音楽

a music life

雨音で目覚め、ヒグラシの哀しげな声を聴きながら、散歩をおあずけし、机に向かう朝です。

涼しさが急にやってきたので、体の戸惑いが夏のくたびれ感に変わっています。

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 すこし、仕事の手を休め、日がな一日、音楽を聴きながら過ごす日曜日でした。

村田和人さんの定番を、夏のプレイリスト「晩夏」ヴァージョンにし「二人乗り」と「風の街角」

を後ろにおいて締めくくる。われながら、いい並び。夏を送るにふさわしい選曲です。

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 ストラトの手入れをして、爪弾く曲は「スパークル」コードの音が

学生時代の感覚をいつも思い出させてくれます。いつか、バンドも再開するのです。

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 どんな日にも、音楽は聴いている生活。彼の地で苦労されている人々は、

音楽どころではない、と思うからこそ、音楽とともにあろう暮らしをします。

 よい、週でありますよう。

停電暗闇の友

悪夢のような月が変わって、4月が始まりました。なんだか久しぶりに空を明るく感じた朝。

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燃えるような朝焼けが、たなびく雲の尾ひれを照らしていました。

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計画停電やったりやらなかったり、はっきりせい!!です。が、

発想を変えて、この際自主停電。夜は暗闇が当たり前でした。

先日、打ち合わせの前に、仕入れてきた音源やら映画やらライブ映像の数々。

こういう時には、音楽とくにライブの音が元気を運んでくれます。

暗闇のなかでも、音楽や映画に宿る作り手の「魂」。

言葉はなにもいらず、ただ浸ればよい。そんな時間にシフトする、震災後です。

闇夜のプレイリスト

夜明け前、打ち合わせに出かけ前の気分で、早く目が覚めてしまい海へ。

八幡様の外灯よりちいさなお月さんが浮かんでいました。

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 計画停電の暗闇の中では、音楽を聴くことで無限の広がりを感じることが出来ます。

数十年間聴き続けてきたはずの曲に、まだ気づかなかった音を見つける意外さ。

慣れ親しんだ音色さえ、新鮮に聴こえてきて、体に沁み込んでいくようです。

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 天皇陛下が「自主停電」をされていると聞きました。

暖房が消えて寒ければ「(服を)着ればいい」と言われたとあります。

 なかなか出来ることではない。顔の見えない電力会社のトップより、

なんと身近に感じられる方々なのでしょう。「情報」を自分で「判断」しました。

 よい音楽とともに感謝。よい、一日を。sunmusic

永遠の”MY CREW”

夕べは、渋谷マウント・レーニアホールで村田和人さんのライブを観てきました。

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 まずは、開演前に腹ごしらえを。というわけで、渋谷西武のお隣のイタリアン

ラ・ボエム・クアリタにて。広い店内に、若いスタッフさんがてきぱきと働くお店。

小皿メニューも多くあって、ピッツァもパスタも豊富。いいタイミングで料理が出るので

より美味しくいただきました。せっかち、くいしんぼう、呑み助と三拍子?揃ったこちらの

要望を満たしてくれるよいお店です。リーズナブルでもあるし、次回の飲み会で使おう。

 コンサート前の、短い時間でも、美味しい時間を味わえました。

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 さて、今回は村田バンドでアルバム全曲を演奏するコンプリートツアーの三枚目。

1984年に出たアルバム”MY CREW”の番でした。当時はまだアナログ盤で、

カセットにダビングして、七里ガ浜までバイトの行き帰り、車のカーステで毎日聴いてました。

 あの頃と変わらない歌声。ギターの音。MC。バンドサウンドは、長い間一緒に演っている

から、自然と合ってしまう、いい音。ギターバンドの音が、村田さんの声には一番合っている

から、とても心地よい三時間でした。四半世紀たって、全曲口ずさみながら楽しめる、

幸せに、自分だけの「永遠」の”MY CREW”をもらったようでした。

 観にきていた同世代の方々、みなそれぞれに口ずさむ、今の音。

決して懐メロではなく、ロックのギターと”夏”の歌声のサウンドを聴く、師走の一日でした。

また、来年も聴きにいきます。music

譜面と図面

まだ明けやらぬ空、星が雲間にまたたく霜月も、二十六日になりました。

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 昨日は、二人の指揮者のお話にうなづくことが多い日でした。

朝、J-WAVEで三ツ橋敬子さんが、「今の自分に出来ることは、譜面を読み込むこと」

作曲者が譜面に込めた思いを、忠実に読んで、咀嚼して、指揮をすることを心がけられて

いるとのことでした。夜には、佐渡裕さんがレナード・バーンスタインを語る中で、

「譜面を掘り下げて、読み込んで、音符の間も読んで読んで」と言われていました。

 バーンスタインに学んだ小澤征爾さんの弟子、三ツ橋さんと、バーンスタイン最後の弟子

佐渡さんが、同じように「譜面を読み込む」ことをして、指揮をしていると語った日。

 世代が変わっても、同じ表現者として、連綿と続く教えと学び。新しい世代も、繰り返し

繰り返し、試行錯誤しながら、同時代の音楽を作っていくことで、日本人指揮者の伝統が

続いていくのでしょう。

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 作曲者が譜面で表現をし、その譜面を読み込んで、音楽をつくる指揮者。

 設計者が図面で表現をし、その図面を読み込んで、建築をつくる施工者。

同じ表現でも、同じ二次元でも、時間とともに消えていく音楽と、時間とともに残る建築。

相手になにか伝えるために、思いを込めるのは、譜面も図面も同じだと思います。

 いつまでも残る音楽、の譜面と、いずれは朽ちる建築、の図面は、同じ平面でも

生み出すものが違うけれど、姿勢は共通することに思い至るのでした。

 「建築は、凍れる音楽」と言われますが、生み出す思いの根底にある、人間の心。

譜面も図面も、心を込めて伝えるもののようです。

変わらぬ音、伸びる声

まだアタマの中でライブの音が鳴っています。昨日出た現場でも、フレーズを思い返して

時にボーっとして、車の外を降りしきる雨を眺めていました。

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 以前の手帳に挟んであった、山下達郎さんのライブチケット。当時は、今のように

味気ない切符のような、チケットではなくて、ツアー毎、デザインされたものでした。

 アルバム「FOR YOU」の時のツアーは、まだパフォーマンスというがなくて

83’から、いまへ続くPerformanceのタイトルツアーになったようですね。

 高校の時に聴き始めて、かれこれ三十年。当時「ライド・オン・タイム」はカセットテープで

毎日聴いていました。今は、CDから配信に変わって、カセットウオークマンからiPod。

 音楽のメディアが変わっても、当時と同じテレキャスターやジャズベースから

同じ音がライブで鳴っている。「声に体がついていかない。」ほど、伸びやかな歌声。

 ドラムスに小笠原拓海さんが加入して、バンドメンバーが固定されたことで、

ここ数年、毎年あのライブが味わえるのは、この上ない喜びです。

 よい音楽は、一生の宝物になります。

先ゆく人のライブ

神奈川県民ホールで山下達郎ライブを観てきました。3時間半ライブでした。!!

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 デビュー35周年のツアー、35本目のライブ。前回からのバンドメンバーで

より音の抜けがよくなって、いい音でした。まだ、音の余韻が残っていてクラップし過ぎて

手が火照っている朝です。

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 丁度、10才年上の達郎氏。音を紡ぎだす職人として、先ゆく人として、

仕事に対する妥協なき姿勢。これからも、ついて行きます。

風音鳴る朝

木枯らし吹く朝、毛皮を着た足元の犬がうらやましい、冷え込みでした。

朝の空、暗がりの彼方にかすかな光りが見える歩き出し。

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 海に着くと、北風の道に沿って、砂煙が幾筋もたなびいていました。

空を分かつ雲の先には、大島から伊豆までがよく見えています。

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 寒さを増すように、北風の音が聞こえている今日。

今夜は山下達郎さんのライブに出かけます。デビュー35周年のツアーの35本目。

横浜の県民ホールで、今宵鳴り出すブラウンのテレキャスター。

 北風の音が止むと、もう聴こえています。よい、夜を。

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クレイジー・ラブ

先日ケーブルTVで映画「かもめ食堂」を観ました。北欧フィンランドはヘルシンキで、

小林聡美さん扮する主人公が、日本食レストランを開くお話。その映画に出てくる料理は

フードスタイリストの飯島奈美さんの作る、それはそれはおいしそうな、おにぎりや生姜焼き

ただ、淡々とすすむ映画ですが、お客さんで満席になって、目で食事を味わって幸せになる

そんな余韻の残る佳作です。

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 その映画の、エンディングに流れるのが井上陽水さんの歌う「クレイジー・ラブ」

その昔、山口百恵さんが引退アルバムで歌っていた名曲です。

 映画で聴いて以来、アタマの中でヘビーローテイション。朝の散歩で口ずさむほどだった

ので、アナログLPを引っ張り出して、聴きなおしました。

 仕事机の上にある!ターンテーブルに、80年に出たこの曲を乗せて、しみじみと聴く。

三十年たっても、色褪せていない「クレージー・ラブ」は、狂おしい愛ではなく、

歌いだしの「粋で悲しい」ラブでした。一日、音楽と過ごすのにも、とてもよい季節です。

すでに鳴っているライブ

心地よく秋風が吹き抜ける、日曜日。汐が引いて広い砂浜が気持ちよいです。

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 ほぼ日で、糸井重里さんが、旅に行こうと決めた時点で、もう旅は始まっているって

言われていました。とても素敵な考え方です。

 旅の行き先のガイドブックを探したり、着ていく服や、かばんやトランクに詰めること。

それも、すべてが「旅」である。私にとって、いまその「旅」にあたるのが山下達郎

Performance 2010です。開演のブザーが鳴り、照明が暗くなるとアカペラが流れ出し、

スパークルのイントロが弾かれ出す。いつもの、その流れがここのところ、アタマで

鳴り出しています。

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 十代から、聴いている「あの音」が、目の前で鳴り出す前から、もうすでに始まっている

達郎「三時間超」ライブの、ライブレポートでした。

2012年2月
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