涼しい風が吹き抜けていく、八月の終盤となりました。過ぎ去りし日々に。
サンドラ・ブロックの「幸せの隠れ場所」とマット・デイモン、モーガン・フリーマン、
クリント・イーストウッド監督の「インビクタス」を、ここのところ続けて観ました。
どちらも、実話を元にしたスポーツものの映画です。
片や、貧困、ドラックの中から、ある黒人の少年が、白人の裕福な家庭の
女性に見守られながら、アメフトのNFLに入団するまでを描いたもの。
片や、アパルトヘイト、人種の違いを超えて、国をひとつにする、ラグビーの
南アフリカ代表チームとネルソン・マンデラ大統領の交流を描いたもの。
どちらも、スポーツという場所をメインテーマにしながらも、人と人の繋がりを
描いたヒューマンドラマでした。ことさらに、さまざまな不幸や人種問題を強調する訳ではなく
ある事実を淡々と描くことにより、抑えた表現が、かえって観る者に、考える時間を
与えてくれる、余白を持った映画でした。
殺伐とした、時代の中、声高に叫ぶのではなく、ある出来事を丹念に追いかけて、
必要な部分だけを、選んで描く「端正さ」。提示された側の、わたしたちの、観るちからを
問う、そんな二本の映画でした。観終わって、静かな力が温かみをもって伝わるような、
余韻が与えられる。オススメでした。![]()
勝利の美酒の前倒し。ということは、勝利の食前酒ということになりましょうか。
白ワインを一本空けて仮眠するも、たいして眠れず準備不足で
観戦。
充分な準備をしていた日本代表のおかげで、寝不足が無駄にならずよかったです。
秋の季節の彼の地では、選手のはく息が白い場面もありました。
お国柄とサッカーの試合運びの組み合わせを楽しむとともに、同じ時代に、違う季節を
歩む国があるということを感じることもできます。
天然ボケの犬も、↑たまには牙をむく。(ように写っただけですが)
日本のサッカーも、集団として、試合を重ねながら、力がつくことが出来つつあるように、
やるときゃやる!とあくびをしつつ、図面に向かう、こちらサイドでした。
お日様も
に見える、止み間かな。おそまつ。
プライベート?の仕事、しようと思いつつ、女子モーグルを応援した一日が終わりました。
私達の時計は、せいぜいひと月単位を目安に過ごしています。
でも、先を見据える人々の時計は、来年、再来年の先を考えられる。
上村愛子さんの四年間の時計は、昨日の30秒間のために、合わせられていました。
あの30秒のために、費やされたトレーニングの努力は、表舞台には現れませんが、
彼女だけがその努力をしてきたわけではないのですね。
たくさんの、出場選手の努力、それを支えるたくさんの人々、傍から観ているこちらも、
なにかに向かって努力していることには変わりない。とはいえ、四年の月日が
たった30秒で終わってしまう、勝負の世界の「時間」には、厳しさがありました。
足元の、犬の持ち時間は、人の五倍速で過ぎていくものでした。
人々が、それぞれの場所で、過ごす時の長さにも、ひとつひとつの時計がありました。
「朝ごはんでも、晩クーバー」 失礼しました。
WBCから始まった野球の季節が、巨人の日本一で終わりを告げました。
野球小僧、もとい野球中年にとっては、来春の開幕まで長いオフシーズンです。
選手が伸び伸びとプレー出来るために、原監督がしたこと。
「起用した選手にたいして、結果その責任を取る勇気と覚悟さえあればいい。」
勇気と覚悟、人がなにかを追い求めるとき、必要となるもの。
指揮官として、人の上に立つ立場で、勝負事というのは言い訳ができません。
言葉で選手に伝えることと、先を読み、策を練ること。亡くなられた、藤田元司監督の
もと、活躍した選手が、指導者として、人の上に立つ、現在の原野球。
すでに、次の闘いに向けて、切り替わっているのが、すごいと思います。
勝負の世界で、連綿と続いてゆく「勇気と覚悟」。すこしでも、自分に置き換えて
前向きに、「あきらめずに」年末を迎えます。日一日、新たに。![]()
月が白球に見える好日。
秋の高い空の下で、小学校の運動会がありました。すこし季節が戻った残暑の中、
恒例のかけっこに玉入れ。いつごろからか、おじいちゃん、おばあちゃんが孫たちと
参加するかたちになり、上級生と下級生がいっしょにリレーをするようになりました。
童心忘れるべからず。どんな人にも子供時代はありました。秋の風の中、インフルエンザに
邪魔されず、無事に楽しい時間を過ごせたことに感謝しています。
歳を重ねると、人は人生の一回性に思いを馳せ、桜や木々の紅葉に、巡る季節の
永遠性を見るようになる。と、池田晶子さんは書かれています。
人の親になってみると、自分の両親のことがすこしずつ、より理解できるようになるし、
子供たちの、ある懸命さに、目を細めるようになる。同じような朝でも、
同じ自分は二度とない。だからこそ、永遠という言葉の意味を、思うことが
年齢に関係なく出来るのでしょう。
朝の早い、八百屋さんの店先に、豊かに秋の果物が山と積まれています。
めぐる季節は、あじわいの季節でもありました。
ここ二日、正直に申し上げて、仕事をしてはおりませんでした。
手は動いていましたが、アタマとココロがプレイボール![]()
普通の方々であれば、当然勤務時間です。今回ばかりは、自営業でよかったと心から
感謝しております。野球に興味のない方、お酒を嗜まれない方には、お伝えようのない
WBCの宴。きっと、たくさんの方々が、書かれていることでしょう。
野球という心理戦。小さな白球を、大の男が追いかける、ダイヤモンド。
海の向こうの出来事を、こんなに身近において、楽しめたのは初めてです。
経済対策より、効き目のある試合。その余韻を飲食という経済活動に替えに![]()
今日からは、みな平常心で、通常業務に戻りますように。勝てて、本当に良かった。
かつての、野球少年の夢に捧ぐ。
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