雲流水」に。

「執着せずに物事に応じ、従いながら行動すること」

 行く雲も流れる水。変わらぬものを学びながら。より善く。

寝正月

 年男の肩の荷を降ろし、除夜の鐘を聞きながら、年越しを湯船で過ごして、寛ぎながら

静かなお正月を迎えました。元旦は、計を立てる間も無く気もなく過ぎますね。

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 設計のねぎらいにいただいた、美味しいロゼを堪能し、目覚めれば聖天社のお社を

掃き掃除して、身の回りまで気力と体力が廻らずに、今年になりました。

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 せめて机の上は整理整頓。ほぼ日カレンダーと手帳の引継ぎをして「まぁ、いっか。」

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 だんだんと、寛大になって過ごすようになりもうした。きちんとしたって、

そんなに世の中変わるものでもないし。諦観もしてみれば、なるようになるし。

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 冬晴れのお正月、それだけでおめでたいのですから、ゆったりのんびりいたしましょう。

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 暖かな家の中、一年中が寝正月のやつもいますね。

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 お正月ぐらい、ぼーーとしやしょう。先は長いよ。

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 犬の脱力、見事に見習おう。よい、寝正月に。sunbeerwinebottlefuji

冬晴れ好日

 静かにやって来たクリスマスの朝、明け方の雲がきれ暖かな陽射しで始まります。

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 こんなに晴れて静かな日曜日こそ、クリスマスのプレゼントなのかもしれません。

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 雪ノ下教会のシンプルなイルミネーションが、厳かに輝く年の瀬です。

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 我が家の娘、杉の床と同系色に溶け込んで、ひなたぼっこ中。

実にいいお日和で、朝食後のうたた寝をしております。

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 今年最後の日曜日。静かに穏やかに過ごします。よい、休日そしてクリスマスを。xmas

ココロを暖める

 空っ風が吹きぬける由比ガ浜、沖合いに停泊する客船のイルミネーションが、波間に

ゆらゆら揺れて、クリスマスイルミネーション。寒いけれど、静かな朝です。

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 昨日は薄曇りの寒い朝一番に、一之江の消防署まで行ってきました。

建物を建てる時には、その地域ごとに担当する消防署に書類を出して同意を得るのです。

担当の主任の方、前日からの夜勤シフト明けにもかかわらず、丁寧かつ迅速かつ的確に

対応してくださいました。警察と消防は一くくりにされますが、上から目線で見下ろす警察署

と違って、火災や災害から人命を守る消防署の方々は、皆さん「出来て」いらっしゃいます。

 電話でのすばやい対応からすでに違うのは、いざという時の、一分一秒が生死に関わる

のを知っているからなのでしょう。24時間、私たちの日常を支える仕事の尊さ。

ありがたいことです。プロフェッショナルという言葉は、彼らにこそ相応しいと思います。

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 寒い冬、けれども、優れた人々の姿勢に出会うとココロが暖められます。

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 初詣の準備の進む境内の、遅い紅葉を愛でながら、そんなことを考える。

静かで穏やかな、よい三連休、クリスマスを。snowxmas

真冬の一ページ

 この冬一番の冬寒。ここまで冷えると現われるのが、オレンジの朝焼けです。

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 材木座六号橋をくぐり、南の空高く、白く輝く冬の半月を眺めて佇みます。

南風さえ凍えるような冷たさで吹き抜けていきます。今年はなんだか寒さが沁みるよう。

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 師走の、走り回った仕事もようやく目処がたち、スローダウンする週末。

あちこちで鈴の音が聞こえる、静かな日々に戻ります。

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 年内は27日に役所の検査を済ませれば、仕事納めを迎えられそうです。

そろそろクリスマスカードを書き出そう。ようやく、人心地をついて。

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 余裕というやつは、心を開くことによってしか生まれない。意固地になって

突っ張っていた季節を抜けてみて、ようやく気がつくことになります。

 今年も残すところ二週間。駆け足の季節を、ゆっくりと眺めつつ過ごしましょうか。

つなげていこう

 秋の雨上がり、すこしずつ明るさが増していく、心地よい朝の始まりです。

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 季節はまだ晩秋、と教えてくれる浜風。すこし高い波が寄せる由比ガ浜です。

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 すこしずつ、去年とは違うアプローチをしようと、試行錯誤を始めた今年も、

エンジンがかかりだす前に年が明けそうです。けれども、なにかを始めなければ、

なにも始まらない。中国の名言「話していても、ご飯は炊けない」の通りです。

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 行動していくと、気の合う人と出会えたりします。

黒子として、仲間との会合を企画すると、思い切って声をかけた方がまたそこに参加して

下さったりもします。今年は、会える、ということの意味を深く考えて、人と会います。

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 尊敬する建築家は数々いますが、その中の二人の残された言葉、

ことあるごとに思い出します。そして、背中を押してもらいます。

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 吉阪隆正さんは、「世界中に、同世代の同志をつくりなさい。」

時々、黒子に徹する意味を問われた時には、この言葉を返します。

世界中、は無理かもしれませんが、身の回りだったら、出来る。

そう思って、すこしずつすこしずつ、続けています。

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 西澤文隆さんは、「人のために、身を粉にして働くことは、結局自分を

肥らすことになる。」坂倉準三さんの跡を継ぎ、事務所を始められた時期の言葉です。

 仕事に限らず、人でも物でも、つなげること。すこししか出来なくても、ちょっとずつ

続けていきます。よい、休日を。sunsoccersun

ほっとけない秋

 夜半から降り続いた雨が小休止。温かい地上に降りた雨が朝靄になっています。

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 グレイッシュな風景は、いつもと違う静けさを湛えていて、時間もゆっくり過ぎる気がします。

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 この秋は、なかなか一つのことに集中するのが難しい季節になります。

放っておけばよいものを、ほっとけない性分だから仕方がないけれど、もう一匹、

自分が欲しい。ドラッカーさんの著作に「仕事は、計画と実行の二つの面がある。」と

いう言葉があって、すごくよく分かる気がします。

 ここにいる設計屋は、計画をするのは得手ですが、実行に移すモチベーションが

なかなか続きません。ご褒美作戦やら、いろいろ画策して、自分を調子に乗せるのに

けっこう時間をかけて、エネルギーを消耗したり。一人芝居も、ここに極まれりかな。

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 かの三谷幸喜さんが、自分を追い込むって言っていました。

何かを生み出すのには、苦労がつきもの。比べるべきはないけれど、

ほっとかないで続けようと思います。

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 自信と継続、繰り返し求める今秋です。よい、日曜日を。

スローな朝にしてくれ

 木枯らしの吹く中、女心のように変わり身の早い秋の空、雲が流れていきます。

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 足元は、茂みにそよそよ揺れる黄色の妖精たち。

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 すこし出遅れたおかげで、昇る朝日に出迎えられ、今日もよい始まりです。

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 毎日が、今日のように穏やかで光りに満ち満ちていればいいけれども、

そうはならないから、こういう朝をちゃんと迎えられるべく、心がけをしよう。

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 あくせく、じたばたして、駆け足で進んでも、ゆっくりスローに始めても、

結果は大して変わらない。どこかへと、たどり着くことだけは、確かなようです。

 ならば、ゆったりスローな、今日のような朝から始めてみましょうか。

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 今日はドラッカーさんを読みながら、ここしばらく続いた放電から充電へ方向転換。

読むたび、違う視点に出会う著書の数々。「珠玉」というのは、時代を超えて輝くもの。

 すこしでも、あやかって、スローに過ごす10月最終水曜日です。

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 飽きもせず手前勝手な秋の奴??スローな散歩にしてくれ、かい。

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