カラーズ

淡彩の季節

 もうじき開幕するワールドカップ。カラフルなユニフォームがグリーンのピッチの上を舞う。

時差もあることだし、上手に仮眠&うたた寝を混ぜ込んで、無理せず楽しみましょうか。

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 早めに降り出した雨が、この時期らしいといえば、まことにそれらしい。

季節がそれらしいならば、こちらもそれらしく過ごすとしますね。

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 梅雨の鎌倉は緑濃く深い。その濃淡のなかに、ひっそりとたたずむ花々の点景。

朝露や雨粒が宿るほどに、瑞々しく清々しく凛凛とある。

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 原色の溢れるピッチとは趣はことなるけれど、淡彩の彩りが目には鮮やかに映る。

今の季節の潤いが、夏から秋へと移ろいながら実りを迎えるように流れる。

淡彩であるけれども、そのグラデーションは一輪一輪個性が溢れて、生命そのもの。

淡いゆえに、どこか内に秘めた強さを持つ。人も同じかな。

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 白い紫陽花も、淡い紅や蒼をすこしずつ取り込んで身に纏う。

育つ居場所の色味が、花に現れる自然の摂理は、人も同じ。

ならば自分の居場所に合った己に、自然になるのが道理でしょう。

 淡彩の季節に、身の回りの彩りを楽しむのがよろしいようで。

みどりの一日

 空気がカラッと澄んだおかげで、すこしヒンヤリとした明け方のはじまり。

いまだ人気のない境内を清明な心持で歩き出し、みどりの日のマイナスイオンの中へ。

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 浜辺の朝顔がにっこりと微笑む、静かな朝。混みこみの鎌倉、笑うしかない人出を避けて

読書三昧を決め込んで過ごすとしましょう。

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 谷戸の緑は、その濃さを日毎に増して、みどりの日にふさわしい面持です。

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 本読みで疲れたら、視線を上にあげる。言葉がカラダに染み入るように、目には青葉。

まことに申し分のない、天下泰平のみどりの一日です。

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 昨夜のルッコラ&プロシュートのピッツアの余韻にひたりつつ、今日も美味しく!

日々彩り

 谷戸に鶯が鳴き、小綬鶏がちょっとこいを連発しながら、賑やかな朝がやってきます。

それだけで気分がいい。午前中に現場を済ませて、2.5連休をゆったり過ごすとします。

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 毎朝の迷犬散歩。夜明けが早くなって、寒さから解放されて、うれしいかぎり。

なにもせずに、なんだかご褒美をいただいたような気分になります。

満月から新月に向かう時期。足元の芽吹きを感じながら、自然の一部であることに感謝。

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 人の器。器量というのは、実は量ることが出来ないゆえに無限であるように思います。

いつか聴いた「川の幅は変えられなくとも、流れはきれいにすることが出来る」

という言葉。澄んだ水の中に木々の栄養分が溶け込んでいて、なお透明に澄むように。

 色は見えなくとも、豊かに彩られた毎日がわたしたちの身の回りには広がってあります。

豊かに感じるのは、量でもなく数でもなく言葉ですらないから、器量もはかれない。

けれども、たしかに豊かであるとわかる。わかる人にはわかる。それでいい。

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 饒舌なんていらないから、豊饒なことがらを感じられるようでありたいと思う。

彩りには、潮の香りや風の冷たさ。犬の毛並に光る影。いろいろありますもの。

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 今いる場所は、ただひとつ。でも器量があれば、過去へも未来へも出かけられます。

今日も、彩りの中へ。動くにはとてもいい連休です。よい、一日を。

夏色遥か

 現場出の一日、炎天下重たいノートパソコン資料に一眼レフカメラを抱えて国道沿いを

とぼとぼと歩く。伺ったお宅の方が冷たいお茶を出してくださって、フーっと息抜きします。

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 いつの間にか夏空が高くなって、蝉の声があちこちで聞こえるようになります。

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 今年は梅雨明けが早く、急に猛暑が到来したので、カラダがついていきません。

セミたちも思いのほか出番が早くなって、孵化が追いつかずといったところでしょうか。

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 こう暑くなってくると梅雨時の潤いが恋しくなったりします。

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 朝露と淡い色。後戻りしない夏に、一服の涼しさを。

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 この週末は、半連休。明日は現場廻り。契約書や書類を携えて夏色の景色の中へ。

梅雨定番色

 台風が近づきつつあって、しばらく晴天はおあずけのよう。天晴れな風景をあげて。

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 色々なものに、「定番」といわれるものがあってスタンダード、オーソドックス、無難など

紺のジャケットのように羽織りやすいものまであります。

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 季節の七十二候、もうじき「梅子黄」梅の実黄ばむというわけで、坂の梅を捥ぎます。

今年は晴れて雨が少ないからか、たくさんの実が生って豊作です。

30キロ以上の恵みをいただきます。青梅が黄色に変わる季節に。

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 朝露に潤う花々。谷戸の朝はあちこちがキラキラとしております。

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 庭の紫陽花は今が見頃。控えめに、でもあざやかに咲いています。

雨に似合うのは雨の季節に見るから、というだけではないように思います。

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 雨水に薄い紅色があり、白く輝くのもあり。庭のあちこちが定番色に染まって。

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 雨の日。どこかのんびりする梅雨の色です。

六月色

 梅雨明けのような晴天。皐月の名残、さわやかな風が吹いています。

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 色味の少ない季節が始まりましたが、冬の曇天とは違って晴れたらそれは豊かです。

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 朝日のバックライトは力強く、夏への扉を開いてゆくから。

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 雪ノ下の谷戸に咲くユキノシタ。清楚な白と薄紅色が涼しげです。

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 道端にはあちこちに小さな朝の顔。今の時期、緑の中にピンクの水玉が並んでます。

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 朝露に似合うのは、やっぱり紫陽花。日当たりの良い場所より木陰が似合うようです。

豊かな身の回りの色。六月は、雨水と薄い色が豊かな季節ですね。よい、六月を。

皐月の蒼

 現場に出る予定がなくなって、今日は机仕事になります。いい天気だからすこし残念。

人にはいろいろ都合というものがあります。風に吹かれてあちこちまいりましょう。

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 朝露が光ってオレンジ色がそこここで風にゆれています。

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 瑞瑞しい季節。人のココロもそのように。

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 陽射しが強くなって、空は一足先に初夏の気配に。

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 いずれ菖蒲か杜若。庭には皐月の蒼です。よい、今週を。

色彩旬春

 吹きすさぶ強風に乗って明るい季節がやってきて、清明な月、折り返す月曜日です。

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 そろそろ仕事エンジン全開といきたいところですが、モチベと心持のバランス、

とるのが難しい。変化の時期というのは、こういうものなのでしょう。

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 季節の光りが明るくなるにつれ、世の中もすこしは明るくなるといいけれど。

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 路傍の花たちは、愚痴も文句も言わずただ黙って咲いています。

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 ドウダンツツジの可憐な白が、風にささやかに揺れる季節。

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 それぞれがそれぞれの居場所で、彩りを咲かす旬な春です。いい、一週間を。

花筏

 冷たい北風が吹いて花曇。文字通りの花冷え、弥生の季節変わりは肌寒いものです。

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 昼間は賑わう境内も静謐な時間が流れる、週末の明け方です。

境内のお池には、花筏。浚渫後の水面が戻って今年も見られました。

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 球春が迎えられて、咲き誇る桜が今年も変わらずに見ることが出来るシアワセ。

なんでもない日。平凡こそ、かけがえのない一日であることを思います。

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 今日は、仕事をまとめて提案し、夜は町内会の会合。

それが済めば、明日はすこしのんびり休めそうです。

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 仕事が出来るのも、桜を見られるのも健康であればこそ。

またまた、当たり前のことをありがたく感じて過ごします。

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 週明けは新年度。いい年になるといいなぁ。

弥生の色味

 卒業の時期がやってくると、季節も弥生らしく冷たさが和らぐようになってきます。

オレンジのまあるいお日様が朝焼けの空を作り出し、暖かい春の一日が始まります。

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 夕焼けより色味が強く染まるオレンジ。空気のありようが醸し出す季節ごとの色味です。

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 夕焼けのようにフェードアウトする色合いとはちがって、力強く輝いていますね。

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 雲のひろがりも冬とは変わって、より高く大きくダイナミックになる春が来ます。

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 底冷えが去ってゆくとココロの芯もすこしずつしなやかになって希望が芽吹く。

春が来れば、なにもせずとも自然と上向きになっていきます。

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 滑るようにすっと着水した海鳥が波に揺られているのも春らしくあって。

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 水彩画の空。春はあちこちに、色味を散りばめて進んでいきます。よい春を。

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