旅行・地域

春に願いを

 2011年の10月。訪れた彼の地の風景は、ただ傍観することしか出来ずにいました。

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 ゴーストタウンという言葉が実感された風景の中。

夏を過ぎた雑草が、どこかサバンナの風景のようです。

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 友人の務める役所も、これからが本当の始まりと言っています。

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 がれきが減れば減ったで、空しい風景が増える。

自分たちの持ち場できちんと働く。そのぐらいしか、お手伝いは出来ませんけれど。

あの日に帰りたい

 彼の地を訪ねてから、もう半年。人々が戻れるなら、戻りたいのは3月10日。

そう語っている人がいて、今日無事天国へと花火が打ちあがるといいと願う。

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 打ち捨てられた車とまばらになった海沿いの木々。

生き物の気配が感じられない景色はサバンナに似て非なり。

生命の営みの大地ではありませんでした。

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 沈んでしまった地面、低いところから高いところへは流れない海水。

一年たっても、かさ上げすらままならないと聞きます。

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 ただ通り過ぎただけ。ただ、その場所に身を置いただけ。

それでも、忘れないようにすること。毎年、しなくちゃ。

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 高台に残った場所で、再建をはかる丸平木材の小野寺さん。

場所があるだけ、ずいぶんとまし。恵まれていると言われます。

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 以前の美しい町の写真。仮設の事務所に飾られていました。

昔には戻れないから、これからどうするか、しか考えていない。

向こうの人の馬力。「底力」という言葉、そのものです。

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 町は流されたけれど、山は残っている。と語られた、南三陸の杉。

設計する家に使えたら、少しは役に立てるかも。

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 霙交じりの冬景色、ニュースで見ました。訪ねた日、見上げた

それは美しい空と海。「ここは、いいとこです。」と言われた、

森林組合の理事長さんの言葉を思い出します。 

風吹く街で

八幡様の、七夕飾りが吹きすさぶ風になびいていました。雨上がりの朝です。

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 滑川には、橋架かり、たもとには強風で仮設のトイレが落っこちていました。

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 時間をうまく使えるようになると、土曜日の使い方が大切に思えてきます。

日曜日をゆったりと過ごすために、いい週明けを迎えるために。

 サッカーが日本で一般的なスポーツになって、言われるようになった「モチベーション」。

いまの季節にこそ、明るい日差しの下にいつもいるかのように、ゴキゲンな状態で

いたいものです。わたしたちにとってのモチベーションは「継続は力なり」という言葉が

似合いそうです。といっても、サムライブルーの戦士たちを声援するぐらいですが、

いいストレッチをして、充実した一日を。いつもココロに太陽を。

朝霧 陽射し ぼんぼり祭り

夜中の暴風雨が過ぎ去って、鎌倉の朝は霧の中ではじまりました。

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すこしひんやりとした、強めの南風が吹き抜けていきます。

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霞んだモノトーンの景色の中から戻ると、薄日がさしてきました。

今日、明日、うちの坂では、八幡宮より一足早くぼんぼり祭りをします。

天気にちらほらとマークが現れて、まずは一安心です。

 子供たちに準備を委ねて、すこしのんびりとした週末を過ごします。

八月の暑さに備えて、ココロにも栄養を。

かわいい子に旅

あいにくの雨降りのなか、小学校は修学旅行。行き先は、わたしたちの頃から、ずーっと

日光です。ハイキングの予定は明日。のようなので、ひと安心。

 大人になってから、訪れた日光は意外とこじんまり感じました。小学生にとっては、

東照宮の杜も、さぞ深く大きく思えることでしょう。

 旅は、いつもと違う景色を与えてくれます。自分の小ささやこころの狭さも、おのずと

よくわかったりして。大人も、こころが浮き立つ旅、こどもたちには、さぞ楽しいことでしょう。

たとえ雨降りでも、はじめて行く場所の空気。きっと、よい思い出に。明日はよろしく。

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鎌倉のサンライズサンセット

日曜日、すこし残っていた仕事を済ましていました。

前日、BSで「ゴット・ファーザーpartⅠ」をやっていたので

またまた見入ってしまいました。全編をながれる張り詰めた緊張感。

光と陰のコントラスト、場面によって変わる闇の部分、細かなところまで

何度見ても、そのつど見ごたえがあります。今晩はpartⅡ、またよく見て味わいます。

 いつもの夕方の散歩、犬が元気に止まらず、また海まで出ました。

鎌倉の街中は、混んでいましたが、春の海はちらほら。

頭のなかで、「サンライズサンセット」のメロディが鳴っていました。

 また、すこし季節が戻って、すこし寒くなるようです。

暖かな心で、一週間をすこやかに。

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大晦日の鎌倉にて

すこし遅くに、今年最後の朝散歩をしてきました。

今日の波はすこし高くて、ウインターサーファーが多め。

空気が澄んで、伊豆も大島もくっきりと、雲と一緒に浮かんでいます。

 今年も、ほぼ穏やかに、楽しく過ごすことが出来ました。

来年も、身の丈に合った、仕事を誠意いっぱいしていこうと思います。

良い、年末年始でありますように。2009年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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冬旅の休日

久しぶりの旅でした。友人の結婚式に出るために、

長野の東御市へ。軽井沢をすぎ、新幹線のあさまの

車窓からは、雪をいただいた浅間山がきれいでした。

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信州の鎌倉、上田駅からしなの鉄道で田中駅までいき、

とことこ歩いて式場へ。そこには、大学時代の連中の

ひさしぶりの笑顔がありました。

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古い友人というものは、会った瞬間にはたちの頃に戻れる

存在です。だいぶアタマの上のほうが、あやしくなった奴もいますが、

あの頃と変わらない輪が出来てます。

街中で、たくさんの方々と二次会、宿に場を移して三次会。

クリスマスと忘年会と同窓会とご近所の宴会が合わさった

とても楽しい夜でした。

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友人が町の複合施設に宿をとってくれていました。

建築家の伊東豊雄さんの設計だそうです。ゆるやかな弧を描く

建物の向こうには上田の街並みと山々がひろがっていました。

宿泊棟は大きな民家を改築した別棟で、囲炉裏端もあります。

 翌朝、二日酔いとともに目覚め、おいしいリンゴジュースで

しゃっきり。別所温泉をめぐって、上田のお蕎麦屋さんへ。

長野のお蕎麦は、やっぱり美味しい。野菜のてんぷらやリンゴ

のデザート、お土産は名物くるみのお菓子、友情とお酒と美味しいもの

に囲まれた、冬の季節のおくりものを受け取った休日でした。

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発つ鳥になれるか

今日は、すこし冷たい北風が一緒のようです。

冬晴れの一日、いろいろとこなすことが大有りです。

 健康診断、掃除、クリスマスカード、仕事、旅支度

重ねて、こういうのを師走というのでしょう。

 飛び立つ鳥のように、あとを濁さず、うるわしく

出発できますように。よろしくです。

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街角のオプティミスト

今朝も暖かな幕開けです。肩の力が抜けてよい感じではじまりました。

 楽天的な心配性という自己分析で、一見矛盾があるように思いますが、

心配するというのは、こころくばりととらえています。

イチロー選手のいう「準備」というのに近いかもしれません。

何かが必要になる「その時」というのは、いつくるかはわかりません。

が、来てからではまさに「遅い」。日常のこまごまとした用でも、

敏感に、ふと思いついた時の「時」の積み重ねで成り立っていると

思っています。イチローさんの目指すレベルとはまったく違うけれども、

等身大の大きさで「準備」をする、心がけで暮らしていきます。

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