彼の地を訪ねてから、もう半年。人々が戻れるなら、戻りたいのは3月10日。
そう語っている人がいて、今日無事天国へと花火が打ちあがるといいと願う。
打ち捨てられた車とまばらになった海沿いの木々。
生き物の気配が感じられない景色はサバンナに似て非なり。
生命の営みの大地ではありませんでした。
沈んでしまった地面、低いところから高いところへは流れない海水。
一年たっても、かさ上げすらままならないと聞きます。
ただ通り過ぎただけ。ただ、その場所に身を置いただけ。
それでも、忘れないようにすること。毎年、しなくちゃ。
高台に残った場所で、再建をはかる丸平木材の小野寺さん。
場所があるだけ、ずいぶんとまし。恵まれていると言われます。
以前の美しい町の写真。仮設の事務所に飾られていました。
昔には戻れないから、これからどうするか、しか考えていない。
向こうの人の馬力。「底力」という言葉、そのものです。
町は流されたけれど、山は残っている。と語られた、南三陸の杉。
設計する家に使えたら、少しは役に立てるかも。
霙交じりの冬景色、ニュースで見ました。訪ねた日、見上げた
それは美しい空と海。「ここは、いいとこです。」と言われた、
森林組合の理事長さんの言葉を思い出します。
八幡様の、七夕飾りが吹きすさぶ風になびいていました。雨上がりの朝です。
滑川には、橋架かり、たもとには強風で仮設のトイレが落っこちていました。
時間をうまく使えるようになると、土曜日の使い方が大切に思えてきます。
日曜日をゆったりと過ごすために、いい週明けを迎えるために。
サッカーが日本で一般的なスポーツになって、言われるようになった「モチベーション」。
いまの季節にこそ、明るい日差しの下にいつもいるかのように、ゴキゲンな状態で
いたいものです。わたしたちにとってのモチベーションは「継続は力なり」という言葉が
似合いそうです。といっても、サムライブルーの戦士たちを声援するぐらいですが、
いいストレッチをして、充実した一日を。いつもココロに太陽を。
久しぶりの旅でした。友人の結婚式に出るために、
長野の東御市へ。軽井沢をすぎ、新幹線のあさまの
車窓からは、雪をいただいた浅間山がきれいでした。
信州の鎌倉、上田駅からしなの鉄道で田中駅までいき、
とことこ歩いて式場へ。そこには、大学時代の連中の
ひさしぶりの笑顔がありました。
古い友人というものは、会った瞬間にはたちの頃に戻れる
存在です。だいぶアタマの上のほうが、あやしくなった奴もいますが、
あの頃と変わらない輪が出来てます。
街中で、たくさんの方々と二次会、宿に場を移して三次会。
クリスマスと忘年会と同窓会とご近所の宴会が合わさった
とても楽しい夜でした。
友人が町の複合施設に宿をとってくれていました。
建築家の伊東豊雄さんの設計だそうです。ゆるやかな弧を描く
建物の向こうには上田の街並みと山々がひろがっていました。
宿泊棟は大きな民家を改築した別棟で、囲炉裏端もあります。
翌朝、二日酔いとともに目覚め、おいしいリンゴジュースで
しゃっきり。別所温泉をめぐって、上田のお蕎麦屋さんへ。
長野のお蕎麦は、やっぱり美味しい。野菜のてんぷらやリンゴ
のデザート、お土産は名物くるみのお菓子、友情とお酒と美味しいもの
に囲まれた、冬の季節のおくりものを受け取った休日でした。
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