柔らかさを生み出す芯
五感の中で、触覚は一番表わすのが難しいものです。
特に建築をつくるとき、実物は建物という「物」ですから、
ある程度「固い」もの。さあ、そこでどうやって「柔らかさ」を
出したらいいものだろうか。よくよく考えることになります。
以前訪れた敷地のお隣に、ある建築家の設計した家がありました。
彼のつくる家は武士のような佇まい。コンクリート打ち放しの固さとは
別に、設計の過程や意図が整然として、筋が一本通っているようです。
考えに「芯」があって、それが全体を通して効いているかたち。
さて、自分の設計は、と振り返ってみると、どうもそこに「やわらかさ」
を求めているようです。手が触るところが木なのは当然として、
見た目にも「柔らかさ」を出すにはどうしたらよいのか。
相手は固い物としての建築です。クライアントという相手の要望を
叶えつつ、固い建築相手に考える「やわらかさ」。
大根をむいて「面をとる」ように、建築も出来ればいいのですが。
大地に建つ建築の難しさ。そんなところにもあります。
我が家の娘は、性格は別として「やわらか」です。
なんとなく、全体が丸っこい。それが女性を表わすなら、
私が求めているのは「建築」?「女性」?どっち?











































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