旅たびの旅

スペインの光りと影2

外国へ旅に出ると、緑の違いが感じられます。日本の濃い緑とは違う、乾いた感じが

するのは、空気そのものが乾燥しているだけではないような気がします。

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 ヨーロッパの街は、石畳や建物とともに、日本の湿気とは違う空気感を持っています。

緑に射す光りも、透かして見える並木道の匂いも、全てがそう言って語りかけてくるような。

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 街路樹とともに、印象的なのが駅舎です。スペインはマドリードにある駅の

屋根の曲線と時計塔のかっちりとした直線の対比。デザインした人は、

このアングルを思い描いていたに違いありません。

 商売柄、ついついこういう場所に立つと反応してしまいます。

スペインもイタリアも、街中そこいらにデザインソース、いわばネタが転がっている

いい国です。そんなこと、思い出しながら、現場に出る日となりました。よい、旅を。airplane

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スペインの光りと影1

イタリアに行く前、スペインへ旅しました。目的はやはりバルセロナとガウディの建築。

ではありましたが、アルハンブラ宮殿やリゾートもしっかりと訪れました。

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その模様はおいおいアップすることにして、まずはホテルの室内から。

 初めての街に着き、ホテルで荷物を解くと、一息ついて「さて」

とカメラを手にするいつもの順番で、窓辺や光りの入り具合などをパチリ。

 ヨーロッパの街の匂いを味わう前に、固有の場所ごとにある光りと影を

感じることから始めます。内から外へと、視点を移しながら旅を始めるのでした。

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 旅をすると、目にするものは、すべて新鮮に映ります。

日本でも海外でも、同じ太陽の下ですが、光りと影は、その場所にしかない

固有のものです。風土や気候の違い、湿度の乾いたヨーロッパにいると

日本人である私には、同じ光りと影には見えませんでした。

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イタリアの風景10 イタリアでリタイア

木枯らしが吹く季節がやってきて、wine新酒の解禁も控える季節です。

 旅で訪れた場所、今はどんな気候でどんな風が吹いているのかと

想像してみる秋の夜長。やはりレストランのメニューに思いを馳せることにrestaurant

 秋のイタリア、食材紀行などという番組のレポーター役、あったらいいのに。

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 ないものねだりついでに、生涯現役を目指しつつ、もし恵まれた老後などという

ものが、もし訪れたら、イタリアでリタイア。「トスカーナの休日」のダイアン・レインと

美味しいwine 夢見るのは勝手です。

 イタリアの風景10回目は、ベタなトレビの泉にスペイン階段。

写真からは、近くの江ノ島を思い出している、失礼な奴がここにはおりました。

 いつでも、夢を。次回はスペインへのたびたびの旅です。

 初めましてさん、コメントへのお返事に代えて、ありがとうございました。

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イタリアの風景9 人生のフィールド

今週末の日本シリ-ズ。飲み会の行方とともにとても楽しみです。

元野球小僧。現野球中年には、フィールドというよりグラウンドもしくは校庭と言った

気分が近いのですが、ともあれ思いを馳せる、憧れの舞台(フィールド)であります。

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 さて、ローマのフィールド。コロッセオ。円形競技場の中に佇むと、そのスケール感に

しばし、ぼーっとしていました。木で出来た家の、紙で出来た障子の家に住む国から

この中に来ると、違う世界にいることを感じます。熱狂という歓声は、聴こえませんが、

時間に耐えた力は、その場所にありました。昔の人も、その時代なりに、普通に暮らして

いたのだと思いますが、このフィールドに立っていた人たちの、気持ちのあり方。

どんなものだったか、時間や感覚が、あまりに遠すぎて、想像することは出来ません。

 同じ人間の人生というフィールド。ささやかなものでも、自分の足ですっくと立って

いたいものです。「フィールド・オブ・ドリームス」は、永遠に。baseball

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イタリアの風景8

なんとかと煙は高いところへ昇る、の言葉とおり、かのフィレンツェのドゥオモの

てっぺんへ。狭い空間のなか、螺旋を描いて、息を切らせながら昇りました。

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 階段の途中、壁に穿たれた窓から、市庁舎の塔を垣間見ながら

とぼとぼと昇ること。屋上に出ると、遠くまで見渡せる街並みに、

視線を伸ばし、ふと眼下を見やると↓

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ドームの赤瓦に繋がる、街並みの屋根が続いています。

 どこをみても、絵になる街の良さ、よくわかります。

カラダを使って、高いところから見ると、より記憶に残ってくれました。

 古いものを、意識して残す意志。本当の遺産は、人が住んで生活してこそ

流れる時の中に、残るものですね。

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イタリアの風景7

雨が降らず、現場日和が続いてくれることが、なにより有り難いことです。

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 ヴェニスの街は、雨模様が似合います。松杭の上に建つ、沈み行く街の退廃的な感じが

そう思わせるのでしょうか。ツーリスト御用達のゴンドラに乗り、迷路のような運河を

進んでいくと、イタリアらしい、スタッコの塗り壁の色や、様々な模様が目に映ります。

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 街の半分以上が浸水する高潮が、年に二回ぐらいあるヴェニス。

人口は、この50年間で15万人から6万人になり、2100万人の観光客を受け入れる街は

暮らしにくさから、住民が出て行き、段々と、住めない街になっていくようです。

 翳り行く街、今度訪ねる時は、水没していませぬように。

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現場に出ると、お腹が減って困ります。この秋も、イタリアご飯と仲良く。wine

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イタリアの風景6

ロングブーツのかたちのイタリアのひざ下ぐらいにサン・ジミアーノという街があります。

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 ローマからフィレンツェに向かう途中で立ち寄った「塔の街」です。

中世の城壁に囲まれた街へ、サン・ジョヴァンニという名前の門をくぐって入ります。

 広場に立ち、見上げるとそこかしこに塔が立っています。今は十三本ですが、

その昔はなんと七十二本もあったとか。林立していた理由は、?定かでないようです。

が、貴族同士が見栄で、俺も、俺もと立てたという説があります。(俺とは言わないか)

理由はどうあれ、今に残る塔の並ぶ街中にいて、中世の人々もこの塔を見上げていた

のだなと思って、想像の翼を伸ばしていたあの頃を、思い出ました。

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 イタリア在住の建築家の方が、建築雑誌に書かれていた中に、

歴史のある建物、住宅でも手を入れる時には、窓一つふさぐにしても、

そこに窓があったという痕跡を残しなさい、という決まりがあるというくだりがありました。

 当時は、わからずに紋章のある壁面を撮っていましたが、その後、この文章を読んで

なるほど、窓のかたちが残っているのでした。

 古いものを残す、意志。イタリアの人々は「当たり前」と思っているようです。

「サン・ジョバンニ門」の名前を、調べるために「イタリア丘の町」という本を見ていて、

また行きたくなってしまいました。仕事がんばりまっす。

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イタリアの風景5

雨上がりの朝に、ラッキーなタイミングで散歩完了。犬満足の火曜日です。

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 一日の中で、夕暮れ時が好きです。朝一番もいいのですが、

日がだんだんと落ちて、光と闇が溶け合う時間の、微細なひととき。

 フィレンツェの川面に映る光にも、静かな美しさがありました。

日本の川のように、国土交通省の無粋な看板もなく、ただ静かな時間の景色があります。

 日本の古い町並みにも、陰影はありますが、ヨーロッパの光りと陰には、深さがあります。

宗教が違い、歴史が違い、石や煉瓦で出来た建物や石畳に反射する光りが違う。

時の流れが、川の流れと一緒に感じられた時間でした。

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食欲の秋 イタリア色

食欲の秋、毎年この季節になると、パスタの国を思い出します。wine

人類は麺類。毎日、一食は蕎麦、饂飩、ラーメンでもいいと思っている麺好きとしては、

パスタも大好物です。日本の蕎麦、饂飩は、茶蕎麦以外基本モノトーンですが、

彼の地のパスタは、国旗の色より多彩です。

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 形も、かのジウジアーロがパスタをデザインしているように、多彩で茹で加減も

多種多様。色もいろいろと練りこまれていて、料理の発想が刺激されます。

 ペンネの形をデザインするときに、茹で上がりの時間を考える。お湯の中で、

より早く茹で上がるかたちを考え、見た目にも美しさを考える。そこまでをデザインの

範疇とするイタリア。おいしさを前提に、デザインの国は、実に味わい深いところです。

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 散歩をするのは、健康的ですが、その後の食欲増進。対策が急がれます。noodlebeer

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イタリアの風景4

イタリアは、フィレンツェの街並み。丘の上から赤い屋根と蒼い空の対比を魅せてくれます。

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 ドゥオモの隣には、画家ジオットのデザインした花の鐘楼があります。

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 イタリアの赤や緑の大理石を、繰り返し用いて、見事というほかはありません。

このデザインは、東京の都庁舎で、ノートルダム寺院のかたちと共に、マネされましたが、

ただのモノマネに終わって、都庁舎は維持改修費用が700億を超えているとか。

 模倣と創造。デザインは、そこに個人の意志が投影されて、はじめて創造になるという、

悪い見本のようなバブルの塔が、日本の首都の有様です。

 インスピレーションや形の原型として、模倣から始まっても、そこに設計者の魂が

こめられていれば、生きた建築になります。昔の人が、そんなことまで考えていたかは

わかりませんが、人のココロに残り、風景の中に凛として建っていることが、

優れた創造力を物語っているように思えます。

 この塔の近く、釜焼きのピッツァ屋さんがありました。ランニングシャツ一丁のおじさんが、

焼く石釜の、ピッツァ。おいしいワインと共に、忘れられない一夜となりました。wine

 また、いつかきっと行きます。

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