鎌倉にて

海の町

 休みの日は帰りを急かされることもなく、のんびりと海を眺め、

風の吹く音、潮騒を聴きながら、ゆったり出来ます。

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 乾燥続きのこの冬も、ようやく潤いを取り戻しました。

すこし暖かくさえ感じるのも、雨降りのお陰でしょうか。

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 鎌倉は、海べりの町。人気のない冬は、静けさの場所です。

海鳥も鳴かずに、風景の主役になって、ゆったりして。

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 この冬は寒くて長く感じられますが、空が明るくなってきます。

季節はゆっくりと、確かに進んでいるようです。

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 冬の海を眺めながら、空っぽのアタマで、春のこと考えます。

変わらぬスタンス

 お正月らしい澄んだ空気のなか、凪いだ海を朝焼けが染めています。日々是好日。

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 明日は仕事始め。すこしずつ御屠蘇気分を抜いていかなくちゃ。

まぁ、のんびりとすこしずつ参りましょうか。あくせくしたって、何も変わらないもの。

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 賑やかな鎌倉も、裏道の路地に入ると、鳥たちのさえずりがよく聴こえる静けさです。

今年初めて見上げる空の月。おめでとう。

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 変わる時代のなか、どう変わらないスタンスで立っているか。

余裕なく汲々とするより、しなやかにしぶとくありたい。

図太くしたたかに、でも見た目はスマートでさりげなく。

 多分、創りだす建築の好みがそのようなかたちをとっていると思います。

ひとりひとりの違いが生む、自ずからの個性。大切に。

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 今年の鎌倉は、静かな時間が流れています。

海辺のまちで

 心なしか疲れたとき、なにか心がささくれたように思うとき、見たくなる一本の映画。

「エリザベスタウン」はケンタッキーの、その場所を舞台にした映画です。

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 内容は、言うだけ野暮なのでご覧ください。失意の主人公が、エリザベスタウンからの

帰り道、その流れるシーンがいいのです。ひとつのロード・ムービーとして。

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 外国の映画には、一つのまちを題材にした名作がたくさんあって、小説もしかりです。

ひとつひとつの情景を、細やかに丹念に描くことで、その場所で暮らす登場人物を

豊かに浮かび上がらせる。そんな、伝統さえ感じられます。

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 アメリカは、特に国土が広いから、ロードムービーを作りやすいこともあるのでしょうが、

街ごとの個性の違いが、活き活きと描がかれて、流れるような物語になります。

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 ひるがえって、ここ鎌倉は海辺のまち。世界遺産に推奨されたようですが、

今の文化度は心もとないばかり。先人たちの残した遺産に比べて、今のまちは

誇れるような、丁寧につくられた場所はありません。

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 ホームタウンを活き活きとさせるのは、私たち自身が元気でなければ無理ですね。

先日の南三陸町の人々の明るさ、あのまちの目の前に広がる海の青さと

繋がっているのかもしれません。海辺のまち、つながりで思い出す休日です。

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無事是名馬

明け方、流鏑馬の準備に追われる馬場を、後ずさりする犬を引きつつ海へ。

物凄く大きな雲が低く垂れ込める朝でした。

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 案の定、ぱらぱらと天気雨。やり過ごそうと入ったトンネルから、

振り返る秋の空です。

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 帰り道は、また雨脚が強くなって、犬と一緒に濡れ鼠。

犬はぷるぷる、こちらはシャワー、で例大祭の一日が始まります。

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 流鏑馬に合わせて、秋空はピーカン。よかったよかった。

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 流鏑馬の行事は、実際に馬が走り出すまで、さまざまなお祈りがあります。

近所の子供たちも、装束姿になって神妙にお役にたちます。

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 無事是名馬、秋の祈願は、五穀豊穣と、何事も無事に進むことに感謝を奉げ、

頭をたれる。穏やかな一日でした。ごくろうさま。

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さっぱりと清々と

終戦の日だというのに、ノーテンキに鎌倉に来る人でごった返し、お盆のお墓参りの

行き帰りも人いきれでへーへーでした。まるで犬と同じです。

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 お施餓鬼、餓鬼に施すお盆。我が物顔のガキんちょには、施せないなあ。

と、大人気ないオヤジの独り言であります。

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 あまりの灼熱に耐えかね、床屋へ。40年来面倒をみてもらっているお店。

いつものように親父さんが迎えてくれた店内は、冷房がキンキン。それだけで有難やです

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 汗かきの話になって、襟足の汗をかくというと「人によって、アタマの汗腺の分布も違う」

とのこと。なるほど、さすがの商売柄。納得させても、もらった日になりました。

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 さっぱりアタマで、清々したから、気分よく、また新たなスタートを切れそうです。

マスター、アリガトウ。

笑う花たち

 電卓、現場、電卓、の順番に向き合って、予算をひねり出して、ファックス送信完了!!

自分に「グッ ジョブ!」と親指を立ててあげる一日が明けました。

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 日中、現場で調査をしていても、どこかで予算のことを考えている自分がいて、

見通しがついていなかったこともあって、おもわずためいきついてました。

 現場から戻って犬散歩しながら、すこしリラックス。冷静になって、集中。無事、まとまる。

ディズニーのアニメのように、両目が「\ \」マークになる月曜でした。

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 景色も目に入らなかった日から、一夜明け、すこし気が楽になったせいか

朝露のなか、花の色がとても鮮やかに見えてゴキゲンになります。

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 夏の花たちが笑う朝です。

芒種明けの、暮らし

だんだんに蒸し暑さが増してきた芒種。静かな朝の始まりです。

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孤高の姿でいた鳶がさっそうと飛び立っていきました。

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海の家の骨組み、組みあがる前はなんだか夏の終わりのような風情です。

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季節は巡ってはや六月も二週目。今月は、締め切りが四つもある繁盛期?です。

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とはいえ、いつものペースでベストをつくす。そのパターンになんら変わりはありませぬ。

出来ることから、ひとつずつ。一足飛びにはいけないから。

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巡る季節、寄せては返す波のように、淡々と仕事を繰り返します。よい、火曜日を。

楽の日

雨が上がりようやくよいお天気になりました。順延の体育祭もどうやら大丈夫でなにより。

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由比ガ浜からは、伊豆の山並み街並みから大島まで、とてもくっきりと眺められます。

最近の台風一過は、一日遅れで訪れるようですね。

なんだか久しぶりに楽な心地になりました。よい一日になります。

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人の気持ちは微妙なもので、ささいなことでささくれだったり、ほんのわずかな違いで

楽に機嫌よくなったり。よい天気わるい天気というのはなくて、そう受け取るこちら側の

気持ち次第だって聴きました。なるほど、その通りとお天気屋の設計屋は膝をうちます。

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大らかな海を見ながら、楽な日の幕開けです。よい、一日を。sunschool

晴れた日の海

毎朝、じつにそっけなく、鎌倉の海は犬と中年の二匹を迎えてくれます。

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この海を眺めていると、被災地の沿岸の風景は、想うことが出来ません。

でも、すこし見方を変えてみると、この風景が無くなったことを考えればいい。

想像してごらん。と自分に問いかけて、潮風に吹かれてみます。

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ひとの気持ちを、自分の身に置き換えて想像してみる。

想像は、創造のおおもとなり。自分の身の丈でしか、ないのですね。

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ひと月後の夕暮れ

鎌倉では、桜舞い散るなか、追善供養復興祈願祭が無事執り行われました。

静かな朝焼けが、後押しをしてくれます。

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一般社団法人「ひと・まち・鎌倉ネットワーク」に参加しているご縁でお手伝い。

おりしも、お花見の人々でたくさんの町を歩いて、海までの托鉢のお供をしました。

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 仏教、神道、キリスト教の区別なく賛同した方々が、由比ガ浜の祭壇に到着。

お焼香をし、海に向かって合掌。手を合わせて、お祈りする術あるのみです。

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 浜辺にたどりつく直前の、交差点で鳴り出した「緊急地震速報」

家に戻って、大きな余震で被害があったと知りました。

 今までなら、とても大きな揺れでも、あの日の後では、すこし感覚が鈍くなっているかの

よう。本当に、体験しないと、わからないのが、私達無事な人間のようです。

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 知ってか知らずか、沈む夕日がスマイルしているようでした。

朝日から、夕暮れまで、「出来ること」は大したことのない、ひと月後の我なり。合掌。

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