K設計室の日々コラム

和するのココロ

 季節を分ける日が過ぎて、ほんのすこしずつでも暖かくなるといいですね。

現場に出ていると、今年は足元から冷たさが伝わってきて、じんじんしてます。

そろそろ梅の花がふくらみますが、これからが一番寒くなったりするんでした。

春の陽射しと満開の桜が、待ち遠しい冬です。

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 真冬の夜明けの蒼さ。今年は、すこし凄みさえ感じるのは

冷たい空気がよほど澄んでいるからでしょう。

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  川の流れを振り返って「行雲流水」を思い出し、

忘れないように、自分に言い聞かせます。

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 大それた仕事など出来ないけれど、人と和し淡々とこなす。

それだけで、実はたいしたもの。なかなか出来ないこと。

池田晶子さんが、ほんの一行書かれていたことがありました。

そのとき、ずいぶん救われたように思ったものです。

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 平和とか声高に言うより、ただ和することを心がける。

平凡でいいから、続けていこう。そんな心持です。

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 人と和する。犬は、そのことの達人でありますわん。よい、休日を。

ローカルな地平を歩こう

 大寒過ぎての冷たい雨が続く日には、やはり暖かい飲み物とお風呂が効きますね。

どんよりとした空の下、霧雨の舞う海辺にいて、立ち昇る湯気を思い浮かべてます。

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季節を味わうための知恵や工夫、この日本には数限りなくあるものですね。

四季が豊かだから、暮らしも豊か。経済的な豊か、の前にありました。

 ホームページの切り口、考え始めたら色々と出てくるもんです。

これから家づくりを考える人に、自分たちらしさを伝える言葉も見つかりました。

机に向かい、うんうんと唸っていても、アタマはホワイトアウトして

何も浮かばなくて。それが、ふと歩いている時に、ぽっとあかりが点くように。

 普段から、問いを重ねていれば、何かの拍子に答えに近いものが

生まれ出るもののようです。

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 グローバルに考えローカルに行動する、とお題目にありますが、

ローカルな足場があればこそ、なにかが始まるものでしょう。

 由比ガ浜の地平を歩くカモメの足跡のように。

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 直感で判断した設計のことを、後付の言葉で伝えるのは

難しいものです。理屈ならばいくらでも付けられるのでしょうが、

本当の言葉が見つかるか、どうかはわからない。

 うわついた思いつきの言葉を、人は嘘と感じるもの。

そう思えば、言葉は選ぶもので、昔の人が無口だったのも

大事だということをわかっていたからなのでしょう。

 ローカルな地平を歩くのには、正しい言葉という道標が

どうしても要りますね。

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 ウォーク・ドント・ラン、急がば廻れ。古今東西、

変わらぬものは、言葉の地平のようです。

思うことのかたち

 建築設計事務所の仕事は、主に建物という物のかたちを考えることです。

ある場所に、必要とされる建物をつくること。安全で使い易いことは、当たり前に求められる

前提で、格好のよいことは「出来るだけ」という位置づけになりましょうか。

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 設計者としては、格好のよい、かたちありきに傾きがちなのですが、ひとまずかたちを

脇に置き、安全で無理のないかたちだけをまず考えてみると、おのずとシンプルな構造の

繰り返しになります。単純な繰り返しは、コストを下げ一般に流通する材料を使うことで

すぐに手に入り、作りやすくなります。作りやすさは無理のない出来栄えになり、雨漏りや

ひび割れなどの欠陥が起こらない、無難なかたちを生み出します。

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 依頼者にとっては、始めにかたちありきではなく、安全安心で使い易いことがありき。

さて、そこでと考え始めるのが私たち設計者の仕事の思いです。

 建物のうち、住宅は人々が暮らす「器」であります。生活を包む入れ物ですから、

物なので、丈夫で暮らしやすいのが一番です。

 それを念頭に置いた上で、家としての物を愛着がわくようにする仕事が設計する意味。

愛着が湧かなければ、寿命も短く手入れもされずに、使い込まれた「器」にはなりません。

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 そう考えていけばいくほど、どうすればそうなるか。設計の根っこを見つめ、

住まい作りの地平のひろがりを学ぶことで、引き出しを増やし要望に応える。

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 今年は、思うことをよりかたちに近づける一年にします。

よい、一週間を。

伝わる、不思議

 建築設計の仕事は、設計者が「こうしたい」という意志を持って進めるものです。

その元になるのは、依頼主から伝えられた要望なのですが、全てが言葉になる訳では

ありません。むしろ、言葉に出来ない、ならない理想や暮らし方の好みが隠れています。

 特に、個人の住まいづくりは、いまだ本人たちが気付いていない、潜在的なものを

こちらが探したり、想像したりして提示すること。それが、求められると思います。

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 相手のことをよく見て、話される言葉のニュアンスをよく聴いていると、

隠れているものの糸口が、ふとしたきっかけで伝わることがあります。

 こちらが、丁寧にわかりやすく伝えることを続けていれば、そのことは伝わって、

伝わる言葉が返ってきます。その「伝わる」のなかには、言外に含まれている何かがある。

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 人は、「美しい」という言葉の意味を、言葉以前に知っている。という池田晶子さんの

正しい言葉が在ります。その、すでに知っているという不思議と、伝わるという不思議、

どこかきっと同じくして在るのでしょう。

 今日も、ちゃんと伝えなきゃ。

仕事の見直し

 穏やかなお正月を過ごし、仕事始め。去年の仕事、遣り残した図面を書くことからスタート。

夕方までに、二枚の図面を仕上げてほっとひと息。まずまずの仕事始めとなりました。

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 明るい陽射しも、厚い雲に遮られて不完全燃焼。すっきりと始まらない朝ですが、

こういう朝焼けの光りにも、翳りがあるからこその輝きがあります。

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 設計の仕事、進め方にもいろいろありますが、私たちの場合は「受身」型でしょうか。

どんな仕事であれ、頼む人がいて成り立つものだから、相手に合わせるのが基本です。

水のように存在し、自由に形を変えるのが一つの理想かな。

フリースタイル、フリーフォームでも、個性は現われるはずです。フォームは定型であって、

かつフリーである自分の型が見つけられれば、様々に対応出来ると思います。

 ただ、移り変わる世の中で、己を見失わずフォームにこだわらず変化していくことが

求められる。そのためには、変えていかないとどこかで行き詰まりますね。

 今年ほど、変わる必要を感じる年はないから、それだけ切羽詰っているのかも。

どう仕事を見直すか、見方を変えて見ることから始めます。相手の側に立つことから。

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 季節は小寒。寒さも進むお正月。考え方もうまく進めてまいります。よい、お休みを。sun

一区切りの日

 怒涛の年末進行で明けた週も、無事終了。ようやくほっとした水曜日の朝を迎えます。

役所や現場の検査に追われ、時間は味方につける間もなく通り過ぎていきました。

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 今年はクリスマスの余韻さえどこか上の空。もったいないことをしました。

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 遠い昔のようにさえ感じられる、時の忘れ物。新年を迎えるまで、すこしいい間を取り

丁寧な時間の過ごし方をしたいものです。

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 遅くなった現場の帰り、寒い南風の先に、江ノ島のイルミネーションが揺れていました。

今年は寒さがより感じられて、いい歳して心細くもなる師走です。

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 そろそろ、家の大掃除。家の周りに降り積もった落ち葉を集めて始めます。

よい冬休みを。sun

仕事の終業日

 東の空高く浮かぶ三日月が、とても白く光り輝く、冬寒の二十日を迎えます。

輝く三日月のエッジが、くっきりと刃のように鈍く光るほど、寒さが増す季節です。

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 冬至まであと二日。もうじき、明るくなる季節がやってきます。

歩みはすこしずつ、新しい春へと進んでいきます。

寒さはこれからでも、気持ちの芯だけは、暖かく猫背にならぬようにしよう。

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 師走の仕事が一段落して、すこしばかり余裕が出た飼い主の、気配の変化を

↑こやつは見逃しません。労働者がストライキをするかのような態勢で、

散歩に行く権利を主張して止みません。

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 そろそろ行く?行きますか?行きましょう!と目が語りかける。

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 クリスマスを迎えるので、さっぱりさせてあげました。折角の仕事の終業日も、

中腰で入浴させて、腰痛のおまけ付きです。まっ、いっか。

せわしい師走

 4時台に起き5時台に散歩から戻る、そんな朝だと、夜に行動しているかのようです。

由比ガ浜も街道沿いの明かりがまばらにまたたくばかりです。

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 久しぶりに傘いらずに出られて楽ですが、冬寒。2度です。

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 せっかく撮ったツリーも、足元の犬に引っ張られて、ホラーチックになりました。

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 かたや、スカイツリーはすっくと建ち上がっています。

江戸川区役所に向かう車窓から、お届けしました。

 せわしく年末進行。三つも四つも抱えて、走る週末です。よい、休日をsun

時の奥行き

 駅前の区画整理の進む街並みには、人が暮らす前のよそよそしい空間があります。

無味乾燥の趣き。街並みを創りだすという感じではなく、整理整頓した街路に、脈略のない

個別の建物が、それぞれ自分勝手に建ち並んでいくだけの地区計画が目立ちます。

 震災後の彼の地は、こうならず、場所ごと土地の特性が活かされて復興するといいなぁ。

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 時間を経て創り上げられた街には、奥行きが感じられるものですが、

これからの日本で、作られる街が時を経ても、そうはならない気がします。

無味乾燥の材料で、愛情や手間暇かけて作られはしない、まちのすがたの行く末。

 大きな木、一本でも植えると、奥行きが出るのになぁ。

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 主人が現場に出かけ、怒り心頭犬が一匹、佇むの図。行ってきまっす。

意に沿うことの

 折角の日曜仕事、こちらの思惑は外れ、役所の非効率に先送りの憂き目をみます。

「行政サービス」のサービス?ってなんぞや?とぼやきつつ、他の仕事に精出します。

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 師走も六日。年末進行の足音をひたひたと感じながら、よく働きましょう。

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 設計の仕事の根本には、人の意に沿う働きがあります。

人によりますが、あくまで相手の立場にたつのが始まりです。

意に沿うためには、人の意を汲むことから。

井戸から汲み出すことや、お酒を酌み出すことも?同じかな。

 気持ちを汲むのは、酌むとも言いますから。

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 お役所仕事の杓子定規とは違う、市井の仕事。

今週も、より良く活きましょうか。

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