日々のなかで

端と端をつなぐ

 現場に出ることが多くなると、この冬の寒さは身に沁みます。職人さんたちは、体を動かし

じっとしていることはありませんが、設計屋はじーっと見ていることが多いのです。

 大抵、現場はシートがかかって、陽射しの中、陽だまりでの作業はあまりありません。

足元から寒さが上がってくるので、ホントにヒェ~~~っです。

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 「端々を押さえろ。真ん中は誰でも出来るから。」と、田中文男棟梁は言います。

端を押さえることは「端正」に繋がると、私なりに勝手に解釈していますが、

今朝ふと思いました。端と端をつなげる役割、も大切なのでは。

 十年ごとに変わっていこう、と棟梁は若いとき決意したとも言われています。

今後十年先、設計屋の役割として「建築」の周辺をさまざまにつなげていくことを考える。

 やることは、始めると次々と立ち現われるものですね。

寒さに負ケズ、元気に。

感覚を取り戻す

 今年は大きな出来事があったせいか、いつもとは違う師走が過ぎていくようです。

この、いつもと違う「感じ」は、漠然としていても、確実に違うと思えるから不思議です。

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 すこし根を詰めて仕事をこなしていたら、むかし独立したての頃の感覚を思い出しました。

今年はどうやら、懸命さが足りなかったのかもしれません。

 勝算や目処がたっていたわけではなく、とりあえず走り出した設計事務所の開業当時。

疲れも知らずにいられたのは、なにより走っていなければ、不安を消せなかったから。

我ながら、よく働いたものだと思います。あの頃の、一種純粋な感覚は、覚えていて

アタマもカラダもよく動いていたもの。

 どこか、経験を積んだ気になっていて、あの頃の熱を置き忘れていたのでしょう。

すこしプレッシャーを与えたほうが、うまくいくようなものかもなぁ。

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 時に、野性の感覚とは?聞いてみたいもんです。どうすか?

棚卸しながら歩き

子供たちの敲くお囃子が聞こえる季節、はや九月も折り返し点を過ぎます。

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西の空には秋の月。十五夜過ぎて、ぽっかり所在無げに浮かんでいます。

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 慌しく過ぎた夏、打ち合わせの終わった方から資料が返ってきました。

今まで手元に集めていた様々な住まいの様子。言葉だけではなく、見る知識を共有する

ことで、お互いの方向性を確認するために使います。

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 建築を取り巻く環境や、そもそも社会全体の変化が激しい今、知っているべき

仕事の範囲も多岐にわたります。手元には、山のような資料が集まる。

 さて、仕事の段落ごと、棚上げしていては、新しい風を入れるスペースが足りません。

物理的な、置き場所もそうですが、それを使いこなすアタマの風通しが悪くなる。

そうならないための、棚卸し。しながら歩く秋の始まりです。

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 残暑厳しく大汗かきながらsweat01sweat01

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時という味方

打ち合わせに出かけた杉並。日陰のまったくない炎天下、とぼとぼと歩く視線を上げると

夏雲が広がっていました。夏のおしまいを惜しむかのように。

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 この夏は、ずーっと仕事。予算の検討ばかりしていた気がします。

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 建物を設計する意味、一軒の家が建つことの、社会や経済に係わるエトセトラ。

あらためて、住まいの原点を見つめて、立ち止まり、考える、そんな八月でした。

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 時間をかければ、よいものが出来るかといえば、そうとも言えません。

無駄に費やすことのほうが多いから、短時間に集中して密度を上げることが大切です。

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 もう一周忌を過ぎてしまった、田中文男棟梁の言葉。

「仕事はいっぺんにやれ。そうすれば、何度もやらなくてすむ。」

 そのことによって、仲間と「ご苦労さん」と一杯やる時間も出来るし、

次の仕事の段取り、手配の時間も生まれる。という、言外の意味があります。

 体を張って、働いた名人の一言には、深く重い響きがあります。

平等に流れる時間を、すこしでも身近に感じ、味方のようにして、

よく働きたいものです。

現場出、息抜き

PCに向かう日々が続いていましたが、現場からお呼びがかかり出かけてきます。

こういう時期の現場、雨降りでも結構うれしいものだったりします。

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図面と向き合う時間は、やはり「煮詰まる」時がありまして、

そんなときは絶好の気分転換。やはり身体を動かすことで変わるものがあります。

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彼の地、原発の現場では身を賭しているたくさんの現場員さんいる現状、

悠長なこちらの現場で息抜き、なんて申し訳ない。

けれど、持ち場で前を向くことには変わりない、と納得して現場に向かう日です。

寛容が肝要

寒の入り、北風が身に沁みる、とても寒い朝でした。健康診断で、朝食抜きの気分が、

余計に寒さを感じさせるのかもしれませぬ。お日様が顔を出してくれれば、と日向を願う

素朴な気持ちの七草です。

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二十一世紀も新たな10年を始めたので、せめて寛容でありたいと思う今日この頃です。

他人を排するのではなくて、すこしずつでも受け入れるように出来たら、もう少し生き易い。

よく「器」が大きいと言いますが、ひとりひとりの器の大きさに違いはないと思います。

使い方に差があるだけで、方向がよいかわるいか、使いようでしょう。

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聖人君子ではないけれど、せめて寛容を心がけしたいのです。

そこのところが、なにをおいても肝要に思える今年でした。

もうひとつの「涵養」 自然に水がしみこむように、養い育てていくこと。

みっつの かんよう。念頭におく、年頭となりました。

すこしずつの、日々

ここ数日、散歩の途中すれ違ったジープ。お手製?近所の駐車場に停まってました。

原動機付自動車といったとこでしょうか。おもちゃのような、でもれっきとしています。

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 こういうモノをつくるのには、すこしずつ、すこしずつ進むペースにより楽しみがあります。

少年の日、プラモデルや鉄道模型。出来上がる完成形がわかっている「予定調和」でも

なぜかココロは逸るものでしたっけ。仕事で住宅の模型をつくっている私、大人になっても

やってることは変わってないようです。むしろ、熱中していたりして。

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 なにを成すにしても、一足飛びにその場所にはいけない。

すこしずつ、足していくのが、性にもあっているようです。

つれづれなる、ゆらぎ

巡る季節に、めぐり合わせよく、この週末はのんびりとお休みがもらえます。自分感謝。

秋の陽射しはやわらかく、ここちよい秋風の吹く朝です。

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 波間に漂う秋の日は、ゆらゆらと揺らいで流れの上にありました。

この週末は、身の周りをすこし、こざっぱりとさせて気持ちよく過ごしたい。

秋の午睡をゆらゆらと。おやすみなさい。

移ろいの定量化

時の記念日の朝、充実した時間を過ごして、夕方まで働きます。

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 図面を書き込む今週、明日の仕上げに向かって順調に進んでいました。

パソコンの上で図面が出来上がるようになると、書式とかレイアウトが決まってきます。

コンピューター上では、誰が書いても同じかというと、そうではなくて、そこにも個性が

出るものです。図面にもテイストが現れる、人から見て、その人が描いたものだとひと目で

わかるもの。だからこそ、人に伝える、伝わる個性と意味を持った図面を今日も描く。

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 希望とか願い、移ろう気持ちのようなものも、寸法という数値にして描く設計図面。

そこには、一定の質を持った内容を盛り込むこと。クオリティーとプライオリティー、

本質、品質、優先順位、定量化する技術も、充実した体力から作られるものなので、

数に表せないチカラがいるようです。

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球春を待つ

潤いを含んだ、暖かな南風の吹く朝、幾重にも重なる雲間から光りが差しています。

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 野球の自主トレのニュースが聞こえてきています。

長い長いオフシーズン、野球の話題のない冬から、打球の音を感じる春へと、

季節は移り変わってきました。体作りに励む選手たちの汗を見ていると、

今年もたくさんのドラマを魅せてくれると、期待がふくらみます。

怪我なく、いいキャンプを過ごして、快音の聞かれる球春を迎えられますように。

 こちら側、見るほうも、万全の体調で!、開幕を待ちます。baseball

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