学問・資格

学びのメンテ

 例年のごとく、立春らしい?寒波の真っただ中です。とても冷たい風が身を切るような朝。

毛皮を着た迷犬は、まったく平気のヘイさ。うらやましく見ながらの明け方散歩です。

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 昨日は、事務所協会の指定講習会。マンションの大規模修繕に関する講習を受けます。

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 高齢化が、たくさんの空き家やメンテナンスをされない建物を増やす、日本の現状。

減ってゆく人口に対応して、いますでに在るものを、手入れをしながら、長く使うこと。

すこし前までの日本の知恵、学びながらメンテをする時期です。

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 日々是学び。迷犬のメンテも面倒みつつ、本業のスキルアップ。勉強しなきゃね。

学ぶ場

 蒸し暑さが増す時期がやってきて、毎年思う秋の収穫。梅雨があって田畑が潤う。

人も同じように、湿度があって、乾燥があってこそ、飲み物も美味しくなるわけ。

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 今日はこれからエクセルの講習会。二回目です。

常日頃、ひとりで何かを学ぶのに慣れていると、数十名で学ぶ場に行くと相乗効果に

恵まれることがわかります。同じ目的意識を共有するとでもいえばいいのかな。

 人それぞれ学ぶ理由は違うところから訪れるけれど、学ぶ場が一緒になるという

ところが、面白く感じられます。

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 最近よく思う「サイレント・マジョリティ」。文句を言わず、不平すら思わず、ただ黙々と

地道に働く人々のことを。

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 言葉を無駄遣いせず、意味のある言葉を選んで伝えたいものだなぁ。

では、学ぶ場へ、行ってきます。

日々の学び

 初夏の風の中、久しぶりにラッシュの電車に乗って鶴見線の安善へ。

エクセルのスキルアップ講座に参加してきました。

初めて乗った鶴見線。その昔、学校で習った「京浜工業地帯」という言葉を思い出します。

どこか懐かしい雰囲気。きっとそれは「昭和」っぽいという感じなのでしょう。

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 神奈川県立東部総合職業技術校、さまざまな職業訓練が行われています。

学生に戻って初心、素直に学ぶこと。まだまだ知らないことは星の数ほどあるから、

日々是勉強ですね。問題意識を持たなくなったら、そこから先の歩みは止まります。

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 広大な敷地、中庭には欅が植えられて木陰をつくっています。

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 休憩時間に心地よい風に吹かれながら深呼吸。

新緑の季節の中、日々の学びの大切さ。そのものを学びます。

 

楽しく記する

 学生さんたちは春休み。鎌倉をそぞろ歩く若人が増える季節です。

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 以前子供が買ってきた一冊。別に東大を目指しているわけではなく、鳶は鷹を生まない

のですから、かたちから入る、というだけの理由で購入したものだと思います。

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 丁寧にとられたノートは合理的合目的。この場合東大合格という目的に直結してます。

ひとそれぞれに個性はありますが、そこにはいくつかの「美しい」法則があるようですね。

見易く要点が整理され復習しやすい。学歴とは無縁の設計屋としても、学びだしたテーマ

にはぴったりのノート術のようです。

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 目標が明確だから、目的にかなう術がある。

高校生の学び方から教わることがたくさんあります。

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 向いているほうが、前。前向きは、生き物には共通のようです。

よく学び よく遊ぼう

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聴こえぬ声を聴く

 いろいろなインプットを増やそうと乱読していると、残る言葉と消える言葉があるのに

気付かされます。自分の琴線に触れる言葉は日々違っていて、興味があろうとなかろうと

どんなテーマであっても、読んだ言葉がひっかかる時と砂のようにこぼれていく時がある。

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 自分の話を聴いてもらうには、人の話をよく聴きなさい。とはよく言われます。

読書というのも、書き手の話す言葉をよく聴くことであると考えれば、なるべく引っかかる

ように、漫然と読むのではなく、落し物を探すようによく見聞きしてきちんと聴く。

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 言葉がひっかかる時、それはたぶん自分の気付かぬ声のことかもしれません。

人の声を聴く前に、そもそも己の聴こえぬ声に耳を傾けられているのか?

人の話さえ聴こえていないのだから、自分の声にきちんと向き合えているのかは疑問。

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 大元にある、ココロの声をどう聴いていくか、日々問いかけていくしかないなぁ。

おおげさに考えなくても、人の声によって得るものが自分の秘めていた声なのかも。

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 身の回りにある自然の声も、すっと入ってくる時こない時があるのも

どうココロが開いているかによって聴こえたり聴こえなかったりするのでしょう。

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 潮騒にも共鳴する日があり、聴こえていない日もあるから、

なるたけ読むこと聴くことを心がけてゆくことでしか「聴けない」のかな。

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 なかなか変われない自分があっても、いつのまにか移り変わるもののようだから、

耳を澄まして聴こえるような姿勢だけはしていよう。

お勉強の日

 昨日は横浜国大で行われた、建築家ファシッド・ムサビさんの講演会に行きました。

横浜港客船ターミナルの設計メンバーの方です

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 友人から、知り合いの方が企画したから、とお誘いメールが届いたので。

出かける前に、神田の確認機関から図面が足りないと電話があって、急遽神田経由で

横浜国大へ。駅から遠く、キャンパスはとても広く、涼しいのに大汗

 遅刻した会場は、学生さんが一杯で、すこし場違い?な設計屋であります。

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 アフェクト 「情動」 がテーマです。簡単にいうと、建築というものは物言わずとも、

人のココロを動かすものである。という内容でした。

 建築のかたちが、そこに訪れる人の気持ちに作用して、行動を促す。

情動 建築は何も語らないけれど、それを見る人はココロを動かされ、座ったり見上げたり

歩く休むなど、働きかける。新鮮な視点と、自分の仕事を客観的に見る講演。

 一流の建築家は、見方や切り口がユニークで、しかもそのことを自覚して

新しい仕事に活かす。過去の建築の事例を分析して、時代の流れをつかむ力がある。

 ローカルな仕事にも通じる、いい物の見方、考え方を教わりました。

中年のお勉強の日。たまには、いいもの。勉強になりまっす!

学びの彼方

 晴れたり曇ったり、強い風に激しい雨、荒れ模様の春、気持ちだけは落ち着こう。

鎌倉の海は、穏やかな風が吹き、いつものように潮騒を聴く。そんな朝のひとときです。

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 誰かが立てた竹の先、葉っぱが揺れる風景の一ページ。

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 五月の清明な空気、静かに深呼吸をする日。

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 移り変わる社会、仕事の向かう先、余裕が持てない日々。

こういう時期は、学ぶことを続けていこうと思います。

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 気持ちだけは、持ち続けて。その学びの彼方には、光りが射す。

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 レイ・オブ・ホープ、朝露にも宿っています。

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得手と不得手の間

 闇間を出て、いまだ明けやらぬ朝を小一時間。戻ってもしばらくは、薄暗いのが冬です。

この冬は、本当に寒い冬でなかなかカラダが温まらず、散歩中の考え事もまとまらず、

珍しく「べからず」的な否定形なアタマになっております。

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 おりしも、受験シーズン。一級建築士の試験以来、受験の苦労は忘れていますが、

若い日の苦労はしておくものだな、と親になって思うこの頃です。

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 誰にでも、得意な分野はあって、それが仕事に結びつくとずいぶん幸せです。

私の場合は、図面書き。設計の仕事も、図面がメイン。恵まれていると思います。

 得手なことと不得手なことの間、そこにも可能性はたくさん隠れています。

すこしでも、自分の側により引き寄せられるものを探していきましょう。

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 苦手と思っているのは、思い込みかもしれません。

初心に返って、しばし考えてみましょうか。

親の身になる日

暖かだった昨日とは打って変わって、冷たい北風が吹き抜けていきます。

寒の戻りも二月の終わり。静かな土曜日がはじまりました。

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銀翼が尾を引いて東の空に飛んでいきます。よい朝のひとこま。

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昨日高校の合格発表があって、無事合格。自分の時は、己の実力がわかっていて

緊張はしなかったものの、親の身になってみれば、表向きは平静を装っていても、

内心はドキドキもの。「滑り止め」に行くことを、半分は覚悟いや3分の2は、思っておりました

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親の心、子しらず。足元の犬も同じかな。いつの世も、黙って見守るより仕方ない。

親として、その立場にならなければ決してわかりませんね。この季節、当人より傍の親御

さんの心配、察します。一息つく、一夜でした。

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小町通りの裏道、空き地となった片隅の黄水仙に、ココロなごむ朝です。

お利巧より、賢く

氷が張って、冷え込んだ白い朝。足元を気にしながらそろりそろりと歩き出す日曜日です。

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お日様が昇るのを待って、春を待つ木々。お互い、もう少し辛抱しましょう。

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Quiet

毎年、木曾から届く、立春の便り。今年はユリノキの翼果でした。

彼の地や、豪雪地帯、今年はさぞ大変でしょう。春を待ちわびるのは、温暖な鎌倉に居ては

本当は分からないことかもしれません。じーっと、ただ辛抱。やはり北国の人々の芯の強さ

にはかなわない。その分、恵まれた私は、より学ばなければなりませぬ。

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いまだ続く、受験シーズン。終われば、きっと春が来るのを信じて待ちます。

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我先に、と集まる年配の観光客を横目に見ていて「老賢者」というのは死語かと思います

人のふり見て、「ああはなりたくない」と思う自分も、偉そうなことはいえません。

彼は我なり。お利巧な受験生ならぬ、賢い中年。いまさらながら、学んでおりました。

「勉強すると、馬鹿になる」とは、昔の人の謂いです。馬鹿にされないよう、自分でよく

考えて、学問します。青年老い易く、学成り難し。学ぶ前に、自分に問うことが要りました。

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