住まい・インテリア

かたち、を創る仕事

とある小学校の体育館のデザインが出来上がりました。どことなくユーモラスでもある。

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 いわゆるアリーナとステージのある普通のプランです。それを、いくらかでも見映えの

するかたちにしたいのが人情というもの。使う子供たちや先生はもちろん、地域の人たち

から「なんか、かっこいい」と言ってもらえるように。あれこれと考えるのは楽しいものです。

 アールのついた屋根や壁の、端々(はしばし)をよりよく考えて、エッジを効かすこと。

その結果が「端正」なすがたになってくれたら本望です。

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 建物のすみずみまで、神経をつかい、たたずまいを創る仕事。

あらためて「端正」端 はし が 正 ただしい と書く言葉の意味を考えます。

丹精込めて、端正を。

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自然と和する

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 特に意識していなくても、設計したものが和になるときがあります。

木や漆喰の壁、引き戸、障子など、カラダに馴染んだものを用いていくと

その構成要素だけで、充分に和風の空間に見えます。

 その中で、一番存在感のあるものは「畳」と「瓦」であると言えます。

瓦屋根で畳を敷いた家を、洋としてつくるのは、難しいとも言えます。

それだけ、私たちの生活感覚に馴染んだ素材であり、和を主張するもの。

 最近のように、木のフローリングで、ソファーや椅子の暮らしをしていても、

どこかに一部屋欲しいものです。磯野家の波平さんが座っているような。

 なるべく、現代の生活に違和感のない、畳の部屋を考えるのは

面白いものです。やたらに均質で明るい最近の住宅写真を見るにつけ、

陰影がほしいと思う、今日この頃でありました。

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下弦の月と設計コンペふたつ

七草明け、満月の元旦から八日、下弦の月が海に浮かんでいました。

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 月が半分になる間、傾注していたふたつの設計コンペ、おかげさまで

無事アップすることが出来ました。年末年始のイベントの中、かたちにまとめるのは

まことにやりがいのあることでした。なにものにも替え難い、経験を得られました。

 考えたら、年末年始の通常業務としての、仕事休みがなければ、二つの提案を

まとめることに、挑戦はしていなかったと思います。戦いくさではなく、自分との

「闘い」でした。それだけに、やり遂げた充実感は格別です。

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 まだ、設計コンペのサイト上にはアップされてはいませんが、一足お先にお目見えです。

建つ場所も山と海、要望も違えば、使い方暮らし方も違う、ふたつの家。

それでも、自分がそこに住み、そこに暮らすことを前提に考えたことに変わりはありません。

 一度にふたつの財産。経験したあとに、いつもやってよかったと思えるのは、

真剣に取り組んだ、自分のおかげでもありました。よい、金曜日です。

 三連休のご褒美、ありがたくちょうだいします。sun

「最高!は、ひとつじゃない。」!!

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建築の贈り物

慌しく過ぎた2009年も最終週を迎えました。明日の忘年会に備えて、見通しを

つけて、余裕を見つける月曜日です。

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 鎌倉の八幡宮では、既に初詣の準備が整って、近代美術館の建つ

源平池も綺麗にされて、青空とともに、さわやかな佇まいを見せてくれています。

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 先日、設計コンペ案の模型をクライアントの方にお送りしました。

諸般の事情から、今回は実施を見送りしたが、またいつかお会いしましょうと

お嫁に出しました。考え抜いた設計は、たとえ計画案であっても、子供のような、

自分の分身のような、思い入れを伴ったものです。

 近代美術館の、穏やかな佇まいのように、よい建築は、人に様々なものを

与えてくれます。心のこもった贈り物のような、温かみや包容力のある

そんな建築が、いつか創れますように。祈りをこめて。

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納まりをつける仕事

冷たい北風の中を、両肩をすくめながら、まだ明けぬ海へ犬散歩。

今週は、ウインドブレーカーからダウンへ移り変わる寒さとなりました。

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 増築の仕事は、既にあるものと、新たに加えるものが交差するものです。

材料と材料が合わさるところの取り合いが「納まり」。気持ちがおさまらない、

と言う時のおさまりと同じです。納まるところに、あるべく納める。

 気持ちもしっくりと納まるように、無理や、がさつきがないように考えるのも、

設計という仕事の、大切な部分です。

 日頃から、デザインのネタを探していないと、とっさの時いいアイデアは出て来ません。

デザインソースは、街中の様々なかたちにもある、冬の季節でありました。

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上出来の設計コンペ

ハウスコというウェブサイトの、住宅設計コンペに参加して二年が経ちました。

参加したプロジェクトの数も十をこえ、また新たな次元へと挑戦しています。

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 毎回、自分の中でもレベルを上げていき、自分自身に課す条件も高く設定します。

「ここまで出来て当たり前」だろうというレベルを、与えることで、結果的にいいものが

出来上がります。通常の設計業務をこなしながら、一方で自分の理想のアイデアを

追求すること。時間がかかり、その面では楽ではありませんが、たくさんのことを

考えながら、提案するのはとても楽しいものです。限られた時間と闘い、時間を作り出し、

時間を忘れて、没頭する日々。提出した後は、まるで抜け殻のようになってクターっと

なってます。が、その日の打ち上げのbeer また格別なので、やめられません!

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 今回の提案は、中庭を核として、いかに広がりのある空間を創るか、をテーマに

考えました。いかに、魅力的なものに仕上げるか、自分に課した宿題には、

きちんと答えられたように思います。「よくやった」と褒めてやります。

 自分に対する要求に、きちんと答えてこそ、人々の要望にも答えられる。

そう思って、また新しいチャレンジに向かいます。経験を自分の財産として。

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窓から眺める秋

昨夜からの雨降りで始まった月曜日。犬散歩を勘弁してもらって仕事に集中。

 明日からは、もう師走。いい仕事をしてよい年末を迎えたいと思います。

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 今年の秋は、かいま見るだけで、ゆっくりと愛でる余裕がとれません。

けれども、毎日居間のピクチャーウインドウから見上げる、東の空と紅葉。

日々、色濃く深まっていきます。

 住まいは、窓から何が見えるか、結構大切だと思っています。

自分の家を設計するとき、それを考えていました。出来上がってその中で暮らして

みて、その感を強くしています。

 まとめの設計コンペも、窓から見える景色を考えてみました。

これからも、日々考えていこうと思っております。rainのちsun

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檜のお風呂のススメ

勤労に感謝する前に、お風呂の湯船につかる有り難さに感謝する冷え込みでした。

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 家作りにおいて、肝心なことの一つに、水廻りがあります。

水廻りとは、台所、洗面、浴室、トイレなどのこと。

特に、浴室という場所には気を遣います。なぜなら、そこでは人が裸になるから。

生まれたままの無防備な姿に、タイルや石は冷たいものです。

 温泉旅館ならいざしらず、普通の家の、ささやかなお風呂には、

木の温かみがほしいものです。日本人の感覚が優れているのは、日本の木の

肌触りを知っているからでしょう。木の香りや、素足に触れる木の感触を

誰でも心地よいものとして記憶しています。

 このお風呂は、木曾の槙の浴槽と檜の壁、天井にコルクタイルです。

浴室用のコルクタイルは厚みがあって、乾きも早く、なによりとてもよい感触です。

木の浴槽や壁は、換気に気をつけて、すこしこまめにお掃除さえすれば、

結構長持ちするものです。なんでも、手間いらずの世の中、すこし手をかけて

本物の居心地のよさを、求めてみようではありませぬか?

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既に在るものを生かす

朝の寒さが、冬の訪れを連れてきました。そろそろダウンの出番です。

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小さな増築の仕事。既に建物が建つ、庭先に露地と一間を作ります。

いつものように、周りをよく見て、場所を読み、動かすものや

生かすものを考えます。

 既にそこに在るものと、新しいものが無理なく馴染むように、

前からそこに在ったかのように、なるたけ自然にこしらえる。

 制約があっても、臨機応変、直感という読みを生かして

素直にものを創ることをしていきます。

 茶事に使う露地と、茶の間をさりげなく出来たら理想です。

ひとつひとつの条件を、掬い上げて、無駄にせず溶け込ませる仕事。

また一つ、いい場所が生まれて、心地よく過ごせる空間が出来上がりますように。

 実施設計、ゆったりと進めて行こうと思います。今宵はwine

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栗の木の床

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日本の家は、日本の木で。無垢の木のフローリングの清々しさは、日本の木だからこそ

と思っています。そんな私たちのオススメは、栗の木の床。植物性のオイルを丁寧に

ふき取り、しっとりとした味わいになります。洋風にも和風にも合うのでした。

 栗の木はなかなか太いものがありません。栗の木は枕木に使われるほど、耐久性があり

土台にも適しています。写真のものは、小林三之助商店さんの製品です。

フィンガージョイントで、土台をとった、廻りの部分を残らず使ってフローリングにします。

巾が狭く、長さもばらばらですが、無駄なく繋げて(乱尺らんじゃくといいます)作ったもの。

 栗の木の風合いを知ると、他の木より、不思議な魅力があるように思えて。

縄文の時代から、身の周りに植えていたから、かつては身近にあったものです。

 秋の栗ご飯、この床の上で味わうのも、いいと思います。ぜひ!

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