カラーズ

淡色の考え

 今年も早や308日目の朝です。去年の手帳だったかに、2011年11月11日に向けて。

と、たしか書きました。まさか、その時には、震災が起こって、そして八ヶ月目の日になるなど

思うはずもないのですが、1がたくさん並ぶこと、そして、なにか変わること、について

よくよく考える日の予感があったのかもしれません。

 淡色の秋空のもとで、珍しく気弱になった昨日です。

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 設計という商売柄、直感でデザインしたものを、後付で説明するクセがついています。

本当は具体的な「理由」を説明するより、もっと抽象的に風とか草の匂いとか

「例え」で言ったほうが、通じたり伝わるのかもしれないなぁ。

 相手の解釈に委ねることも、もっとあってもいいと最近思うようになりました。

なにからなにまで、暴いたり、説明を求めたり、し過ぎな時代。情報過多に、震災で拍車が

かかって、皆が自分を棚上げして、他人を責め続ける今年になりました。

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 行き詰る、仕事の昨今。生き辛さは世の常ですが、愚痴を言おうにも、東北の風景を

実感した後では、「甘ちゃん」ですね。

 淡い色の考え、実行に移すのには、まだ時間がかかりそうです。甘ちゃん、ですから。

モノトーンの風合い

暗がりの中を起き出して、夜明けの海へ着く。柔らかな砂浜の感触が足裏に伝わる朝です。

 雲の上、もしも歩けたなら、こんな感じでしょうか。

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 秋口に入って、引き潮の由比ガ浜は材木座まで、ぐーんと広がって気持ちがよい。

子供の頃、彼方まで続いているかのように思えていた浜が、帰ってきたような感じです。

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 グレイッシュな風景は、無彩色だけれど、自然が紡ぐ風合いがあります。

夜明けとともに、生成りの空気に光が射して、色合いが加わるまでの時間。

 砂浜のモノトーンは、一つの音のようにサスティーンして、どこまでも続いていました。

音が、たった一つの音、ワンノートで情景を作り出すのと同じ世界があります。

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 たったひとりで、どこまで行けるかな?

あらためて、己に問いかける単音の朝です。

マーブルな日曜

久しぶりの、遅い夏休み、なーんにもせず読書→ビールbeer→サッカー!!soccer!!と

いいパス廻しでゴールしました。なにもしない、ことをする、充実。

人様の住まいを設計する立場にいるからには、日常に夢を持たなければ、他人様の

夢ある家を創造しようがありません。休むときも、どこかで夢をかなえるための

密かなネタ集めは欠かさないように、そういう習慣がついています。

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 ドラッカーの著作は、読み返すたび、ドキッとする言葉の数々がちりばめられています。

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 「延期は放棄である」先送りは捨てたと同じ。うーーん、的を射て耳がイタイ。

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 「成果からスタートして考える」 現状を変えようとして汲々とするのではなく、

受け取る人が、どういう成果品を望むのか。そこからサービスを考える。

 たった一行の言葉に、仕事の全てが入っているような気がします。

珠玉の言葉は、宝石箱のように、しかも何十冊も。「もしドラ」ですから。

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 犬コロにゃー、わかんねーだろーなぁ。と、マーブルな秋空の下、

日暮れて道遠し いい充電をして また日々新たな一週間を迎えます。よい、一日をsun

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色味をつける週

モノトーンの季節、影が色濃く、陽射しが恋しい朝になりました。

白のアジサイも光りの方を向いて待っています。

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来週明けに、設計中の住宅の見積もりをお願いするので、

今週は集中して図面をまとめることになります。

二軒あるので、右往左往しつつ、相乗効果をねらって、よりよいものにと願います。

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住まいは、なるべく目立たず、暮らしの背景になるように考えます。

住み手が、それぞれに好みで色味をつけていくことで、活き活きとした家が出来る。

その手伝いをするのが、設計。というスタンスでいいと思って仕事しています。

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とは言っても、図面もカラーだし、色々な色味をつけてヴィヴィットな仕事にしたいもの。

ヴィヴィットすなわち活き活き。原色渦巻くメキシコの、ブーゲンビリアの花の色を

思い浮かべながら、仕事まとめる、モノトーン週間です。

一瞬の感性

なるべく作るものは、ニュートラルでありたいとの思いから、素材そのものの素っ気無い

色合いを生かして設計をしています。生成りという手もありますが、どちらかというと藍染め

や色褪せたジーンズのような、一手間かけた風合いがいいな、です。

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昨日は、長谷まで絵本屋を見に行ってきました。道すがら、仕事のことを考えつつ。

設計の仕事は、始まってスイッチを入れてしまうと、そのことばかり考えているように

なります。四六時中、寝ても覚めても。そうすると、アンテナがいろいろなことに反応して

感性がローリングストーンになります。

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風景も一瞬で色合いを変えます。ほんのささいな変化も見落とさないように、心がけて。

同じ空色の下

八幡様の源平池では、鴨さんたちが仲良く集まっていました。

くるくると水をかきながら、すーいすーいと滑らかに滑っています。

仲良きことは美しき哉。

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昨年は、設計コンペも連戦連敗で、多少しょげてはいましたが、最終選考には残っている

ことが三割はありました。野球の打率なら、一流打者。得点には結びつかなくても

「まぁ、いっか。」満足はしていませんが、納得しております。

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コンペに落ちても「捨てる神あれば、拾う神あり」で、仕事の問い合わせが舞い込みます。

どう転んでも、同じ空の下。お天道様は、よーく見ておられました。

紅葉の谷に笑う

霜月の終わり、冷え込んだ朝の海に、月が浮かんでいます。

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 伸び過ぎて、もはやアフロに近くなった直毛を刈りに、床屋へ行くついでに

近くの海蔵時へ。紅葉の谷戸は、見ごろを迎えてくれていました。

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 小春日和の陽射しを透かして、思わず笑ってしまうほどの、色の饗宴です。

いくらデジカメの性能がよくなっても、人の眼に映る、この色合いは捉えられないはず。

晩秋もはや、師走。日当たりのよい場所は、あっという間に、冬景色に変わります。

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 場所ごとに移り変わる、紅葉黄葉した鎌倉。ありがとうです。

秋の海色

肌寒さと、札幌からの雪の便りがやってきた、秋の真ん中です。

今日の鎌倉は、すこし暖かくなって、秋雨がぱらぱらとそぼ降る朝となりました。

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 女心と秋の空、の言葉とおりに、空模様もコロコロと変わります。

おとといは、燃えるような朝焼け。マジック・アワーでした。

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 燃える東の空と対照的に、南の海は、秋空と海が溶け合うグラデーションです。

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 打ち寄せる波が、うすく光りを宿して、ゆったりと流れていきました。

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 季節が移り変わる秋は、冬よりグレイッシュ。

犬の茶色だけが、砂浜では目立つような、そんなモノトーンです。

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 黄葉紅葉が始まるまで、まだすこし間があるようですし、

身の周りにすこし華やかな色味を増やして、元気にすごしたいものです。

 食卓の上の、秋野菜の色もお供にして。

色合い頃合い風合い

夏は日差しが強い分、色のコントラストがくっきりと現れます。

が、人それぞれ、目の性能?によって、眩しさに目が眩むこともありますね。

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 明け方の光りの中では、反射も少なくて、八幡様の境内から

見上げる半月の、白い輝きが映えています。

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 その同じはずの光りが、海へ向かう間に、夏の蒼へと移り変わる不思議。

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 当たり前にあるかのような、風景の色合いも、二度と来ない季節の現われでした。

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 生成りの麻のように、見た目から風合いへと移り変わる感覚もありました。

この夏は、蓮の色合いがいい頃合いで、お似合いの夏です。

夏色の名刺をつくる

カメルーンのサポーターから、「ヤマハ」と覚えられていた本田選手が、松井選手からの

絶妙のクロスを、決めてくれて、すっきりと目覚めた朝です。soccer

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 乞われて出かける会合に、手渡す名刺。季節が梅雨入りしたので、色合いを夏色に。

以前から思っていた、四季に応じて名刺の色を変えるいい機会です。

その基になるのが日本の伝統色。季節を表す言葉が豊かな日本では、言葉と色の名前が

対になって、とても豊かです。

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 蓮の花はこれからですが、鬱陶しい季節を迎えて、夏色を選びました。

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 若葉色の縦ラインに、露草色のマークをいれて、横に水平線の薄紅藤の三色。

グリーンにブルー、そして薄いパープル。昔からの色合いを、組み合わせて

2010年の夏バージョンの名刺が出来上がりました。秋を迎えるまで、涼しげに爽やかに。

 文字通り、色々な季節の楽しみ方。サッカーのチームカラーを楽しむように。

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