スローサマー

 お盆らしく暑さが増して、蝉たちの合唱が明け方から賑やかです。

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 お盆明けに〆切があるので、なかなかのんびりは出来ませんが、気持ちはスローです。

無用な戦いのある世の中より、皆自分自身と「闘う」ならば、ちっとはましになることでしょう。

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 海風に吹かれてあくびをする約一名。引き連れてお墓参り。ご先祖様も笑っているかな。

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 たくさんの先達の、叶わなかった夢。すこしは実現出来ますよう。いい夏を。

ほどよくハタラク

 もうすぐ立秋ではありますが、八月の空は真っ赤に燃え上ってあちちの朝を迎えます。

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 今日は叔母の一周忌。両親を送りがてら午後の打ち合わせに出かけます。

もうじきお盆。天上の人々が舞い降りて賑やかな宵になりましょう。

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 ゆく雲のつづれ織り。この夏も穏やかに健やかに。願うは平々凡々なこと。

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 そろそろ秋口の集まりのことを考えようと思います。あっという間に秋はやってくるから。

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 夏の陽。強さに立ち向かわず、涼しげな顔をして、ほどよく傍楽休日です。

ご自愛ください。

夏の小休止

 ふたたび暑さが戻ってきて遠くのタイフーンが気になる七月のおわりに。

南風が低くたれこめた靄を流していく、静かな朝です。

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 役所の設計審査を無事やり終えて、しばし小休止。こまごまとした雑用の山は

ひとまず脇へと置いといて、今日はお施餓鬼に出かけます。

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 今日、シアワセと思えるのは、昨日の自分が形作ったもの。むかしむかしの先達の

おかげで、今の繁栄がある。日本の夏は鎮魂の意味が問われる季節です。

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 ここぞ、という時のチカラは、普段の無駄なチカラの抜け具合によりますね。

肩肘張ることを要求する、まっとうでない世の中も、人のせいにせず、静かに生きる。

 ご先祖様に顔向けが、なんて古い考えもここ鎌倉ではしごくまっとうであります。

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 いつもココロに桃源郷。天上の楽園にはきっとたくさん開いていましょう。

気持ちメンテ

 ツユアケという声が聴こえてくる朝、引き潮の浜辺はグレイッシュで空と海の境目が

なくなって、ぼーっと眺めるにはちょうどよい風景です。

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 雷鳴がとどろき土砂降りの雨が降ったあと、すこし涼しい風が吹く朝。

こういう「海の日」は久しぶりに感じます。蝉の声がすこしずつ大きくなる鎌倉にて。

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 雨露が宝石のように輝くのを見ながら歩けば、すこしずつ気持ちが和らぐ。

なんでもない一日を穏やかに。健やかなココロは、身の回りの輝きを感じることから。

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 休日は犬のメンテも一仕事。中腰でのシャンプー、腰にきます。

仕事よりタイヘンな入浴メンテであります。よい海の日を。

気休め日和

 小暑七夕を待ちながら、久しぶりのお天気の日曜日。こういう日はゆったりと気休め。

気の持ちようで、時間はゆっくり流れてくれるから。空気はからりココロはひらりの日。

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 いつもと違う、すこし材木座よりのトンネルから浜辺へでただけで眺めが新鮮。

武道が居つくことを嫌うように、自分の所在も自由でありたいもんです。

 日本の建築が、木を透かして創られたのは、湿度の高い風土に合わせ、モノ同士が

癒着しないように工夫されたから。べたっとくっつかないような工夫は、ひとえに長持ちに

つながるからに他ならない。昔の人の知恵から学ぶことは多い。

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 ついつい休日なのに、仕事のことを思い浮かべてしまうのも、まぁいっか。

キャタピラの轍が河口へと続く、気休めの日曜日なり。

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 今朝の風見クジラは南西向き。台風がそれるように、見守ってちゃぶ台。おそまつ。

寝ころ日和

 午前中の会議がお昼にかかり、その足で書類を受け取り、車を飛ばして完了検査へ。

ずーっと雨降りの中、帰り道の渋滞をくぐりぬけ、人波のひいた鎌倉に戻り、ほーっとする。

 梅雨の蒸し暑さは、かえって堪えるような気がします。

六月もおしまいの日曜日。今日はゴロゴロと犬状態で読書三昧としますか。

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 もうじき海開き。梅雨明けの声が待ち遠しくもあり、夏の陽射し、ほどほどでありますよう。

まあるい世界

 現場出の帰り道、紫陽花の混み混みで北鎌倉から家まで三十分!それだけでくたくた。

車の渋滞は慣れない、慣れたくない!今日は静かに?サッカー観戦&父の日美酒の一日。

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 まあるい月が浮かぶ鎌倉。今朝はいい波がきてます。

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 まあるいボールがまあるい世界をまあるくおさめる。

そんな世の中、紛争やエゴ、原発や憲法改正などはいらないぜ!

 むかしの侍スピリッツ。ブラジルのピッチで観られましょう。よいお日和。

ひとこと、少ない。

 六月の浜辺は、靄と赤潮で始まります。今朝の材木座は、スティーブン・キングの小説の

ような雰囲気が文字通り立ち込める、そんな日曜日です。

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 先日出かけた日比谷での養老孟司先生と内田樹先生の身体性対談。

お二人の出版に合わせて語られた「身体」。中世の時代の身体しかなかったことから

なにも残らない諸行無常の話。言葉にならない、生身の身体の言語?感覚とでも

ゆうような、おもしろい話が広がって楽しい時間を過ごします。

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 いっそ中世の時代のようにこれからをしてしまえ、なんていい発想ですね。

なにもない鎌倉が世界遺産になるはずがない、というところから始まった身体性理論?

お二人それぞれの、二冊の著作を読みながら対談を振り返るのも楽しみです。

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 これからは仕事のペースが上がって、やること山を登る季節がやって来ます。

こういう日には、言葉少な、ひとこと、少な目で過ごすとします。よい、休日を。

気持ちを養う

 それはそれは天晴れな、皐月晴れの空と心地よい風の中へ。最高の休日の始まり。

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 京都の旅から一週間。新鮮な感覚が残るのと、どこか夢のような時間である感覚が

ないまぜになって面白くもあります。正統な旅の余韻というのはこのように感じられるもの。

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 吉日の境内は白無垢の輝きがあって、木々の間を吹き抜ける皐月の風が薫る。

どこまでも歩いていけそうな、そんな元気に満たされる時間を感じる朝。

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 建築家、吉村順三さんの目録の中に、「気持ちを養う」という言葉があります。

日本の良さを建築に表すために、日本の気持ちから出たもので勝負する。

そのためには、気持ちを「養う」ことが根本である。

 旅というのも、気持ちを養うには大切な時間を与えてくれますね。

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 その場所に佇み、時が育んだ風景を五感で感じて、吸収する。

呼吸を繰り返すように、時の流れを身に沁みていく感覚。

 時に荒んでしまう気持ちも、旅に出ることで浄化されていくから、気持ちを養う余裕も

そこから生まれてきます。いい建築のスペースを生み出すには、気持ちにもスペースを。

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 気持ちを養う。素養といういい言葉と一緒に、旅の余韻の中を過ごす休日。よい日を。

皐月の計

 GWの後半、今朝の鎌倉はとてもとても靄っていて、稲村ケ崎がなんも見えねぇーです。

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 ホリデイサーファーの列も遠く霞んで、どこか違う国のようでもあります。

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 尊敬する建築家のひとり、増沢洵さんの作品集。いつもGWには読み返しています。

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 以前、建築雑誌に連載されていた「建築小思」というエッセイの素晴らしさ。

ご自身が創りだされた建築の数々と同じように、控えめに、でも力強く一本の筋が通って

ぴんとしている美しい文章があります。

 一年の計、五月ともなれば元旦になにを思ったか、とうに忘れていると思いますが、

増沢さんのエッセイには「一年の計は五月に」とあります。

 五月には連休もあるし、季節もよく、ココロと身体がバランスよく、一年の計を立てるには

ぴったりである。と書かれています。思い立ったが吉日ということもある。

 優れた建築家は言葉と建築が同じように語られています。すこしでも、近づけますように。

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